3ヶ月ぶりのOZアカデミー大阪大会は300人超の満員を記録。まずはタッグ王座への次期挑戦権を争うトーナメントの1回戦2試合が行なわれ、米山香織&花園桃花にYAKOが1人で対峙。体調不良で急きょ欠場となった清水ひかりの分も闘って“2回戦から2人で”と意気込むYAKOだったが、花園のグーパンチから米山に丸め込まれて勝利はならず。
前回の大阪大会で初対決を果たした狐伯と海樹リコが今度は初タッグを結成し、『正危軍』雪妃魔矢&安納サオリと激突。序盤からダブルのドロップキックを放つなど勢いよく攻め込んでいくと、ムチ攻撃の誤爆を誘った狐伯が雪妃を押さえ込んで3カウント。番狂わせで会場を沸かせ、6・11新宿でのトーナメント2回戦は米山&花園vs狐伯&海樹となった。
セミファイナルの『レベル&エネミー』ラム会長&尾﨑妹加vs『正危軍』尾崎魔弓&翔は、尾崎がカウンターの裏拳からフィッシャーマン・バスターでラム会長を仕留める。また、休憩時間には雪妃&安納がリングに上がり、2人のタッグ名について観客の拍手の大きさによる審判をあおぎ、尾崎が勧めたという『ゆきさおり』に決定した。
メインイベントはAKINO&SAKI&優宇と『チーム・パワースポット』加藤園子&水波綾&青木いつ希による6人タッグマッチの3本勝負。SAKIはキャリア11年にしてOZに初参戦。AKINOと加藤が1本ずつ取り合うと、3本目はそこから20分の長丁場に。水波がコーナー最上段からのギロチンドロップで優宇に勝利し、通算25分におよぶ熱闘に終止符が打たれた。
『~Valley Of The Dalls@大阪~』
◆2023年5月28日(日)大阪・176BOX(12:00)
観衆329人(満員)
▼OZアカデミー認定タッグ選手権次期挑戦者決定トーナメント1回戦 ハンディキャップマッチ・10分1本勝負
○米山香織&花園桃花(7分23秒/後方回転エビ固め)YAKO●
※YAKOのパートナー・清水ひかりは体調不良のため欠場。
▼同トーナメント1回戦・10分1本勝負
○狐伯&海樹リコ(6分26秒/ヨーロピアンクラッチ)雪妃魔矢●&安納サオリ
▼30分1本勝負
●ラム会長&尾崎妹加(15分16秒/フィッシャーマン・バスター→片エビ固め)尾崎魔弓○&翔
▼60分3本勝負
AKINO&SAKI&優宇(1-2)加藤園子&水波綾&青木いつ希
[1]○AKINO(1分59秒/フランケンシュタイナー→エビ固め)加藤●
[2]●AKINO(5分38秒/押さえ込む→体固め)加藤○
[3]●優宇(25分1秒/ダイビング・ギロチンドロップ→片エビ固め)水波○
★狐伯&海樹リコのコメント
狐伯「前回(海樹と)闘った時は自分負けたんですけど、あの時もベルトに対する試合で、今回も表明した時に一緒について来てくれて。もうちょっとお互いのことをわかりたい。初めて組んだから探り探りだったけど、連係もできたから良かったです。相手の2人は初めてでしたけど、自分たちは悪いことをしてる人を退治しに行くっていうのが目的で、その手下を退治できました。次(2回戦)に進めたので、その次にまた進めるようにどうにか仲を深めていきたいです(笑)」
海樹「楽しかったです。狐伯さんをイメージして短いズボンの旧コス着てきて、ドロップキックも上手くいったりとか。息は合わないと思ってたけど“合うな”と思いました。前回、雪妃魔矢にボコボコにされてたので借りを返そうと思ったら、まさかの安納サオリがそれ以上に突っかかってきて…ちょっとシングルしたいなと思ったのと、今日は雪妃とあんまり闘えなかったので。また改めてやりたいなと思いました。次は米山さんと花園さん。花園さんは初対戦です。自分もけっこう小っちゃいほうなんですけど、この中だと1番デカくなっちゃうぐらいみんな小っちゃいので…(笑)。パワーは誰よりもあると思うんですけど、スピードでも負けないようにしたいと思います」