「対戦カードは当日発表」として開催されたマーベラスの２０１８年最終戦。オープニングでは選手たちがクリスマスのコスプレで登場した。第１試合は愛海とのタッグで門倉凛＆清水ひかりに快勝した永島千佳世が、門倉に対し「オマエ今、匠と組んでるけど…私と組んだほうがもっとおもしろいんじゃない？ だってオマエ、ヒール顔してるよ」と勧誘。門倉は怒りを露わに拒否する。
第３試合では３人目の３期生となるＭａｒｉａ（竹田真里亜、改め）がデビュー。その対戦相手は“Ｓｐｅｃｉａｌ Ｔｈａｎｋｓ”と表記されていた藤本つかさで、スクリーンに表示されるとどよめきを誘った。サッカーボールキックの連打からミサイルキックを放つ藤本だったが、Ｍａｒｉａがカウント２でキックアウトすると最後は極楽固めでギブアップ勝ち。試合後は藤本がＭａｒｉａの健闘を称えた。セミファイナルはＬＥＶＥＬ５とＷ－ｆｉｘの６人タッグマッチ。６人が入り乱れる中、ＫＡＯＲＵが振り下ろしたテーブルが藪下めぐみの頭に誤爆すると、すかさず丸め込んだ万喜なつみが３カウントを奪取。渡辺智子と山縣優に祝福された万喜は感極まって涙を見せた。
メインイベントは彩羽匠＆星月芽依 vs 神童ミコト＆世志琥。序盤から神童と星月の意地の入り合いに会場がヒートアップする中、彩羽が２発目のパワーボムから神童をフォールすると、なんとパートナーの星月がレフェリーのカウントを阻止して彩羽にタッチを要求。タッチを受けた星月がグロッキー寸前の神童に猛然と襲いかかり自らの手による勝利を狙うが、彩羽のアシストから星月が逆さ押さえ込みにつなぐと、体勢を入れ替えた神童が３カウントを奪取。念願の初勝利をあげてみせた。
★メインイベント後のマイク
彩羽「（神童に）初勝利おめでとう。自分と世志琥さんは先輩・後輩というよりもライバルと言うほうがふさわしいかもしれないですけど…さすがにこの２人（神童と星月）の熱い闘いには、ちょっと負けた部分もあるかな？（苦笑）。でも今日初勝利して、これからもっと悔しい思いもして、楽しい闘いにしてください。そして自分と世志琥さんみたいな闘いに辿り着いてください」
神童「デビューして４ヶ月とちょっとしか経ってなくて、同期が次々増えていって、やっぱ負けたくなくて、練習でも負けたくなくて、でも負ける時とかがあって…。でも皆さんの前で勝ててすごい嬉しいです。ホントにありがとうございます」
星月「今日…匠さんからチェンジを無理矢理奪ったんですけど…ホントに勝つ気満々でいたんです。次は絶対に勝って…３期の中で負けないレスラーになります」
長与「今年１年お付き合い頂きまして本当にありがとうございました。今年３人がデビューしました。来年になるとまた新しい選手がデビューします。（プロテストに２度失格している杉本亜未紗をリングに上げて）本当だったら年内デビューで同期なんですけど“期”が違えば後輩になります。あなたそろそろ…頑張りませんか？」
杉本「はい」
長与「あなたのコスチュームとか、リングシューズ屋さんもウェイティングしてますよ。来年は必ずデビューさせます。どうか本当に辛抱強く待ってください。よろしくお願いします！」
『横浜大会』
◆１２月２４日（月・祝）神奈川・横浜ラジアントホール（１３：００）
観衆未発表
▼２０分１本勝負
●門倉凛＆清水ひかり（１４分２秒／ダイビング・フットスタンプ→片エビ固め）永島千佳世○＆愛海
▼２０分１本勝負
○井坂レオ（７分３３秒／テキサス・クローバー・ホールド）本田竜輝●
▼Ｍａｒｉａデビュー戦・２０分１本勝負
●Ｍａｒｉａ（９分５７秒／極楽固め）藤本つかさ○
▼２０分１本勝負
渡辺智子＆山縣優＆○万喜なつみ（１６分２０秒／横入り式エビ固め）ＫＡＯＲＵ＆藪下めぐみ●＆ＤＡＳＨ・チサコ
▼２０分１本勝負
彩羽匠＆●星月芽依（１６分４５秒／逆さ押さえ込みを切り返す→エビ固め）神童ミコト○＆世志琥
