東日本大震災から12年。オープニングであいさつを務めたDASH・チサコは肩に入っているプレートを今月に除去することを報告すると、続いて選手たちがリングを取り囲んで被災者へ黙祷が捧げられる。
第1試合では岡優里佳が柔術の経験を持ち関節技を得意とする鈴木ユラを相手に、新技の変形ゆりかもめでギブアップ勝ち。第2試合は旧姓・広田さくらと松本浩代のシングル対決。広田の術中にはまり2度の再試合に付き合わされる松本だったが、最後は豪快なライガーボムで沈めてみせた。
タッグ王者の『チーム200kg』橋本千紘&優宇は水波綾&久令愛と対峙。4人の中でキャリアの浅い久令愛がビッグブーツの連発で橋本を倒すなど見せ場を作るも、連係攻撃を立て続けに浴びて窮地に。2人同時にコーナーからダイブする200kgプレスから、橋本がダメ押しのラリアットを叩き込んで久令愛を仕留める。セミファイナルでは愛海がシングル王者の朱崇花にチャレンジするも、ぶっこ抜きジャーマンからのムーンサルトプレスで朱崇花の完勝に。
メインイベントでは『レッドエナジー』岩田美香&高瀬みゆきと、雪妃真矢&安納サオリがタッグ王座への挑戦権を懸けて激突。岩田がキックのラッシュからフィニッシュの雷音(ライオン)を狙うが、これをすり抜けた雪妃が変形の丸め込みで3カウントを奪取。笑顔で勝ち誇る2人に対し、橋本は「オマエら実は純白じゃなさそうだな。(会場のファンに)皆さん気づいちゃってますよね? 中身、真っ黒ですよ!」と挑発すると、6日後となる3・17宮城野区大会でのタイトルマッチを宣言した。
『あの日を忘れない』
◆2023年3月11日(土)東京・新木場1st RING(18:30)
観衆未発表
▼10分1本勝負
○岡優里佳(7分19秒/変形ゆりかもめ→ギブアップ)鈴木ユラ●
▼15分1本勝負
●旧姓・広田さくら(0分7秒/ラリアット→片エビ固め)松本浩代○
▽再試合
●旧姓・広田さくら(0分14秒/ラリアット→片エビ固め)松本浩代○
▽再々試合
●旧姓・広田さくら(5分41秒/ライガーボム→エビ固め)松本浩代○
▼15分1本勝負
○橋本千紘&優宇(12分42秒/ラリアット→エビ固め)水波綾&久令愛●
▼20分1本勝負
●愛海(9分13秒/ムーンサルトプレス→体固め)朱崇花○
▼センダイガールズワールドタッグ王座 次期挑戦者決定戦・30分1本勝負
●岩田美香&高瀬みゆき(18分22秒/エビ固め)雪妃真矢○&安納サオリ