3カウントフォールのないJTOルールで行なわれる女子選手によるトーナメントが今年も開幕。この日は1回戦4試合が行なわれ、第1試合では神姫楽ミサが4月の新木場大会にも参戦した優宇にぶつかり合いで挑むも、絞め上げられてギブアップ。
第2試合はHisokAと稲葉あずさが3度目の同期対決。『稲葉あずさのアネゴエ』(助走つきの飛びヒザ蹴り)から足を極めたあずさがギブアップを奪い、デビュー2ヶ月で初の自力勝利を飾る。第3試合では『ジャタップちゃん』がデビュー戦で山縣優に挑むも、フェースロックを極めた山縣が貫録勝ち。
不振にあえぐAoiは1回戦で柳川澄樺と対峙。1010(セントー)をこらえるとフロントネックロックのような体勢でグラウンドに持ち込みギブアップを奪取する。メインイベントではQueen・稲葉ともかがrhythmとの同期対決。得意のヘッドロックを武器にアグレッシブなファイトで渡り合うrhythmだが、三角絞めをすり抜けたともかは胸板へのキックからジャンピング・ハイキックを一閃。続いてTAKAみちのくの必殺技であるみちのくドライバーⅡで叩きつけるとすぐさまレフェリーが試合をストップし、ともかのKO勝利が宣告された。
マイクを持ったともかは、団体がチケットを会場に持ってくるのを忘れたことから試合開始時間が大幅に遅れたことを会場のファンに謝罪すると、「私が優勝して2連覇して絶対王者になってみせます」と宣言。バックステージでは「最後に出した技はみちのくドライバーⅡじゃない。ともかドライバーだ! オリジナルだよ」と豪語した。6・23新木場大会ではトーナメント準決勝として、稲葉ともかvsAoi、優宇vs稲葉あずさが決定。決勝戦も同日に行なわれる。
『JTO GIRLS TOURNAMENT 2023』
◆2023年5月6日(土)神奈川・横浜にぎわい座 のげシャーレ(15:30)
観衆70人
▼JTO GIRLS TOURNAMENT1回戦・15分1本勝負
●神姫楽ミサ(9分48秒/片羽絞め→ギブアップ)優宇○
▼同トーナメント1回戦・15分1本勝負
●HisokA(9分38秒/足絞→ギブアップ)稲葉あずさ○
▼ジャタップちゃんデビュー戦・10分1本勝負
●ジャタップちゃん(6分48秒/フェースロック→ギブアップ)山縣優○
▼同トーナメント1回戦・15分1本勝負
●柳川澄樺(7分46秒/A-wingⅡ→ギブアップ)Aoi○
▼同トーナメント1回戦・15分1本勝負
○稲葉ともか(13分1秒/ともかドライバー→KO)rhythm●
※トーナメントは3カウントフォールによる決着のないJTOルール。ロープエスケープなどのロストポイント3で失格となる。
≪JTOガールズランキング≫
1位 稲葉ともか
2位 山縣優
3位 Aoi
4位 柳川澄樺
5位 rhythm
6位 優宇
7位 神姫楽ミサ
8位 稲葉あずさ
9位 HisokA
※2023年5月6日時点。トーナメント1回戦の結果を受けてランキングが変動。