★中森華子
「この景色が見たかったので! 5年間追い続けてきて良かったと思います。皆さんの応援があったし、JWPの選手も全力バタンキューの選手もセコンドに付いてくれて。今日は絶対勝たなければいけない試合だったので」
━━試合を振り返って。
「ずっと中島安里紗に勝てなくて…試合中に危ない場面もいっぱいあったし、中島安里紗は中島安里紗だったので。ホントにいっぱいいっぱいで闘ってたんですけど、お客さんの声とかセコンドの声が聞こえて、なんとか獲ることができました。プレッシャーとかは特に感じることはなかったんですけど、やっぱりJWPを辞めていく選手に(ベルトを)巻かせたまま辞めさせるわけにはいかないっていうのがあったし、JWPの選手としてJWPはもちろんお客さんも全部を背負って闘いました」
━━タッグと合わせて3冠王になったが。
「“3冠になる”って今日まで思ってやってきたけど、JWPを背負って私は立っていかなきゃいけないので。来年から中心となって、JWPの顔としてやっていこうと思います」
━━トップに立ったことでJWPを変えていきたい部分などは?
「引退していく選手もいたし、退団していく選手もいたし、欠場している選手もいて。全員リングに上がった時にすごい少ないと思ってしまったんですけど、やっぱりみんな心が1つになってやっていかないと団体としては成り立っていかないし。来年から道場も亀有に新しくなるし、新生JWPを私が作っていかなきゃいけないので。まずは私が選手を1つにまとめたいと思います」
━━JWPを背負う気持ちは、どの時点で大きくなった?
「私は入団してからJWPを背負ってきたつもりなんですけど、やっぱりそれは“つもり”だけで全然なんにもやってなくて…。でもタッグのベルトを巻いてから、最近になって10周年を迎えて節目の年で、今までを振り返ったりしていく中で強くなったと思います」
━━中島の退団発言を聞いて強くなった部分も?
「なかったわけじゃないけど、中島が復帰してからもしかしたら…良くも悪くも中島安里紗がいたから私は負けたくないって部分から、JWPを背負う気持ちが芽生えたのかな? って。それが強くなったのかなって思います」
━━2017年の開幕戦でタッグ王座を懸けてボリショイ&Leon組との対戦が決まったが。
「木村響子ももう引退してしまうし、ホントに短い期間の中で1回でも多く防衛戦をしたいという気持ちもあるし、それがJWPの選手っていうのもすごく大きいと思うし。無差別のベルトも巻いたし負ける気持ちももちろんないですけど、挑戦者として迎え入れる気持ちでいます」
━━今日のフィニッシュ技は?
「今日のために、中島安里紗を倒すために編み出した技です。名前は彼岸花。まったく意味がないわけじゃなくて、花言葉は“また会う日を楽しみに”なんで」
━━今後の無差別の防衛戦について。
「やりたい選手もいるし、JWPを大きくしていくためには、やらなきゃいけない選手もいるし。来年以降、期待してて頂けたらと思います」
★中島安里紗
「中森華子がベルトへの想いがどうとか言ってましたけど、結局私が今日負けたのはベルトへの想いが弱いとか強いとかそういうことじゃなくて、中森華子が今日、私より強かったというだけだと思うので。これからもっともっと強くなって女子プロレスを引っ張っていけるように頑張りたいです」
━━今日の中森は強かった?
「勝ったということはそういうことだと思いますし、私に勝った中森華子であればJWPをこれからも引っ張っていけると思うので。私は心置きなくJWPを辞めて、さらに高みを目指していきたいと思います」
━━1・26シードリング後楽園での高橋奈七永戦まで試合はない?
「いっさい入れないです。特訓します! とにかく強くなるために残り約1ヶ月ですけど、年末年始もなくとにかくトレーニングを積んで、いまより何倍も何倍も強くなって…。今後は今まで自分が経験したことのないぐらいの努力をして、死ぬ気で強くなりたいと思います」
★ラビット美兎
「終わっちゃいましたね(笑)。なんか自分の入場曲が流れるまで実感がなくて…“引退するんだな”って今日、朝起きてからずっと思ってました」
━━最後の試合について。
「悔いなくできました! 当初、愛実だったんですけど同期が送り出してくれたので、悔いなく引退することができました」
━━5年半を振り返って。
「ホントに楽しいことだけじゃなくて、苦しいこともあったし悲しいこともたくさんあったし…。逃げたい・辞めたいと思ったこともあったんですけど、ホントに今となってはこれもすべて思い出ですね」
━━試合後に勝と抱き合っていたが。
「愛実が今、腰の負傷で欠場しているのでエールを贈りました(笑)」
━━今後のJWPに期待をするところは?
「まず今日、矢子がジュニアのベルトをJWPに戻してくれたので、矢子に期待したいですね。もちろん鋼、愛実も応援してます」
━━結婚式は?
「来年ですね。まだ詳しくは…」
━━花嫁修業はしていた?
「ぼちぼち…(笑)」
━━どんな結婚生活を送りたい?
「う~ん…笑顔が絶えない生活がいいですね」
━━プロレスラーとしてやり残したことは?
「やっぱりアル☆ぴゅあでタッグのベルトを奪取することができなかったのが唯一の心残り…かもしれませんが、そのぶん愛実が腰をしっかり治してやってほしいですね。私のぶんまで頑張ってもらいたいです」
━━将来、女の子が生まれてプロレスラーになりたいと言ったら?
「う~ん…それは旦那さんと話し合って決めます(笑)」
━━1番思い出深い試合は?
「そうですね。愛実とのビクトリーロード最終戦(2016・11・3後楽園)かなと思います」
━━これまで関わってきた皆様にメッセージを。
「ラビット美兎、無事に引退することができました。今まで5年間、自分に関わってくれたスタッフの方、関係者の方、そして応援してくださったファンの皆さん、本当に本当にありがとうございました。来年以降、一般人としてもしかしたら会場に顔を出すかもしれないので、その時は気軽に声をかけてください。本当にありがとうございました!」
★藤ヶ崎矢子
「やっと念願のジュニアのベルトを獲れたし、美兎さんにも自分がベルトを巻いた姿を見せられただけでも、すごく嬉しいです。プレッシャーはすごいもう…泣きそうだったんですけど、でもそんなこと考えずに自分の今まで通りのファイトスタイルを見せられたことがすごい嬉しかったです。ビジュアルハンターはこれからも続けていきたい。ベルトを守りつつ、成敗はしていきたいと思ってます」