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Channel: 女子プロレスマガジン-Joshi Puroresu magazine-
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長与「夢を与える芸術集団に」/マーベラス会見(2)

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※各選手のコメントに続いて質疑応答。


 ━━長与さんは試合をする?
 長与「このマーベラスにおいては試合は一切やりません。ザッツ女子プロレスは今いったん休止状態ですけども、ザッツ女子プロレスが再開すれば、そこには参加することがあろうかと思います。最近ですね、まだ石のベルト事件が残っておりますので、まだ出るかどうかっていうのはわかりませんが…マーベラスにおいてはこの選手たちにすべて任せていこうと思います」


 ━━旗揚げがこの時期になったのは会場の問題が1番大きかった?
 長与「会場のことが大きかったですね。ホントに1万人クラスの大きい場所でやるか、小さなとこでやるか、どっちかだと思ってました。この豊洲PITもプロレスに貸して頂けるのは初めてのことで、なかなか多少なりとも難航はしましたが最後は気持ちよく迎え入れて下さいましたので。どうせやるならば、やったことのない場所。これからプロレスをやれる場所が、より広くなれるような一歩としてこの場所を選んだんですけど。決して5月になったのは延ばしてたわけではなく箱の問題です。と同時に、やっぱり1年ほどの計画で大きな場所も確実に狙っていこうと思いますので。それは両極端に2つ、同時進行で進めていきたいと思っております」


 ━━旗揚げ戦は何試合に? 仙女以外も参戦する?
 長与「もちろんです。ほかの団体からも出て頂く予定です。ほかの団体にもオファーをかけております。オールシングル戦でいきます。ここにいるメンバー6試合、全シングルマッチでいきます。ときにタッグマッチっていうのもアリだと思ったんですけど、劇的な空間にしたいので。1つ1つの試合がすべてドラマティックであればいいという願いがあります。ですから全部が20分1本勝負“20分の劇的空間のドラマ”だと思って頂ければありがたいなと思っております」


 ━━ジャージではなく、つなぎにした理由は?
 長与「この人たちは芸術を作り出す職人さんたちです。豊洲PITがピットインってこともあるんですけども、ようするにジャージじゃなきゃいけないのはなぜ? ジャージじゃなくてもいいじゃないかと。なおかつホントにプロレスって最高の芸術作品だと思ってます。昨日もそうでしたけど感動する、夢を与えられるっていうのはまさにリングで繰り広げられることであって、その人たちはみな職人だと自分は思ってますので。あえてですね、こういう恰好を自分は選びました。ホーム、アウェイ…いろんな形でカラーを変えていきたいと思いますので、少し楽しみにして頂ければなと思います。野球と同じようにジャージもございます。が、馴染みやすいですね。ストリート系な感じがします。そこらへんにいっぱいドラマが転がってるように、この子たちもきっとドラマを作り出す職人さんだと思っておりますので」


 ━━なぜ団体化にこだわった?
 長与「いま実はネット上でですね、プロレス団体、チーム、ユニットを調べてみたら100以上ありました。知らないところもあればもちろんメジャーなところもあります。団体にこだわるというのは、ようするに会社にこだわりました。女子プロレスに“入団させたい”じゃなくて“就職させたい”に変えたい。夢を与える芸術集団、つまりプロレスという。決して痛くないわけじゃないです。危険じゃないわけでもないです。感動を与えられるほどの要素を持った女子プロレスというのがありますので、そこに就職させたいという。そこにはやはり団体、会社っていうのが絶対に必要だと思っております」


 ━━大きい会場というのはどこを希望する?
 長与「希望の大場所は…横浜アリーナです。1年かけてやっていけるようなプロジェクトを組んでおります。なかなか大きな場所はプロレス界がポンポンって借りれるわけではなく、いろんなイベンターや舞台監督を挟んだりするもんですから。ホントに手間ヒマかかりますが、どうせ手間ヒマかけるんだったらば…横浜アリーナ、狙いたいですね。横浜アリーナ自体が8月ぐらいまではまったく使えないんですよね。さいたまスーパーアリーナもそうですし。横浜アリーナも芸能界のイベンターたちが押さえてますので、そこにどう入り込んでいくかというところで必死になっていこうと思いますので…。ひょっとしたら天から昭和20年代から受け継がれるあの赤いベルト(WWWA世界王座)が降ってくるかもしれない。わかりません。ただ、1年かけてしっかりやっていきたいと思います」


 ━━歌など試合以外のイベントや催し物は?
 長与「試合以外では最近、リングに上がってくれる子供たちがうんと増えてきました(※ザッツ女子プロレスでは休憩時間にリングを解放)。まさか、こんなに子供たちがリングに上がってくれると思ってなかったです。ですから、試合と試合の休憩中にそういうものは挟める場所であれば、ぜひ行なっていきたいなと思いますが…歌はですね。プロダクションのお眼鏡にかなえばひょっとしたら、あの80年代のときのように…歌う選手たちが出てくるかもしれません。基本このマーベラスにおいては正統に、プロレスを主体としてやっていきたいと思います」


 ━━マーベラスでの長与さんの肩書きは?
 長与「ホントに肩書きが好きじゃなくてですね(苦笑)。名刺を一応持っておりますが、名刺を配ること自体もあまり好きじゃなくて…。このマーベラスにおいては代表取締役という役割でまっとうしていきたいと思います。と同時にプロデューサーというのはザッツ女子プロレスでやらせて頂いてるので、自分の会社でですねカードもろもろは全体ミーティングやいろんなことで決めていきたいと思います。私の肩書は“ハンドルネーム・代表取締役”です」


 ━━旗揚げ戦のメインイベントは決まっている?
 長与「はい。メインイベントは里村明衣子vs彩羽匠になります」
 彩羽「!!?……パニックですね」
 長与「言ってなかったんですよ(笑)」
 彩羽「…こんな大きな壁はたぶん…ないんじゃないかな。今までもそうだし、これから先も。いや、あるのかな…? あるかもしれないですけど、まずこの旗揚げ戦…前の団体でもシングルでメインに出るのはあったかどうか…。でも、メインを任されたっていうことはやっぱり勝敗もそうですけど、お客さん全員の心をワシづかみにして2戦目、3戦目、4戦目と…旗揚げ戦に来た人がもう1人連れてきてくれるような試合を見せなきゃいけないと思っておりますので…。今、長与さんに秘密特訓をして頂いてるので、まったく今までとは違うスタイルで旗揚げ戦に挑みたいと思うので。新しい彩羽匠を見せていきたいと思います」





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