▼20分1本勝負
彩羽匠 vs 岩谷麻優
彩羽「今回、マーベラス初後楽園大会でメインを務めさせて頂きます。スターダムの岩谷麻優選手に自分が先日手紙を書いて決定したカードなんですけども、後楽園大会って聞いた時にまず頭に浮かんだのが麻優さんでした。自分の先輩なんですけども同い年で、すごい天才的な技術を持って…練習はそんなに好きじゃない人なんですけど、なぜか何でもできちゃうっていうすごさがあって。自分はマーベラスに移籍していろんな経験を積んできて、今の自分と麻優さんが交わったらどういう試合になるんだろう? っていうのが率直に自分の中で思いました。たぶん麻優さんが知らない彩羽匠だと思います。自分の知らない岩谷麻優さんになってると思ってます。以前、スターダムでシングルマッチをしたことがあるんですけども、初対戦をするって気持ちが強いです。新しい気持ちというか、お互い背負うものができてきて…これが初対戦って感じが自分の中であります。自分は今マーベラスを背負ってる人間で、自分はトップだと思ってるので、ここは絶対に負けられません。これは後輩としてのプライドで試合させてもらいたいと思います」
岩谷「今回マーベラスさんに初参戦ということなんですけども、自分は普段あまり他団体さんに出場することがないので、とても緊張…しています。でもこの試合に関しては、もう不安は一切ないです。彩羽匠を目の前にして“あ、ちょっと楽しみだな”っていうふうに思いました。もう楽しみで楽しみで仕方ないです。彩羽匠がスターダムからいなくなって4年前ぐらいですかね。この4年間すっごい、スターダムにいろんな修羅場がありました。でもそれを乗り越えて、まだスターダムの選手として自分はリングに上がり続けてます。自分はスターダムのトップだと思ってます。…っていうよりはスターダムのトップです。なのでマーベラスのトップ・彩羽匠とスターダムのトップ・岩谷麻優。お互いの意地の張り合いになると思います。楽しみです。さっき“後輩のプライド”って言ってましたけど、自分にも先輩のプライドがあります。なのでこの試合…きっちりお互いの出せることを全部出して」
、ぶつかり合って激しい試合をして、お互いのすべてを出し切って、その上で自分が勝ちたいと思います」
━━スターダムを離れてからの彩羽について。
岩谷「試合はあまり見たことはないんですけど、ツイッターなどで写真を見てるんですけど、体がむちゃくちゃデカくなったなっていうイメージですね(笑)。スターダムにいた頃もデカかったんですけど2倍ぐらいになりましたね。この存在自体が人間凶器なんじゃないかな? って…(笑)。自分がガリガリで細いタイプなんで、並ぶとこの違いがわかりやすいと思うんですけど、それだけマーベラスさんですごい厳しく激しい練習をしてるんじゃないかなと思いますけど。体格が1番変わりましたよね。下の子も増えてると思うんで、先輩として自覚が芽生えてきてるんじゃないかな? っていうふうには思ってます」
━━どんな後輩だったか?
岩谷「スターダム時代は…とにかくアホでしたね(笑)」
彩羽「ちょっと待って! 麻優さんに言われたくないです」
岩谷「いやいや! 常に(紫雷)イオさんとかとバカやって、からかって…みたいな感じのイメージがあったんですけど…」
彩羽「自分、麻優さんほどの…それこそ同じ言葉を使えば“アホ”はいないと思いましたね。1回練習をサボったことがあったんですよ」
岩谷「ちょっと待って! それ言う!?(苦笑)」
彩羽「練習をサボって先輩からすごいしごかれて、すっごい泣きながら自分たち後輩の前で“もう絶対にサボらないから”って言って、次の日に練習を休んだっていう…ホントにこの人はバカだなって思いました(笑)。でも、試合ではやっちゃうんですよ。それがなんだろう…? 天才としか言いようがない」
長与「自分から岩谷選手のイメージなんですけど、彼女はホントに天才だと思います。努力ありきの天才もいれば、ホントに天才肌を自然と持った選手っていうのがいると思うんですけども、今まで宝城カイリ、そして紫雷イオ。今は海外に行かれましたけど彼女たちのファイトも素晴らしいなと思っております。しかし、実は彼女たちは努力ありきの人だったんじゃないかなって気がします。天才肌を自然と身につけた人間っていうのは、そうそういません。彩羽が“やりたい”という思いをですね、ホントにぶつけて頂ければ。彩羽匠はスターダムから来た時から、いい選手でした」
彩羽「この試合が組まれた時に、絶対に見ないと損をするんじゃないかっていう。これは自信持って言います。もちろん女子プロレスファンの人もそうですし、初めて見るお客さんに対しても、この試合は絶対に見てほしい。そういう気持ちがあります」
▼20分1本勝負
桃野美桜&ナイラ・ローズ&弓李 vs 門倉凛&Sareee&山下りな
桃野「こんにちは! マブダチ厨2病~卍卍(オラオラ)!…です! 今回はセミファイナルでマブダチとして試合ができてすごく嬉しいです! 楽しみたいと思います! 楽しんでれば勝てますから! 余裕ですね。頑張りま~す♪(笑)」
