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Channel: 女子プロレスマガジン-Joshi Puroresu magazine-
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【結果】PURE-J5・5板橋

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 2日目は『P-Ray-L』(プレイエル)コマンドボリショイ&Leonによるプロデュース大会。第1試合は丸め込みの連続で食い下がるマリ卍だったが、これを凌いだKAZUKIがコーナー最上段からのニードロップで完勝。久々のタッグ結成となる『真華不思議』(まかふしぎ)中森華子&真琴は、10月の引退を発表した希月あおい&沙紀と対戦。希月のランニングエルボーの誤爆を誘った中森が、シャイニング・ウィザードからディスティニー・ハンマーにつないで沙紀を仕留めた。



 セミファイナルでは2016年末にJWPを退団し、シードリングへ移った中島安里紗がPURE-Jに初参戦。4・18シードリング新木場大会で中島に対戦を迫ったライディーン鋼と久々のシングル対決が実現することになった。あとから入場した鋼はガウン姿のまま中島に襲いかかると、コーナーを背にする中島にラリアットを連打して場外戦へ。ここで形勢を入れ替えた中島はイスを使って痛めつけると、エプロンで助走をつけてのミサイルキックを発射。中島のJWP在籍時には厳しい言葉を投げかけられることが多かった鋼だが、この日は一歩も退かずラリアットからライディーンボム。さらにはムーンサルトプレスで勝負を決めにかかるが、これをかわした中島はダイビング・フットスタンプを突き刺す。だるま式ジャーマン、ドラゴン・スープレックスとつないだ中島が、最後はムーンサルトプレスでとどめを刺した。

 試合後はマリ卍が中島を蹴り飛ばしてつかみ合いに。マイクを持った中森が「オメーにここの居場所はねぇんだよ! 試合終わったんだからさっさと帰れ!」と言い放つが、ボリショイは「おい中島!! 勝ち逃げさせねぇぞ。8月11日後楽園、空けとけよ!」。中島は「言ってることバラバラだけど…?」と怪訝(けげん)な表情ながらも8月11日の参戦について「いいよ」と承諾した。




 メインイベントは10度目の防衛戦となるボリショイ&Leonに、勝愛実&藤ヶ崎矢子が挑戦。「見飽きた景色を変える」と意気込んでいた勝は矢子との好連係で王者組と渡り合い、勝のイナズマバスターから矢子がヤコリーヌクラッチにつないでLeonをあと一歩まで追い込んでいく。しかしLeonのスピンキック、ボリショイのピコニー・スマッシュが立て続けに矢子を捕らえると、最後はキャプチュードバスターでLeonが勝利。激戦を制したP-Ray-LがV10を達成した。


★メインイベント後のマイク
 Leon「愛実・矢子、悔しいか? 今日のオマエたちと闘ってベルトへの想い、そしてPURE-Jの未来を背負う気持ちは伝わったけどな。私たちは自分たちだけじゃない、いろんな人の想いを背負ってこのリングで闘って、チャンピオンとしてやってんだよ。オマエたちにその覚悟があるなら、またいつでも挑戦してこいよ」
 勝「今すぐやれよ、じゃあ」
 ボリショイ「まだ元気ありそうだな。でも今日はやらない。残念でした。明日のチャンピオンは私たちだよ。Jヤングプロデュース、腰がちょっと涼しいかもしれないけど…頑張れよ。景色はまだ変えられませんでした。オマエたちがどれだけ悔しい思いしてるかはよくわかってるよ。でもな、私は24時間、寝ても覚めてもずーっとプロレスのことで頭がいっぱいなんだよ。私を追い越すには48時間、もっともっとプロレスのこと考えろよ。私みたいにちっぽけなヤツなんてすぐ抜けるはずだ、オマエらが全力になれば。もっともっと本気になれよ。もっともっとかかってこいよ! 私はオマエたちが景色を変えてくれる日を楽しみにしてるけど、後退する気持ちは一切ないから」
 (カーテンコールの際)
 勝「今日の悔しい思いは、たぶんいつになっても忘れられないと思います。だけど、この見慣れた景色を必ず変えなきゃPURE-Jは動いていかないと思います。動かすのは誰なのか? それは私たちでないといけないと思っています。この悔しい思いをずーっと胸に抱えたまま、いつか晴らしてみせます。その時また、私の挑戦受けて下さい」




