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Channel: 女子プロレスマガジン-Joshi Puroresu magazine-
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【結果】JWP12・28後楽園

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 2016年のJWP最終戦となる後楽園ホール大会。入場式ではコマンドボリショイが「今日、1番張り切っている選手、誰だ!?」と問うと、マイクを託された藤ヶ崎矢子が「最後に笑って輝くのは自分です!」と元気よく宣言して大会がスタート。オープニングマッチではライディーン鋼が柊くるみとカナディアン・バックブリーカーの競演を見せるなど見せ場を作りながらも、山下りなが鋼とのラリアットの応酬を制して勝ち名乗りを受ける。


 第2試合では木村花の持つジュニア2冠王座に藤ヶ崎矢子が満を持して挑戦。花の腰に攻撃を集中した矢子が変形のリバース・ゴリースペシャルでギブアップを奪い、ベルトを流出させてしまった9月の板橋大会でのリベンジを果たすとともに初めてのチャンピオンベルトを腰に巻いた。マイクを持った矢子は、「今日、美兎さんが引退する前にベルトを巻けて、すごく嬉しいです! ベルトを獲ったからには、これから自分のことを可愛いと思ってるヤツを成敗していきます! 鋼さんのようにジュニアを卒業するまでずっと防衛し続けますので、これからも応援よろしくお願いします!」と抱負を述べる。続く第3試合では『チーム・サファリパーク』として藤本つかさとタッグを組んだKAZUKIだが、「オー!」のかけ声をほかの3人に奪われてしまうなど連係もチグハグに。松本浩代の剛腕からつくしのハルカゼで3カウントを奪われてしまった。


 およそ5年間のプロレスラー人生に幕を下ろすラビット美兎は同期のSareeeと一騎打ち。持ち味であるテクニカルで思い切りのいいファイトで真っ向勝負を挑んだ美兎だが、最後はSareeeが裏投げの3連発で勝利。セレモニーで関係者や選手たちから祝福された美兎は、「プロレスラーになって5年が経ち…今までたくさんいろんなことありました。ときには苦しいこともあり、楽しいこともあり…そして辞めたい、逃げたいと思ったことも…たくさん思ってきました。でも今となってはそれもすべて思い出です。プロレスラーになって本当に心から良かったと思っています! プロレスラーになれて本当に…本当に幸せでした! 第2の人生も幸せになります! 本当に5年間たくさんの応援、ありがとうございました!」とあいさつ。10カウントゴングに続いてピンク色の紙テープに包まれ、リングに別れを告げる。実力者4人がそろったセミファイナルは最後のタッグ結成となる『ワイルド・スナフキン』コマンドボリショイ&木村響子がLeon&里村明衣子に快勝。引退が近い木村にエールを贈ったボリショイだが「タッグのベルトを持ったまま引退させるわけにはいかないよ! 私が挑戦してもいいかな? 私のパートナー…いろいろ考えて1人しか思い浮かばなかった」とLeonを指名。長期欠場中のパートナー・Rayの帰りを待つLeonだが、ボリショイが「私はRayにはなれない。だけどRayにベルトを巻かせてあげることはできる。Rayはガンと闘ってるよ。だから私とLeonで力を合わせてタッグのベルト獲りにいこうよ」と説得すると、Leonも目を潤ませながら握手に応じる。続いてマイクを持った木村はLeonに対し、「オマエが背負うのはRayのぶんだけじゃねぇぞ。今日引退した美兎のぶん、欠場してる愛実のぶん、全部全部背負って来いよ。そしたらな、なんの実績もないけど挑戦者として認めてやるよ」と言い放ち、1・9ラゾーナ川崎大会でのタイトルマッチが決定した。


 メインイベントではこの日を最後にJWPを退団する中島安里紗に中森華子が挑戦。序盤から中森が場外戦に誘うと、怒った中島が倍返しするなど激しい攻防を展開する。鎮魂歌ドライバーをカウント2で返された中森は、背中から持ち上げてフェイスバスターのように叩きつける裏・鎮魂歌ドライバーというべき新技・彼岸花で3カウントを奪取。エース中島を破りキャリア10年で初めてのシングル王座を獲得、さらには2冠タッグ王座と合わせて3冠王となった。マイクを持った中森は、「私は5年前にJWPに入団して、ずっとこのベルトを追い続けてきました。やっと今日、巻くことができました! このベルトは女子プロ界で1番のベルトです。そのベルトを中森華子が巻いたからには、中森華子が1番今、強いです。中島安里紗は今日でJWPを去ります。今日はどうしても勝たなきゃいけない試合だったけど、中島安里紗とJWPで一緒に闘ってきたということは事実です。お互いプロレスをやっていけばもしかしたらどこかで会うかもしれないし、会わないかもしれない。だけどまたリング上で会えることを楽しみに、私はしたいと思います。来年からのJWPは中森華子に任せろ~っ!!」。JWPの選手をリングに招いた中森は「これからのJWPを見ていてください!」と、「アイ・ラブ・JWP!」のかけ声で締めくくった。



『JWP-CLIMAX 2016』
◆12月28日(水)東京・後楽園ホール(18:30)
観衆730人


▼ヤングパワー炸裂!!・15分1本勝負
 世羅りさ&○山下りな(9分50秒/ラリアット→片エビ固め)●ライディーン鋼&柊くるみ
▼JWP認定ジュニア&POP選手権試合・30分1本勝負
 藤ヶ崎矢子(12分58秒/変形リバース・ゴリースペシャル)木村花
※木村が4度目の簿言う瑛に失敗、藤ヶ崎が第31代JWP認定ジュニア&第21代POP王者となる。
▼スペシャルタッグマッチ・15分1本勝負
 松本浩代&○つくし(11分37秒/ハルカゼ)●KAZUKI&藤本つかさ
▼ラビット美兎引退試合・30分1本勝負
 Sareee(16分35秒/裏投げ→体固め)ラビット美兎
▼ラスト・ワイルドスナフキン スペシャルタッグマッチ・15分1本勝負
 ○コマンドボリショイ&木村響子(11分9秒/ライムライト)●Leon&里村明衣子
▼JWP認定無差別級選手権試合・30分1本勝負
 中森華子(15分26秒/彼岸花→エビ固め)中島安里紗
※中島が初防衛に失敗、中森が第30代王者となる。
































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