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キャリア7年未満のトーナメントを長与も応援/シードリング会見(2)

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 奈七永「続いてトーナメントの組み合わせ抽選会に移らせて頂きます。『シードリング・ウルトラ・アンダーセブントーナメント』ということで女子プロレスのさらなる活性化のためにキャリア7年未満の選手8名によるトーナメントです」



 (北海道遠征中の小林香萌を除く7名が抽選に参加。キャリアの浅い選手から順に封筒を引いていき、1回戦4試合のカードが決定する)




●SEAdLINNNG ULTRA U-7 TOURNAMENT1回戦・各15分1本勝負
▼Sareee vs 泰里


 Sareee「2011年4月17日にデビューしました21歳のSareeeです。泰里選手、今日初めて会って試合も見たことないんですけど、シードリングに上がるということはどういうことなのか? っていうことを自分が教えてあげたいなと思います」


 泰里「2016年10月28日デビューのREINA女子プロレスの泰里と申します。私はキャリアまだ9ヶ月のホントに新人なんですけれども、初のシードリングさんに上がらせて頂くということをすごい嬉しく思います。Sareeeさんにどこまで食らいついていけるかわからないんですけれども、全力を尽くして頑張ります。応援よろしくお願いします」


▼彩羽匠 vs 弓李


 弓李「2013年8月25日にデビューしました19歳のアイスリボン・弓李です。実は彩羽匠さんとは同期で、もうすぐデビュー4年目を迎えます。約4年プロレスをやってることに誇りを持っています。アイスリボン10代レスラー代表として頑張ります!」


 彩羽「2013年4月デビュー。年齢…24歳です。今回トーナメントが組まれたんですけども、みんな優勝を狙っていくと思うんですけども自分は正直、勝ち負けっていうものは結果論でしかないと思いますし、なぜこうやって“7年未満の選手を集めてトーナメントが開かれたか?”っていう理由があると思うんです。もし自分が負けたら、それは自分の練習量が足りなかった、心が弱かったって思いますし、その中でも自分は先月、高橋奈七永選手から3カウント取りましたし、この中でどれだけ熱い闘いができるかっていうのを臨みたいと思います。横にマーベラス(桃野と門倉)そろってるんですけれども、せっかく出るからにはいつも通りの熱い試合をして(3人で)トップ3入りたいと思います」


▼小林香萌 vs 桃野美桜


 桃野「2016年2月13日にデビューしました19歳・マーベラス桃野美桜です。小林選手とは何度も対戦させて頂いて、正直いつも速いスピードについていくのに必死でした。でも、今は違います。朝起きて、近くにはリングがあって毎日毎日練習しています。それが自分の自信につながっていると思うので、練習は裏切らないっていうところを証明したいと思います。“美桜らしく、美桜なりに”、“元気、やる気、200%”で1回戦勝ち上がります! 応援よろしくお願いします」


 小林「フリーの小林香萌です! プロレス界を盛り上げるためにも、自分のためにもこのトーナメントで必ず優勝して全世界に私のプロレスを発信して行きたいと思います! 応援宜しくお願い致します!!!」(不在のため文面にて)


▼世志琥 vs 門倉凛


 門倉「2016年5月3日にデビューしましたマーベラス門倉凛です。今回、世志琥さんと初めて試合をさせて頂くんですけれども、世志琥さんの試合で熱くて強いプロレスを見させて頂きました。なので世志琥さんと試合をするからには、自分も熱くて強いプロレスをしたいなと思います。どれだけ世志琥さんに向かっていけるか、楽しみです」


 世志琥「2011年1月23日にデビューしましたシードリング世志琥です。7年未満のトーナメントに自分も入れられたんですけど、どっからどう見ても…お客さんから見ても、自分がここにいることに違和感しかないんじゃないかなっていう…。自分もその違和感を感じてますし、でもこういうトーナメントをやるからには、やっぱり自分はプロレス以外にも最近格闘技とかもやってるし、優勝しかないんじゃないかなと思います。門倉選手、初シングルマッチなんですけど…“どれだけできるか楽しみ”みたいに言ってたんですけど、逆に自分がどれだけ来てくれるのかすごい楽しみです。あと個人的にはこの中でいったら彩羽匠。勝ち上がって彩羽匠とシングルをやって決着をつけたいなと思ってます」




 ━━今回のトーナメントの開催意義についてなど、今のコメントの中にあった彩羽以外の選手はどう思っている?
 Sareee「強い人が優勝すると思うので…。それだけです」
 泰里「デビューしてまだホントに9ヶ月なんですけども、やっと最近他団体さんに上がらせて頂く機会が増えて、こういう機会をすごい大事にして。もちろん勝って進みたいと思います」
 弓李「初シードリングさん参戦ということで、シードリングさんのお客さんに自分の印象とそして優勝を取りたいと思います」
 桃野「トーナメントがどういうものかは7年未満ってことしかわからないんですけど、初めてこういうトーナメントとかに参加させて頂いて、若い選手の中でも自分は10代ですし、19歳っていう若さを武器にして頑張ります(笑)」
 門倉「キャリア7年未満のトーナメントということで、自分もまだデビューして2年(目)なのでフレッシュさというか、そういうものをシードリングさんで見せていけたらなと思います」
 世志琥「このトーナメント、誰と当たってもけっこう初シングルの人が多いので、シードリングの世志琥を思い切り思い知らせてやって、その上で勝って自分が必ず優勝します」