『真向勝負!シリーズ2~P-Ray-Lプロデュース~』
◆5月5日(土・祝)東京・板橋グリーンホール(17:30)
観衆163人


▼20分1本勝負
 ○KAZUKI(8分31秒/ダイビング・ニードロップ→片エビ固め)マリ卍●
▼スペシャルタッグマッチ・20分1本勝負
 ○中森華子&真琴(16分23秒/ディスティニー・ハンマー→エビ固め)希月あおい&沙紀
▼30分1本勝負
 ●ライディーン鋼(16分6秒/ムーンサルトプレス→片エビ固め)中島安里紗○
▼デイリースポーツ認定女子タッグ選手権試合・30分1本勝負
 コマンドボリショイ&○Leon(20分54秒/キャプチュード・バスター→片エビ固め)勝愛実&藤ヶ崎矢子●
※第22代王者組が10度目の防衛に成功。


★中島安里紗
 ━━初のPURE-Jのリングだったが。
 「どうもこうも…これで勝ったっていうのが結果だと思うし。まぁでも鋼、強くなりましたよ。強くなりましたけど…“それだけじゃね”っていうのは、もうずっと前から言ってたことであって。鋼っていうのは私が唯一気にかけていた後輩であり、期待していた後輩でもあったので。こうして初っ端に立ちはだかるのが鋼っていうのは、すごい自分も思うところありますけど。こうして団体離れましたけど、それでも“こういうことなんだよ”ってこと、今日の結果で見せれたと思うんで。それより、あとに突っかかってきたどこの誰だかも知らない若いねーちゃん(マリ卍)、やってそそくさと一歩引くようじゃ私の相手ではないし。チャンピオンが言ってることと代表が言ってることがバラバラで…。“オマエの居場所がない”って言ってみたり、“8月11日、空けとけ”って言ってみたり、何がしたいかわからないですけど、私はいつでも闘う準備はできてるんで。まぁ結果は今日と同じだと思います、誰が相手でも」
 ━━PURE-J初参戦に特別な感慨などは?
 「いや特にないです。やっぱり私が思い入れがあるのはJWPであってPURE-Jではないので。特に感慨とかはないです」
 ━━8月11日に闘いたい相手はいる?
 「え~?? いま急に言われても思い浮かばないっていうか。実際、私がやりたかったのは(半月前にシードリングで対戦した)ボリショイさんだったっていう、今回の発端だったと思うんですけど。逆にボリショイさんにしか興味がなかったっていうのが、一言でまとめればそういうことだと思うので。8月11日に関してもそうですね」
 ━━PURE-Jのシングル王者・中森についての印象は?
 「“あ、痩せた!”ぐらいかな。あと“髪、短いほうがいいじゃん”っていう、それくらいですかね」


★ライディーン鋼
 ━━久々の中島との対戦だったが。
 「残念っていうよりさ…今日、中島安里紗にPURE-Jでライディーン鋼に変わったこと全部アイツにぶつけてやろうと思ったので。別に負けたとかじゃなくて、まだまだ私はいけると思ってるので。このままでは逃がさないので。8月11日とか言ってたよね? その時まで覚えとけな。私じゃなくてもほかのヤツがやるかもしれないし、私がやりたいけど…わかんない。まだ決まってないので」
 ━━中島は「強くなった」と笑顔で評価していたが。
 「まだ笑顔だった? そりゃ強くなるよ。オマエが置いていった私たちなんだから。オマエがいなくなってPURE-Jを背負って私たちは…。“オマエはシードリングに行って何があるの?”って思うぐらい。“笑顔で言ってんじゃねぇよ”って感じです」
 ━━JWP在籍当時より強くなっていると感じた?
 「全然思わなかったですね。まだ私のほうが強いと思います。まだまだ、もっともっと私は中島安里紗を超えるぐらい、どんどん上に行きたいと思います」



























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