毎年秋に恒例となっているディアナの京都大会。第2試合は15年ぶりぐらいだというジャガー横田と救世忍者乱丸のシングル対決。乱丸がすぐに終わらせることを宣言して始まった試合は、ジャガーが序盤こそ「シャキーン!(×2)パワー!!」をやってみせるも、その後はなかなか乱丸に付き合おうとせず、負けたがる乱丸を何度もカウント2で引きずり起こし会場は大爆笑。最後は前方回転式のカカト落としで、ようやく試合が終了する。セミファイナルでは井上京子と高瀬みゆきが一騎打ち。本気の噛みつき攻撃で京子に何度も悲鳴を上げさせる高瀬は、カミカゼからのダイビング・ギロチンを放つも3カウントに届かず。京子がラリアットから開脚式のパワーボムでとどめを刺した。メインイベントは地元凱旋の伊藤薫がSareeeとのタッグで、『ニュートラ』彩羽匠&門倉凛と激突。彩羽を捕らえたSareeeが、Sareeeスープレックスを決めると、伊藤がコーナーからのフットスタンプで追撃。Sareeeが2発の裏投げで彩羽から3カウントを奪った。
マイクを持った伊藤は、「本日はたくさんのご来場まことにありがとうございます。去年はSareeeが鎖骨を骨折してたので出れてないんですけど、今日はこうやって師弟タッグで組めて、Sareeeがきっちり勝ってくれたんで良かったと思います。来年はデビュー30周年になります。30周年も京都に帰って来てやりたいと思いますので、ぜひ皆さん来年も足を運んでください」とあいさつ。続いてSareeeが「こうやって伊藤さんの凱旋試合にメインでやらせて頂いて、とても嬉しく思います。ディアナを引っ張っていけるような選手にもっともっとなっていくので、皆さんまたよろしくお願いします! 今日はありがとうございました!」と大会を締めた。
『伊藤薫・地元凱旋興行』
◆11月4日(日)京都・MKボウル上賀茂 グランビングパーク(12:00)
観衆200人(満員)
▼20分1本勝負
○藪下めぐみ(8分1秒/ヤブヘビ固め)万喜なつみ●
▼20分1本勝負
○ジャガー横田(7分54秒/Jカッター→片エビ固め)救世忍者乱丸●
▼30分1本勝負
○井上京子(10分15秒/ダイナミックボム→体固め)高瀬みゆき●
▼伊藤薫地元凱旋試合・30分1本勝負
伊藤薫&○Sareee(16分57秒/裏投げ→片エビ固め)彩羽匠●&門倉凛