2017年のマーベラス第1戦。正面後方には各選手の書き初めが張り出され、長与千種は「劇的空間」と「確率変動」、KAORU「無病息災」、渡辺智子「糖質制限」、雫有希「光明遍照」、彩羽匠「覚醒」、桃野美桜「打倒2016」、門倉凛「殻破り」、田中未来(練習生)「はじまりの」と、それぞれ意気込みを書き記す。
第3試合では強奪されたガウンを巡って抗争を繰り広げる彩羽匠とカサンドラ宮城のシングル対決。これまで勝ち点3同士で並んでいる両者(※彩羽の3勝1敗だが、魔界ルールによりカサンドラの1勝は3点)の決着戦は、長与千種考案の変則ルールが追加された20分3本勝負に。1-1のまま引き分けに終わり、彩羽のガウンはTommyレフェリーの手に渡った。また、試合中に無理やりリングに上げられたマーベラススタッフのライス石川さんが星ハム子ばりのお腹アタックで会場を沸かせると、ダウンするTommyに変わってレフェリーを務める一幕も。長与は来月の大会で石川さんに1試合を裁かせるため、Tommyにレフェリングを指導するよう命じた。
メインイベントはタッグパートナーでもあるKAORUとDASH・チサコが一騎打ち。テーブルやイスを駆使してのハードコアスタイルの攻防となり、ラダー上からのダイブをともに身をかわすと、丸め込みの応酬でKAORUの勝利となった。
『マーベラス新春スペシャル』
◆1月8日(日)東京・新木場1st RING(18:30)
観衆未発表(満員)
▼20分1本勝負
永島千佳世(12分39秒/ダイビング・フットスタンプ→体固め)桃野美桜
▼20分1本勝負
長崎まる子(8分35秒/猪突猛進)門倉凛
▼20分3本勝負
彩羽匠(1-1/時間切れ引き分け)カサンドラ宮城
[1]カサンドラ(11分27秒/オーバー・ザ・トップロープ)彩羽
[2]彩羽(16分10秒/トラースキック→変形エビ固め)カサンドラ
※オーバー・ザ・トップロープルールおよび長与千種がホイッスルを吹いたら1フォールカウントルールに、もう1度吹いたら元に戻る特別ルール。引き分けの場合、彩羽のガウンはTommyレフェリーの物になる条件マッチ。
▼20分1本勝負
渡辺智子(8分46秒/スクリュードライバー→片エビ固め)雫有希
▼20分1本勝負
KAORU(16分21秒/春丸を切り返す→片エビ固め)DASH・チサコ
★各選手のコメント
KAORU「年明け一発目から完全燃焼! 熱かった! やっぱりハードコア好き! もっともっとタッグチームとして上を目指せると確信しました!」
渡辺智子「(対戦した雫について)最近スタイルを変えすぎていて、今 何がやりたいのかわからない。スタイルが定まらない限り、私には勝てないでしょう」
雫有希「渡辺智子選手のコメントを受けて。プロフェッショナルレスリングという技術の持ち主は一旦は絶対にほぼほぼ全員スタイルについて悩みます。でも、プロフェッショナルレスリングの女子第一人者は長与千種さん。今年は敢えて尊敬するからこそ、渡辺智子選手から学ぶことにとらわれず、長与さんから『女子のプロフェッショナルレスリング』について学びたいと思います」
彩羽匠「カサンドラと引き分けてしまいガウンが返ってこなかった。トミーさんの所に、、、私のガウンだからガウンを追い続けます!」
桃野美桜「永島選手と2度目のシングルマッチ、前回試合させて頂いたのは欠場前でした。自分は欠場期間があったからプロレス観も変わったし成長できたと思っています。成長したなぁと思って頂けたのかなぁ。ですが、あきらかに前回よりも気持ちは違います。盗めるものは盗んで自分の物にします。永島選手の新人時代に並びたい。それ練習あるのみです。いつか絶対、、沢山の声援ありがとうございました。2017年もぶっ飛びます!」
門倉凛「負けた、悔しい!! まる子選手に負けました。この負けは納得できない!! モヤモヤしてます。でもこれが結果です。もっともっと勉強して次当たる時は絶対負けません」