板橋3連戦の最終日。第1試合ではKAZUKIと藤ヶ崎矢子はドロップキックからのフォールしか認められないルールでの決着戦に挑み、ついにドロップキックを解禁したKAZUKIが勝利。しかしマイクを持った矢子は「今日は初めてKAZUKIさんのドロップキック受けたんですけど…普通のドロップキックで負けるっていうのはすごい悔しいです! コーナーキックでスリー取られたかったです」と負け惜しみ。KAZUKIは「ちょっと待て! なんか私がコーナーキックできないようなこと言ってるけどな、この後やろうとしたんだよ!」と応じる。ラビット美兎&勝愛実は3番勝負の最後に『肉みかん』藤田あかね&山下りなを迎え撃ち、勝のリバース・スプラッシュから美兎がダイビング・フットスタンプにつないで藤田をフォール。通算戦績を1勝1敗1分けとした。2日前にタッグで対戦したライディーン鋼と倉垣翼は一騎打ちで肉弾戦を展開。ラリアットの応酬から、最後は倉垣がファルコンアローで貫録を示した。セミファイナルでは中森華子と米山香織がシングル対決。思いのたけをぶつける中森が激しいキックの連発からデスティニー・ハンマー、フィッシャーマン・バスターと猛攻を見せるが、路上を切り返した米山が辛くも3カウントを奪った。
メインイベントでは『ベストフレンズ』と豊田真奈美が初トリオを結成し、『全力バタンキュー』コマンドボリショイ&木村響子&DASH・チサコと激突。豊田の歌う『フレンズ』で中島安里紗と藤本つかさが入場するという笑顔幕開けとなるが、試合が始まると先発の中島と木村が激しく火花。6人が入り乱れる展開から、藤本がチサコにビーナスシュートを放つと中島がジャーマン。最後はドラゴン・スープレックスでとどめを刺した。試合後も中島と木村が乱闘となり、マイクを持った中島は「木村響子と、いつだってやってやるよ! 私が持ってる無差別のベルト、いつでもこのリングで懸けてやるよ」と宣言。豊田は「参戦できたことをすごく嬉しく思います。このベストフレンズと組めたこともすごい貴重な経験なんで。すごい楽しく試合ができました。ホントにありがとうございました(笑)」と話し、最後はベストフレンズと豊田の3人で『フレンズ』を歌い上げた。
『FLY high in the 25th anniversary~板橋3連戦3~』
◆5月5日(木・祝)東京・板橋グリーンホール(17:30)
観衆164人
▼決め技限定ドロップキックマッチ・15分1本勝負
KAZUKI(11分50秒/ドロップキック→エビ固め)藤ヶ崎矢子
▼アルティメット☆ぴゅあふる3番勝負・参、15分1本勝負
○ラビット美兎&勝愛実(11分48秒/ダイビング・フットスタンプ→片エビ固め)●藤田あかね&山下りな
▼GWスペシャルシングルマッチ・15分1本勝負
倉垣翼(9分51秒/ハヤブサ直伝ファルコンアロー→エビ固め)ライディーン鋼
▼GWスペシャルシングルマッチ・15分1本勝負
米山香織(12分2秒/路上を切り返す→エビ固め)中森華子
▼GWスペシャル6人タッグマッチ・30分1本勝負
〇中島安里紗&藤本つかさ&豊田真奈美(20分50秒/ドラゴン・スープレックス・ホールド)コマンドボリショイ&木村響子&●DASH・チサコ