山下「マーベラスさんの初の後楽園に参戦させて頂けるということで、しかもセミファイナル。非常に楽しみにしております! ただちょっと対戦相手が、ちゃらんぽらんといいますか…なんか、何が“大丈夫”かちょっとよくわからない、まったく根拠がない。ホントに…何してるの?」
(桃野と弓李が山下に向けて指先を弾く仕草)
桃野「鼻くそ(笑)」
山下「長与さんを挟んで鼻くそを飛ばすんじゃねぇよバカヤロウ! 頭が悪いし鼻くそを飛ばすし、ちょっとホントによくわからないですね。そこが怖みかと思うんですけども、先日シードリングの後楽園大会で世志琥とタッグのチャンピオンベルトを獲りまして、向こうベルト持ってる人います? いませんよね? まぁ余裕ですよね。ザコを私が蹴散らせばいいということですよね」
桃野「ベルトありますけど~?(ナイラが)2つありますけど~!? よく見てない証拠だ。しかも今日持ってきたんですか、ベルト?」
山下「……」
桃野「ベルト忘れた!? 自覚がない。私も今日700円のベルト忘れましたけど…」
山下「人のこと言えないじゃん」
桃野「自覚はあります(笑)」
山下「自覚はあとからついてくると思っております。自覚を後楽園で見せつけようと思います。そのベルト持ってるデカイの(ナイラ)、オマエはいいや。オマエら、ちゃらんぽらん鼻くそ2人だよ。覚悟しとけよ?」
門倉「なんかバカなことを言ってますけれども、私が3カウントを取ると思ってるので。その自信しかないので。まぁ言いたい人は言い合っててください」
弓李「いけるよね? マブダチだもん!」
桃野「合い言葉は~?…ダイジョーV(ブイ)!」
弓李「??」
山下「できてないよ」
桃野「今、作ったんだもん。合わなくても絆は強いのがあればね。そちらにはない絆がこちらにはあるんですよ。うぇ~い!」
弓李「うぇ~!」
門倉「私たちだって試合になったら絶対ねぇ、3人とも…」
桃野「(話をさえぎって)ないない! 絶対ない!!」
門倉「絶対するから!(山下から耳打ちされて)団結力は試合で作るものだ!…って言ってる」
弓李「8月8日、初めて組むんですよね? その試合で団結を作るなんてもう遅くないですか?」
桃野「甘い甘い、考えが甘い!」
門倉「遅くない。絶対試合になったら一致団結できるから! 自分たちスイッチ入ったらすぐ団結できるから!」
山下「そうなの…!? 悪いけどオマエもけっこう適当だよ。私と門倉、けっこう今までシングルマッチしてきたし、お互いの手の内は知ってるから。こっちは真っすぐ突っ込んでいくだけだから。オマエら、しっかり受けれんの?」
桃野「よける」
山下「よけんの!? 受けろ!」
━━山下と組むことについて。
門倉「6人タッグマッチとかでは何回か組んだことがあるんですけども、やっぱりシングルを何回もやってきてるので、お互い知り尽くしてるところはあると思うので。試合になったら確実に自分たちのほうがマブダチより上だと思ってます」
長与「ちなみにSareeeさんもベルト獲りましたね。チャンピオン2人いますよ」
門倉「すごく心強い。でも自分が勝ちにいきます! 自分もWAVEのチャンピオンベルト持ってました。トリプルHも持ってます」
━━このカードをセミファイナルに組んだのは?
長与「間違いないから。今回のテーマもそうですけど、第1試合とメインイベントってすごく自分は大事に思ってまして、確実にそこでスタートして2試合目、3試合目…あとに若い子を持ってきたんですけど、今の若い選手たちっていうのはホントにセルフプロデュースが上手いので。この人たちに任せたらきっとセミファイナルは、より激しく楽しいものになるんじゃないかな? っていう。世志琥&山下りな選手は新しいシードリングのタッグチャンピオンになりましたし、Sareee選手は井上京子から3カウントを奪って今や女王です。それが両脇に来て門倉がどうするのか? (マブダチに)あなたたちはどう捉えますか? 強いですよ?」
桃野「まぁ強さは自分たちはそんなにないです。でも3人そろった時の強さは、そっちよりはあると思います。楽しんで生まれる強さがこっちにはあります! そっちはオバサンだしね。三十路を前にしたオバサン」
(山下がにらみつける)
長与「これ以上やるとホントに危ないので。山下選手の顔つきが変わってきましたので…(苦笑)」
Sareee「マーベラスさんの初・後楽園大会という大切な大会に呼んで頂けたことがすごく嬉しいです。マブダチとは(長崎)まる子と桃野美桜とは当たったことがありますけど、自分は誰が相手だろうが自分のプロレスをやるだけなので。ナイラ・ローズ選手とは初対戦ですごい選手と聞いているので、そこも楽しみだなっていうところと、桃野美桜とは何回やっても、何回でもやりたい選手だし。すごく気持ちの伝わるプロレスをする選手だなって、いつも見てて気持ちいいなって思うので当たれることは嬉しいですね。山下とは組むんですけど対戦してるのと同じというか、ディアナのシングルチャンピオン・Sareeeを見せつけたいです。強さを見せつけてやりたいと思います。しいて言えばメインイベントに出たかったですね」(※会見終了後、川崎競輪場での試合にてコメント)