毎年、夏の恒例行事となっているプラム麻里子さんの追悼大会。入場式ではコマンドボリショイが「こうしてプラムさんの命日にほど近い日に大会を開催できて、そして皆さんにお集まり頂いて、本当に感謝しています。ありがとうございます。私たちは日々、危険と隣り合わせになりながらも大好きなプロレスを一生懸命やっています。皆さんが安心して好きな選手を応援できるように、そして選手が思い切りプロレスに打ち込めるように、これからも体調管理・安全面をしっかり力を入れていきたいと思っています。私自身、来年の4月21日に引退することになりますが、最後の最後まで目いっぱいプロレスを楽しんでいきたいと思うので、今日も熱い応援をよろしくお願いします」とあいさつ。
マリ卍は2度目のPURE-J参戦となる松屋うのと対戦するも、最後は丸め込みにフォール負け。7・29王子大会に続いての参戦となる春日萌花はKAZUKIを相手に奮戦するも、KAZUKIがK-クラッシャーからデス・バイ・ロドリックにつないでキャリアの差を見せつける。今大会より8ヶ月間の引退ロードが始まるコマンドボリショイは、勝愛実とのタッグで中森華子&Leonと対戦。掌底とアッパーカットの連打でLeonを追い込むボリショイだったが、ピコニー・スマッシュはLeonがガード。最後は猛スピードでのスピアーからLeonがボリショイを破ってみせた。
セミファイナルはデビュー6周年のライディーン鋼と、5周年の藤ヶ崎矢子が無差別級王座への挑戦権を懸けて一騎打ち。鋼の猛攻を前に粘りを見せる矢子はカウンターのキューティー・スペシャル、ヤコリーヌ・クラッチで3カウントを迫るも鋼はキックアウト。ヨコスカ・カッターからのムーンサルトプレスで勝利した鋼は、「5周年おめでとう!」と矢子の健闘を称えると「PURE-J2年目はライディーン鋼が引っ張っていくぞ~っ!!」と雄叫びをあげる。メインイベントはJWP発祥のオンリーギブアップルールによる8人のバトルロイヤル。ボリショイがLeonの足を極めてギブアップを奪い、先ほどの借りを返すと「プラムさんも私たちの闘いを天国から見守ってくれてると信じています。これからも私たちPURE-Jはプラムさんと共に成長していくので、皆さん温かく見守ってください」と大会を締めた。
『Chase the Chance vol.1』
◆8月19日(日)東京・板橋グリーンホール(17:30)
観衆107人
▼15分1本勝負
●マリ卍(6分46秒/スクールボーイ)松屋うの○
▼15分1本勝負
○KAZUKI(13分6秒/デス・バイ・ロドリック→片エビ固め)春日萌花●
▼20分1本勝負
中森華子&○Leon(15分41秒/スピアー→片エビ固め)コマンドボリショイ●&勝愛実
▼ライディーン鋼6周年・藤ヶ崎矢子5周年記念試合&PURE-J認定無差別級王座次期挑戦者決定戦・時間無制限1本勝負
○ライディーン鋼(17分0秒/ムーンサルトプレス→片エビ固め)藤ヶ崎矢子●
▼故・プラム麻里子さんメモリアル・オンリーギブアップバトルロイヤル・時間無制限
○コマンドボリショイ(8分9秒/センセイ固め)Leon●
※退場順…ライディーン鋼&藤ヶ崎矢子、マリ卍、KAZUKI、勝愛実、中森華子、Leon。
※ギブアップを取られた選手から脱落し、最後の2人になったら2カウントフォールも追加される特別ルール。