26日(火)15時より赤坂・ふらっとんカンティーナにてコマンドボリショイと株式会社ヴィーナス・トウキョウによる記者会見が開かれ、3・15東京芸術センターでのボリショイプロデュースによる若手主体興行『PURE PRINCESS』の全対戦カードおよび、新たなる興行『BIG TOP』4・3新木場大会の概要が発表された。
(3・15東京芸術センター大会の対戦カードについて、ボリショイが見どころを紹介)
▼Novice Princess
神童ミコト&鈴季すず vs 進垣リナ&谷もも
ボリショイ「去年デビューした選手なんですけども、とても期待の持てる…いつも熱いファイトをしてるなと思って遠くから見てたんですけども、鈴季選手だけ対戦したことがあるんですけどもみんなとっても勢いがあるので。おもしろい試合になるんじゃないかなと思います」
▼The Basic
星月芽依 vs 藤ヶ崎矢子
▼The Basic
Maria vs テキーラ沙弥
ボリショイ「若手選手ってそんなに派手な技もないし、派手なことを求めてはないと思うんですけども、今の自分たちの持てる技でシンプルに闘って頂けたら。そういう闘いを皆さんに見て頂けたらいいなと思います。期間限定の“新人”という時期にしかできない試合を見せてくれると思います」
▼New Generation~オンリーギブアップマッチ~
マリ卍 vs 本間多恵
ボリショイ「常々、関節技を多用している本間多恵選手なんですけど、私もサブミッションが大好きで私が引退することで衰退してしまったら悲しいなって思っていまして。今、サブミッションを多用している選手にもっともっと…まだまだ強くなっていく可能性をたくさん秘めてるので。この大会には必ず1つオンリーギブアップは入れていきたいなと思っているんですけども、ちょっともう(JWPから)だいぶ時代も変わったのでニュー・ジェネレーションという形で、新しい世代がどんなオンリー・ギブアップマッチを見せてくれるのか? 楽しみでもあり、少し怖いなというのもあるんですけど…私が直に教えているマリ卍と、関節技が好きで磨いている本間選手がどんな闘いになるか? まだマリ卍は1勝もしたことがないので、この試合で勝利できるようなネチっこい関節技を伝授しておきたいと思います!」
▼コマンドボリショイ引退ロード・Extra Edition
コマンドボリショイ vs 木村花
ボリショイ「木村花選手はお母さんを指導してる時からママチャリの後ろに乗せられて道場に来て、そして放置されておもちゃで遊んでる間にですね、お母さんがしごかれて…そんな姿を見て育った花ちゃんが気がついたらもう立派なプロレスラーに成長していて、何度か対戦はしたんですけど、引退を決意してシングルマッチをするっていうのは初めてで。母子ともに私とはゆかりの深い選手なので、最後に私が現役として伝えられることを伝えて、最後の闘いを勝って締めたいと思います」
━━試合順について。
ボリショイ「まだ決まってないんですよ、実は。お客様が当日会場に来た時に、どの試合を楽しみにしているか? お客様が見たいものがメインということで、事前にオンライン投票を行ないます。ぜひヴィーナス・トウキョウさんのアカウント、もしくはPURE-Jのアカウントを登録しておいてください。近日中にシステムを発表させて頂いて、前日締め切りで決定したいと思います。『ドリーム女子プロレス』(※JWP終了からPURE-J旗揚げまでの期間)でも似たようなことをやってたんですけど、それのさらに進化版という感じで受け取って頂けたらと思います」
━━若手選手で争うベルト・POP王座が、安納サオリの返上により空位となっているが。
ボリショイ「この大会が『ピュア・プリンセス』という名前なんですけど、やはりPOPのベルトを意識してまして。せっかく生まれたベルトで歴代王者もいるので、POPのベルトが輝く時が早々に来ると思います。この大会を通してPOPの王座を争っていける選手を育てていきたいなと思っています。この大会でデビューしたい選手も育てていきたいなと思っているので、募集などもしていきたいと思っています」
(続いて4・3新木場での『BIG TOP』について。ヴィーナス・トウキョウ代表・佐藤秀明氏も同席)
ボリショイ「『ピュア・プリンセス』についていろいろ話していく中で“もっとおもしろいことができないか?”というお話しになりまして、さらにヴィーナス・トウキョウさんとコラボして『BIG TOP』という大会を開催させて頂くことになりました。普段PURE-Jだけではできないこと…サーカスの大テントという意味なんですけど、私はプロレスっていろんな色があっていいと思うんですよ。楽しさだったりストロングだったり、1つの団体だけだとどうしても方向性を見せることが最優先になってしまうので、いろいろ楽しめたらいいなと思って。それこそ、おもちゃ箱をひっくり返したような…そういう大会ができないかなと常々思ってたところ協力してくださるということで、楽しみな大会が4月3日…奇しくもJWPの旗揚げ記念日でもあるんです。そんな日に新しい大会がスタートすることになりました」
佐藤「私としてはやはり『ピュア・プリンセス』もそうなんですけども、打ち合わせを重ねると“いろんなアイディアを持っているな”というのを非常に感じました。ただ、そのアイディアがなかなか形になれていないんだろうなと。それであれば私が協力することで本興行以外のPURE-Jの姿っていうのを見せることができるのかなと感じたので、今回こういう形になりました」
━━こちらの大会は若手主体ではない?
ボリショイ「ではないですね。PURE-Jの選手が中心にはなると思うんですけども、ドリーム女子プロレスみたいな、“なんでタッグマッチはチェンジしたら下がらなければいけないんだろう?”とか。“たとえば卓球ではずっと2対2で闘っているのに、プロレスではそうなったらどうなるんだろう?”とか、そういう小さな疑問をリングで具体化していって…選手は大変だと思うんですけども、見てる人はすごいおもしろいと思います」
━━試合以外での企画などは?
「いろいろPRしていくという部分では、選手だけではなくて芸能界の方にも協力して頂いて大会を広く盛り上げて頂けたらなと思ってます。そうすることで女子プロレスの底辺も広がっていけばおもしろくなるんじゃないかなと思います」
佐藤「この大会っていうのは実験的なこと、もしくはチャレンジしていく感じになっていくと思うんですね。固定概念をすべて取っ払って、とにかく思いついたことをどんどんチャレンジしていこうと。その中でいいものが生まれていけば、それはほかの団体さんでもやって頂いていいですし、PURE-Jさんの本興行でもやってもらってもいいなと思います。みんなで楽しんでいろんなアイディアを出し合って、それでこの大会を盛り上げていきたいって考えてます」
(マスコットMCを務める『すみきち』さんが紹介される)
すみきち「今回マスコットMCとして大会を盛り上げさせて頂きます。コスプレタレントとしてマルチで活動させて頂いてます。歌とかDJもやらせて頂いてます。コスプレイヤーとしても活動しているということで、どんな服装で登場するかはその場その場でのお楽しみということでですね、ぜひぜひ楽しんで頂ければ幸いです。よろしくお願いいたしま~す! 先日まで忍者ヒーローっていう夢芝居というものをリング上でやらせて頂いた経緯がございまして。すごく楽しみでございます!」
ボリショイ「3月10日の中森華子プロデュース板橋大会にも来場して頂けるということで…」
中森「すみきちさんも一緒に盛り上がっていきましょう! この日はボリショイさん・Leonさんがイギリスで試合があるのでいないんですけども、ベルトがなくても中森華子がPURE-Jを守るっていうのはずっと変わらないので。PURE-Jの未来を見せれるような、皆さんに楽しんで頂けるような大会にしたいと思っています」