第３試合のハイスピード戦では相手を倒すたびにロープワークで走ってからフォールしなくてはならない特別ルールに選手たちが大苦戦。最後はＭＩＺＵＫＩがアクアマリンで師匠・井上貴子から初めてのフォール勝ちを飾る。セミファイナルではディアナのスト魂（Ｓａｒｅｅｅ＆田中盟子）とマーベラスの彩羽匠＆門倉凛が初対決。彩羽が長与千種から伝授されたランニングスリーを成功させるが、Ｓａｒｅｅｅのカットに救われた盟子が門倉のウラカンラナを切り返して３カウントを奪った。
メインイベントは高橋奈七永＆世志琥vs中島安里紗＆山下りな。会場を大きく沸かせる激戦を展開し、３０時間切れまで残り１分を切ったところで、奈七永が冷蔵庫爆弾から切り札のワンセコンドＥＸにつないで山下に勝利した。旗揚げ以来、シードリングでの２勝目に奈七永は「ありがとう世志琥！」と大喜び。世志琥は「ナナエ！よくやったなぁ！ 復帰してからシードリング２回目なんですけど、もう超楽しい!! もっともっとこういう熱い試合をして、自分が女子プロレス界を動かしていきたいですよ。なので、これからも熱い試合をやっていきましょう！」と続く。奈七永は「こういう熱い試合ができたのも、中島安里紗選手、山下りな選手。２人の熱さがあってこそです。何回でもやりたいと思います」と話すと７月の２０周年記念大会について「里村明衣子選手。大将が次こそは上がってきてもらいたいと思います。そして１つ、やりたいカードがあるんです。でも先日から交渉していますが、その選手は笑顔こそくれるんですけど、クビを縦には振ってくれていない状況です。シードリングにぜひ上がってもらいたい、対決をしたい選手がいるってことをお伝えしておきます。過去に感謝して、今を一生懸命生きて、未来に希望を抱く。それをこのリングでやり続けたいと思います。これからもよろしくお願いします」と締めた。
『SEAdLINNNG～Let's go NOW!!!』
◆５月１８日（水）東京・後楽園ホール（１９：００）
観衆８５０人
▼～OPENING POP UP!～・１５分１本勝負
水波綾（１０分５５秒／ラリアット→エビ固め）ＳＡＫＩ
▼～Whirl around!～・２０分１本勝負
堀田祐美子＆○カサンドラ宮城（１０分５４秒／スパインボム→片エビ固め）宮崎有妃＆●岩田美香
▼南月たいようプロデュース～Keep trying Hispeed!～・２０分１本勝負
藤本つかさ＆○ＭＩＺＵＫＩ（１２分４４秒／アクアマリン）●井上貴子＆朱里
▼～Grow sprouts!～・３０分１本勝負
Ｓａｒｅｅｅ＆○田中盟子（１５分３１秒／ウラカンラナを切り返す→エビ固め）彩羽匠＆●門倉凜
▼～Episode-d～・３０分１本勝負
高橋奈七永＆世志琥（２９分４秒／ワンセコンドＥＸ→片エビ固め）中島安里紗＆●山下りな
