★長与千種
「シングルばかりだとネタが尽きてくるのかなと思われるんでしょうけど、シングルを制することができなければタッグマッチなんてできるわけがないし。タッグマッチになると半分半分ですから…ようするに自分という人となりを見せるにはやっぱりシングルを制さないと。シングルをある程度できるようになるとタッグマッチが、うんと楽になる。来年の1年で考えていきたいと思います、タッグマッチを解禁ですね。それまで1年間はやっぱり何があっても歯を食いしばってシングルマッチ、やっていくべきだと思います。確かにタッグマッチだと華があっていいと思うんですよ。でも華で勝負するんじゃなく、人となりの出せる技だったり個性だったり、あるいはドラマっていうのを展開として持って行きたい。受け継がれていくものっていうのは決して飽きがこないので。プロレスって基本、受け継がれていくものなので、飽きがこないですよね。シングルマッチでも飽きさせない。これ、絶対大事。タッグマッチを入れるために人をたくさん呼べば華やかだけど…それでメチャクチャいいドラマができるか? っていったら意外とコケることもいっぱいあるので。これを見に来てくださるお客様が満タンになるまでは、まだまだまだ…ある意味、平日を狙っていくんですけどね」
━━桃野vs長浜戦について。
「とにかく意地の張り合いですよ。でも若さって決め技とかじゃなくて“負けたくない”っていうだけの、駆け引きのない意地の張り合いっていうのがあるので。それも確実にドラマだと思うんですよね。かと思えば匠と水波の一戦も親は同じですから。骨肉の争いでしょうけど、足を踏み込んだわけですから。どっちも負けたくない、“兄弟だから負けたくない”っていう。そういうのも実はマーベラスには隠されてる要素がいっぱいあるので。カサンドラ宮城と(彩羽が)いろんな攻防を繰り広げてますけど、人となりがそうさせていくのかなっていう気がするんですよね」
━━平日の大会開催について。
「昔なんて派手なコスチューム着なくても男子レスラーもパンツ一丁で、平日なんて当たり前のようにやってた時代なのに。そこにチャレンジしないで“プロレスとはなんだろう? って語るべからず”ってところがあるので。自分がやってることは団体にとってはとても厳しい状況を生みますけども、1つだけ胸張って言えるのはチャレンジ。挑むことを絶対やめない。決して全部にムダのない、決して飽きがないのがプロレスだと思ってるので」
★桃野美桜
「2度目のシングルマッチだったんですけど、今まで試合をしてきた中で1番キャリアの近い選手で。いつもキャリアの長い先輩とやって、いつも胸を借りてるっていう形だったんですけど、“今日は胸を借りないで行くぞ”って思っても結果は借りてしまってる時もあったんですけど…。今日はホントにそういう気持ちを捨てて初勝利狙いたかったんですけど…前回とおんなじギブアップで負けてしまったので、“悔しい”がやっぱり1番大きいです」
★門倉凛
「初めて大畠選手と当たらせて頂いたんですけれども、他団体で大畠選手を見た時にすごくガツガツしててすごいなって思ってて。初めて対戦するって決まった時に、大畠選手もたぶん自分のことを知らなかったと思うので、自分がどれだけ大畠選手にインパクトを残せるか? ってすごい考えて。ガムシャラに当たっていけば、きっと興味もないし何も知らない選手であっても振り向いてもらえるかな、印象に残るかな? って」
━━思い通りの試合はできた?
「いや、でも…すごい惜しかったと思うんですよね。それは長年キャリアを積んでる選手のほうが強いですし…逆にやり返されてしまった部分があるので。またできるならリベンジしたいですし…なんか楽しかったです、試合が。それが1番ありました。悔しかったんですけど楽しかったです。思い切りぶつかっていけた相手だと思うので」
━━試合後に“楽しかった”と思えることはあまりない?
「ないですないです! 楽しかったですね。どれだけインパクト残せたか? それが気になるところですけど…」
★彩羽匠
━━ペイントについて。
「今日が初めてです! 気合いの現れですかね。ずっとやっていくつもりはないんですけど、これも彩羽匠として受け入れて頂けるように、気合いが入った時の“もう1つの彩羽匠”としてペイントやります!」