マーベラスの新木場大会。清水ひかりに挑んだ宝山愛はミサイルキックからの足関節技で攻め込んでいくも、丸め込みの応酬を制した清水に軍配。5日後に永島千佳世の持つAAAWシングル王座に挑戦する渡辺智子はSAKIを相手に、コミカルなしの闘いを見せ5分台で沈めてみせる。
第3試合では桃野美桜が青木いつ希とのタッグで『ドクペカブキ』ウナギ・サヤカ&Aoiを迎撃。ミサイルキックからダイビング・ボディープレスにつないでAoiを仕留めた桃野は、決着がついた後もウナギとにらみ合いに。長与千種は5日後の新木場大会での、桃野5番勝負・第3戦の相手を橋本千紘と発表。おととし7月の仙女・後楽園大会以来、1年8ヶ月ぶりの対戦が決定する。
セミファイナルはMariaと川畑梨瑚によるタッグパートナー対決。これまで引き分けが続いていたカードだが、この日はバズソーキックの連打からムーンサルトプレスで川畑が勝利し、試合後は互いの手を上げて健闘を称える。
メインイベントでは鎖骨の骨折により昨年10月から欠場が続いていた彩羽匠が、5ヶ月ぶりの国内復帰戦で井坂レオとタッグを結成。対戦相手にAAAW2冠王・永島千佳世&大日本プロレス・関本大介という最強の2人と相まみえることになった。マスク越しの声援解禁で会場からの大歓声に後押しされた彩羽は、ブランクを感じさせないファイトを展開すると、関本の巨体をブレーンバスターで投げる場面も。しかし永島が井坂を分断すると、関本のアルゼンチン・バックブリーカーに捕まり無念のギブアップを喫した。
試合後、『マゼンタ』Maria&川畑が彩羽&永島の持つAAAWタッグ王座への挑戦に名乗りを上げると、彩羽は5日後の新木場大会で永島のカードが決まっていることからマゼンタを相手に2対1での対戦を宣言するも、川畑は3WAYマッチを希望。永島はAAAWシングルを懸けて闘う渡辺に対し、「オマエの本気を出させた上で私が防衛してやるよ」と通告。渡辺は「今まで感じたことがないような恐怖、味わわせてやるよ」と返答した。
『Marvelousプロレス in 新木場』
◆2023年3月10日(金)東京・新木場1st RING(19:00)
観衆未発表
▼15分1本勝負
●宝山愛(12分51秒/十字架固め)清水ひかり○
▼15分1本勝負
渡辺智子(5分50秒/GO TO HEAVEN→体固め)SAKI●
▼20分1本勝負
○桃野美桜&青木いつ希(14分16秒/ダイビング・ボディープレス→片エビ固め)ウナギ・サヤカ&Aoi●
▼15分1本勝負
●Maria(10分28秒/ムーンサルトプレス→片エビ固め)川畑梨瑚○
▼彩羽匠復帰戦・20分1本勝負
●彩羽匠&井坂レオ(21分14秒/アルゼンチン・バックブリーカー→ギブアップ)永島千佳世&関本大介○