3週間ぶりの亀アリーナマッチ。Leonと久令愛のシングル対決は、丸め込みの応酬からカウンターのバックスピンキックを叩き込んだLeonがスピアー、マッド・スプラッシュとつないで完勝。第2試合ではディアナのHimikoが中森華子を相手に持てる技をぶつけていくも、中森がハイキックからのシャイニング・ウィザードで3カウントを奪う。
メインイベントはライディーン鋼&大空ちえvsAKARI&神姫楽ミサ。4人が入り乱れる中で鋼とAKARIが互いにラリアットを撃ち合うと、鋼が急角度のバックドロップから昇天・改を決めてAKARIを仕留めてみせた。
カーテンコールで久令愛はLeonに対し、「6月4日の1DAYタッグト-ナメントで借りを返したいと思います」と話し、翌週について「HimikoさんとのシングルはPOP選手権以来なので、すごい楽しみにしています」。Leonは「久令愛とは1ヶ月半ぶりのシングルだったんですけれども、短い中でも確かな成長を感じ取ることができました。もっともっと強い・高い壁であり続けたいと思ってます」。中森は「Himikoさんと初シングルでしたが、佐藤綾子さんの直接の後輩にあたるので私にも特別な存在です」とHimikoをリング上に招くと、翌週の久令愛戦について「今までの経験値を生かしたルールで、丁寧語マッチはいかがですか?」と提案。両者とも「頑張らせて頂きます!」と応じて勝利を誓った。
悔しさいっぱいのミサは「メチャクチャ不甲斐ないです! 鋼さんと、同期で私がメチャクチャ巻きたいベルトを持ってるちえと、シングルマッチさせて頂きたいのでよろしくお願いします!」とアピール。大空は「私も何回でも闘いたいですよ! 同期として負けられないのでバチバチやっていきたいです。ベルトも私は守ります」。鋼は「いつでもシングル受けて立ちますよ」と余裕の表情。
続いてボリショイがリングに上がり、3日前の久令愛の誕生日について「PURE-Jではコテコテのサプライズお誕生日会をすでにやったので、今日はもう1人、お誕生日をお祝いしたい人がいます」と、テッシー・スゴーレフェリーにケーキの贈呈。ボリショイに「ミス半世紀です」と言われてしまったスゴーは、「30後半あたりから、もう歳を数えるのを止めました。ケガなく頑張りたいと思います」と意気込みを語った。
『第84回・特別亀アリーナマッチ』
◆2023年5月21日(日)東京・PURE-J道場 亀アリーナ(17:00)
観衆未発表
▼15分1本勝負
○Leon(12分41秒/マッド・スプラッシュ→体固め)久令愛●
▼15分1本勝負
○中森華子(9分47秒/シャイニング・ウィザード→片エビ固め)Himiko●
▼20分1本勝負
○ライディーン鋼&大空ちえ(15分15秒/昇天・改→体固め)AKARI●&神姫楽ミサ
★神姫楽ミサのコメント
「今日は鋼さんとは初対戦で、メチャクチャ好きな選手で。個人的にシングルをしたいっていうのをずっと代表にも言ったりするぐらい、すごい待ち望んでた対戦で。今日はタッグだったんですけど、あんまり時間的にもぶつかり合えなくて歯が立たなかったので“1対1でどうなるか?”っていうのを、自分のすべてを鋼さんにぶつけてみたいなっていうのを改めて思います。ちえとは3~4回当たってますけどシングルはしたことなくて、ちえがPOPのチャンピオンになってから当たるのが初だったので、すごい自分的には意識していて。ちえが(海樹)リコから獲ったんですけど、その前に私はリコに負けてるので。POPのベルトを懸けて試合したいなって思ってます!」
▼ボリショイは欠場中の谷ももから届いたメッセージを読み上げる。