まずはタッグトーナメントの準決勝が2試合。小波を捕らえたWANTED'14は鋼がリバース・スプラッシュ、KAZUKIがダイビング・ニードロップと畳みかけると、最後はK-クラッシャーでKAZUKIが勝利。激戦となった真華不思議となでしこKANSAIは、花月のハイキックが誤爆したスキを突いて中森と真琴が大技攻勢を仕掛け、中森がデスティニー・ハンマーを叩き込んで決勝進出を決めた。矢子に胸を貸したボリショイは、矢子に飛びついて肩車される状態から反転しながらフロントスリーパーを極める新技を初公開。現在ブログなどのSNSで技の名前を公募している。
JWPが正危軍を迎え撃つセミファイナルは、Leonと美兎の奇襲からスタート。尾崎と中島のラフファイトに業を煮やした2人はイスを奪い取っての攻撃も繰り出すが、ロープ際の中島を狙ったLeonのスピアーがかわされて場外に転落すると、中島のヘッドバットからオザキックにつないで尾崎が美兎をフォール。マイクを持ったLeonは「尾崎! これ以上JWPを好き勝手させないからな!」と無差別王座への挑戦を要求するが、尾崎は「つまんねぇんだよ!」と拒否。中島が「尾崎さん、無差別の防衛しなきゃいけない期限…4月なんですよ」と説明すると、尾崎は「オマエら(JWP勢)とはやりたくねぇんだよ! 中島だったら…」と回答。中島も「やります? JWPの後楽園ホールで? メインを正危軍の私たちが務めてやってもいいですよ?」と応じ、突如2人による無差別級タイトルマッチの話が持ち上がる。ボリショイは「なんだよそれ!」と激怒するが、中島は「チャンピオンが指名したんだから絶対ということで4月3日、尾崎魔弓vs中島安里紗。無差別懸けてメインで決定ということで…ということで、新宿FACE行きましょ♪」と、尾崎と一緒に意気揚々と引き上げていった。
メインイベントはWANTED'14と真華不思議によるタッグトーナメント決勝戦。鋼にデスティニー・ハンマーを決めた中森だがKAZUKIにカットされると、今度は鋼がラリアットの乱れ撃ちで猛反撃を開始。キックの連打から路上で丸め込む中森だが、またしてもKAZUKIにカットされるとハイキックで追い払う。意を決してコーナー最上段に立った中森は、春山香代子から受け継いだダイビング・ギロチンドロップを解禁して鋼を下し、真琴とともにトーナメント優勝。3・9浅草大会でベストフレンズの持つJWP2冠タッグ王座への挑戦が決定した。
マイクを持った中森は「真華不思議、優勝しました! なんかさっき中島が無差別のベルトに挑戦するとか言ってたけど、そんなの関係ねぇんだよ。私はベストフレンズが大っ嫌いなんだよ! 全勝記録伸ばしてるみたいだけど3月9日、サンキューの日は私たちがベルト巻いちゃうので、その記録ストップします! ベストフレンズは1個だけ負けてるモノがあるの」と、真琴と一緒に自分たちの胸を指してアピール。最後は「以心伝心、相思相愛、焼肉定食、真華不思議!」のかけ声で締めた。
『リキャプチャ2016』
◆2月21日(日)神奈川・ラゾーナ川崎プラザソル(13:30)
観衆151人(満員)
▼JWPタッグトーナメント2016準決勝・20分1本勝負
○KAZUKI&ライディーン鋼(10分24秒/K-クラッシャー→片エビ固め)朱里&●小波
▼同トーナメント準決勝・20分1本勝負
○中森華子&真琴(13分26秒/デスティニー・ハンマー→片エビ固め)花月&●下野佐和子
▼15分1本勝負
コマンドボリショイ(11分48秒/オリジナル・フロントネックロック)藤ヶ崎矢子
▼スペシャルタッグマッチ・30分1本勝負
中島安里紗&○尾崎魔弓(17分29秒/オザキック→片エビ固め)Leon&●ラビット美兎
▼同トーナメント決勝戦・時間無制限1本勝負
○中森華子&真琴(16分40秒/ダイビング・ギロチンドロップ→片エビ固め)KAZUKI&●ライディーン鋼
※真華不思議がトーナメント優勝。