 ━━1回戦の相手以外で対戦したい選手は?
 Sareee「決勝戦で世志琥と当たりたいなと思ってます」
 泰里「私はキャリアが近いマーベラスさんのお二人とやりたいと思います」
 弓李「自分は同い年の桃野美桜さんとやりたいなと思ってます」
 彩羽「自分はマーベラス所属なので、本来ならばここ2人(桃野と門倉)に上がってきてほしい気持ちがあります。でも、誰が上がってこようと自分は熱い闘いをするだけです」
 桃野「今おっしゃったようにマーベラスが勝ち上がって、シードリングさんの大会なんですけどマーベラス祭りにしたいです」
 門倉「自分は決着がついてないSareee選手と試合がしたいなと思います」
 世志琥「自分はさっきも言いましたけど匠と。前回20分ドローだったんでやりたいですし、マーベラス祭りとか言ってますけど悪いけどここシードリングなんで(苦笑)。シードリングの自分とSareeeが荒らして、でも自分は決勝で匠と当たるのが本望です」




 ━━初参戦となるシードリングの印象は?
 泰里「すごい華やかで明るくて、すごい強い選手の方がそろってるので…まさか自分が上がれるとは思わなかったです」
 弓李「シードリングさんは熱い選手ばかりだなという印象があります。なので、自分も熱くなれるよう頑張ります!(笑)」


 (奈七永が来場していた長与千種を紹介。長与が選手たちのそばへ)


 長与「自分すごい、この選手たちは恵まれてるなと思うんですよ。7年未満の子たちがトーナメントをやることっていうのは、おそらく自分たちの時代ではまったく…7年未満の選手というのはある意味ボロカスと一緒なので。選手としても認められてないぐらいの状況下の中で育ってはきたけども、その時はプロレスが1つしかなかったので…。次から次へと入ってくるから“オマエらの代わりはいるよ”という中で育ってきたんですけど、今の流れの中でいろんな団体があって、いろんなフリーの選手たちがいて、しっかりネクスト・ジェネレーションとして持ち上げていこうという試みがとてもおもしろいし。いつも思うんだけれども、みんなプロだから。ここにいる子たちはみんなプロなんで“何を望みたいか?”っていったら、必ずお客様の心をワシづかみにするような闘いを望みたい。お客様はただ単に電車とか車とかバスに乗って、お金を払ってチケット代を払って来てるんじゃなく、きっと異空間であるキミらの闘いを楽しみに来るんだと思うんですよね。そうすると7年目以下のこの大会の意味っていうのは、おのずとしてこの選手たちがきっと表現してくれると私は思ってるので。この話が来た時に“おもしろいな。なんてステキなんだろう”って本気で思ったし、この恵まれた時代の中でこの子たちがリングで表現することによって、きっとお客様の心を動かすことっていうのを絶対期待してる。…と同時に、今みんながこうやって予想とかしてたけど、向こう(会場の後方)から見てたら大ドンデン返しがあってもおもしろくない? そう思う人もいれば、ここまま真っすぐ言ったほうがいいって人もいるだろうし。でも、勝ち上がるのはたった1人だから。その時にそれまでのプロセスがしっかり熱いドラマがないと、きっとみんながここにそろう意味がないんだよね。だから“頑張れ”ってもちろん言いたいけど、“楽しめ”って言いたい。リングに上がることを楽しんでほしい。それが楽しめる若さをまだ持ってると思うから。で、勝ち上がっていったらいいんじゃないかなって思う」


 奈七永「はい。トーナメントっていうことでなんかウルトラな、ここでしかない力を発揮できるんじゃないか。その場での一発勝負っていう部分もあるので、どんなドラマが生まれるか? っていうのも非常に楽しみですし、あとから考えた時に“あのトーナメントがきっかけになって”みたいなことも生まれるといいなって期待もありつつ、闘うのは彼女たちなので。ぜひ見守って頂けたら…」
 長与「ホントに楽しみ。顔見てると、みんないい顔してる。これからを背負ってる気がするんだよね。これからのプロレスラーとしての道、受け継いでいく人間たちとしての義務、意義…いろんなものがあるから如何なく…余力を残そうだなんて思っちゃいけねぇよ? 目いっぱい闘ってお客様の気持ちをワシづかみにしなさい。なぜならばキミらはプロです。プロレスラーとして目いっぱいリングで楽しんでください。よろしくお願いします」


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