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【結果】PURE-J5・14板橋

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 今月3回目となるPURE-Jの板橋大会。まずは6・4板橋で開催される『ソウルフル1DAYタッグトーナメント』の公開抽選が行なわれ、1回戦2試合とシード2チームによる組み合わせが決定する。

 



 第1試合では所属劇団の舞台公演のためこの試合を最後に3週間ほどの欠場に入る谷ももがAKARIとシングル対決。フィッシュ・ストレッチ・スリーパー、ウラカンラナと攻め込む谷ももだが、蒼魔刀をかわしたAKARIはムイ・ビエンへ。ロープに足を伸ばしてエスケープした谷に対し、AKARIはスペル・クレイジーから教わったという新技を初披露。ギターのように相手を抱えて絞めあげるラ・ギターラでギブアップを奪った。

 



 第2試合はライディーン鋼vs久令愛。ジャーマン・スープレックスを放った久令愛はキックの連打で追撃すると、タイガー・スープレックスの体勢に入るが鋼は阻止。ラリアットからバックドロップを放った鋼がライディーンボムでとどめを刺した。

 



 KAZUKIとチェリーのシングル戦では、試合前にチェリーが「今日は正々堂々、KAZUKIさんの胸を借りたいと思いますので、よろしくお願いします」とあいさつするも、KAZUKIは「信用できない」と拒否。チェリーは「私の誕生日なのに、ひどいよ~」とウソ泣きで会場からのKAZUKIコールをあおる。2人の攻防に巻き込まれたレフェリーのブラインドをついて、ロープに足を乗せながらの逆さ押さえ込みで3カウントを奪ったチェリーは「KAZUKIさんはどちらかというと『ゴキゲンBBA』なんじゃないですか? よかったら入れてあげてもいいんですよ?」と勧誘。KAZUKIは「そんな汚い手を使うようなヤツらの所には行きません!」と拒否するも、チェリーは「だったら今度のタッグトーナメントでお互いが決勝まで勝ち上がって、その時、正々堂々やってやりますよ。勝ったら、オマエをゴキゲンBBAに加入させるからな!?」と要求。KAZUKIは「わかった。決勝で待ってろよ」と受けて立つ。続いてハッピーバースデーの曲が流れ、ボリショイからチェリーにバースデープレゼントとしてお菓子の首飾りが贈られた。

 



 セミファイナルでは大空ちえがディアナの高校生レスラー・ななみを挑戦者に迎えてのPOP選手権試合。ショルダータックルの連打からダイビング・ボディープレスなど攻め込んでいくななみは、丸め込みでフォールを狙うも大空はキックアウト。延髄斬りからロールスルー・クラッチにつないで勝利した大空が2度目の防衛に成功する。

 



 メインイベントでは無差別級王者・中森華子が、姉への腎移植ドナー手術を控える春日萌花とタッグを結成。PURE-Jからの壮行試合ともいえるカードで、Leon&小林香萌がその対角に立つことになった。3年以上組んでいないというLeon&小林だがダブルのドロップキックからガオーポーズを決めるなど好連係。春日はLeonとのエルボーの応酬からコルバタを放つと、ダイビング・フットスタンプを突き刺していく。中森とLeonによる丸め込みの攻防となり、中森が雁之助クラッチで3カウントを奪った。

 

 



★メインイベント後のマイク
 中森「タッグチャンピオンのLeonさんから直接勝ちました! (6・4板橋について)佐藤綾子とのタッグ『綾華』は絶対勝ち進むし、『RED SOUL』のベルトだって必ず奪いに行くからな!!」
 Leon「上等じゃねぇかよ! 決勝で待ってるからな!」
 春日「さすがはPURE-Jさん。試合中も試合が終わっても、本当にずっと殺伐としていて、自分もその空気に鍛えさせてもらったところがあります。でも、今日はおそらく欠場前の最後のPURE-Jさんの試合だったので、お2人にちょっとしゃべらせてもらってもいいですか?(会場から拍手) まずはLeonさん。Leonさんっていう壁がなかったら、私はもっともっと成長できない…変わらない自分だったと思います。フォールを取らせて頂いたことはありますが、それでも超えられたなんてまったく思っていません! 今日の試合中も“強いな、高い壁だな”って思いながら闘ってました。私は引退するわけではないので、必ずPURE-Jの高い壁、強いLeonさんで居続けてください!私のずっとあこがれでいてください。お願いします!

 



 そして中森華子! 試合が終わった後にマイクで締めるまでは、あなたはPURE-Jの中心として怖い中森華子で居続けたこと、私は本っ当にカッコイイと思ってます! たぶん私が知っている以上に、お客さんに見えている以上にあなたは背負っているモノがあって重圧も感じていて。今はPURE-Jの顔だから“自分がしっかりしなくちゃ”っていうその姿勢が…私は、あなたを尊敬してます。でもリングを下りた後は誰よりも、自分の名前を象徴するような可愛らしい女の子です。華のような可愛らしさ、森のような穏やかさで、いつもいつも悩んでいる・迷っている私を助けてくれました。ありがとうございました! タッグベルトの争いもずっと見てます。シングルの行方もずっとずっと見てるので。これからもPURE-Jのセンターとして、顔として、最高の試合を見せ続けてください!

 



 そしてボリショイさん。ボリショイさんが自分に厳しく、選手に厳しく、ずっとずっといてくださったおかげで、本当にPURE-Jの方たちはスキルが高く本当に…言葉が出て来ないですけど、素晴らしいと思ってます! だからもっともっと団体が大きくなって、これからも100年200年とPURE-Jが続くように頑張ってください! 香萌ちゃん…そんなスキルの高いJさんの中で並び立つようなステキな選手でいて、私は勝手にお節介でいつもあなたを心配してて。だから今1番幸せになってほしい選手が香萌ちゃんです。必ず必ず、花を咲かせてください! すみません、こんなに長くしゃべらせて頂いて…でも、私がプロレスをやってる理由は、みんなを笑顔にすることなので! これからも関わらせて頂いた皆さん、最高のプロレスを見せてお客さんみんなを笑顔にしてください! ありがとうございました!(会場から大きな拍手)」

 



 中森「春日さん、今日はありがとうございました。春日さんの大きな決断、本当にすごいと思ってるし、すべてのことが上手くいくように私は祈っています。そして復活した時はまたPURE-Jに上がってもらえるように…上がりたいと思ってもらえるような熱いリングにして、ずっと待ってるので! その時はまた闘ってください。ありがとうございました!」


『GO!GO!レインボーマウンテン vol.3』
◆2023年5月14日(日)東京・板橋グリーンホール(18:00)
観衆80人


▼ピュアバトル・15分1本勝負
 ●谷もも(10分17秒/ラ・ギターラ→ギブアップ)AKARI○
▼ピュアバトル・15分1本勝負
 ○ライディーン鋼(12分25秒/ライディーンボム→エビ固め)久令愛●
▼スペシャルシングルマッチ・15分1本勝負
 ●KAZUKI(7分6秒/逆さ押さえ込み)チェリー○
▼POP選手権試合・30分1本勝負
 ○大空ちえ(13分28秒/ロールスルー・クラッチ)ななみ●
※第28代王者が2度目の防衛に成功。
▼スペシャルタッグマッチ・30分1本勝負
 ○中森華子&春日萌花(19分10秒/雁之助クラッチ)Leon●&小林香萌

 

 


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