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【結果】PURE-J5・4板橋

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 PURE-Jの板橋2連戦。初日のオープニングマッチはPURE-J純血対決“ピュアバトル”として『WANTED☆ウォリアーズ』ライディーン鋼&谷ももと、『クレアカリ』AKARI&久令愛によるタッグ対決。鋼&谷がAKARIを捕らえて大技攻勢を仕掛けていくが、鋼がラリアット、谷が蒼魔刀から桃橋立(もものはしだて)を決めたところで15分時間切れ。悔しさを露わにしながら4人がレフェリーから手を上げられる。

 



 タッグ王座戦を翌日に控える『RED SOUL』Leon&高瀬みゆきと『ゴキゲンBBA』米山香織&チェリーが、2つのシングルマッチに分かれての前哨戦。各チームごとに登場すると、まずは高瀬vs米山からスタートする。Leonとチェリーはリングサイドに陣取るが、チェリーはロープに走った高瀬の足を引いて転ばせると、すかさず米山が外道クラッチを決めて3カウント。

 



 続いてLeonvsチェリー。丸め込みの応酬からLeonがバックスピンキック、スピアーと追い込んでいくも、チェリーが春夜恋でフォール勝ち。狙い通りの展開に高笑いするチェリーは、「タイトルマッチの前哨戦、ゴキゲンBBAが2連勝。明日まで待たなくても結果は見えてるけど、明日もまたギャフンと言わせて泣きベソかかせてやるから。楽しみに待ってろよ!」と通告。Leon&高瀬は「オマエら汚ねぇぞ!」と抗議するが、米山はとぼけながら「私たちタッグだもんね!」と開き直る。チェリーは「負け惜しみはそこまでだ! 今夜だけはいい夢みとけよ。あばよ!」と去って行くと、Leonは「絶対ベルト渡さねぇからな。覚悟しとけ!」と叫んだ。

 



 念願のPOP(プリンセス・オブ・プロレスリング)チャンピオンとなった大空ちえは積極的にタイトルマッチをやっていきたい意向を示し、初防衛戦の相手として我闘雲舞(ガトームーブ)の小石川チエを迎え撃つことに。ハイテンションで元気いっぱいのファイトを見せる小石川だが、バックを取った大空はロープに押し込んでの後方回転から3カウントを奪い初防衛に成功する。マイクを持った大空は「どんどん防衛戦を重ねていって、このベルトを磨いていきたい」と話し、5・14板橋に参戦が決定しているディアナ・ななみを次期挑戦者に指名。ボリショイは「前向きに検討します」と返答する。

 



 メインイベントでは無差別級王者・中森華子がKAZUKIをパートナーに、かつてデイリースポーツ認定女子タッグのベルトを巻いたこともある春日萌花&真琴と激突。実の姉に腎臓を分け与える生体腎提供(ドナー)手術により6月より欠場に入ることが決定している春日だが、この日も変わらず激しい闘いを展開していく。春日が中森にコーナー最上段からのフットスタンプを突き刺すと、真琴がスピアーでKAZUKIを分断。中森との真っ向勝負に挑む春日はシャイニング・フラワーをカウント2で返す粘りを見せるが、春日の背後に回った中森は破天荒で叩きつけてとどめを刺した。

 



★メインイベント後のマイク
 中森「春日さん・真琴、今日はありがとうございました。春日さんが欠場に入る前にこうして闘えて、今日は勝つことができたけど私はまだまだ物足りないです。春日さんが戻ってきたら私は今よりもっともっと強いチャンピオンでいるので、また絶対にPURE-Jで対戦してください。よろしくお願いします! 2週間後の板橋大会、私のカードはもう決まっています! 春日さんと組んで、Leonさん&小林香萌選手とタッグマッチです! ぜひ見に来てください」
 春日「中森ーっ!!……って、いつもは突っかかるところなんですけど、こうやって腎移植の手術の前に呼んで頂けて、本当に嬉しかったです。対戦してもらってありがとうございました。KAZUKIさんともいろいろあったんですけど、こっちはフリーランスで居場所を作らなければいけないっていう意地として。KAZUKIさんは団体を守らなければいけないっていう意地として、ぶつかり合って…。私はいろんなものを学ばせて頂いたと思っているので、いま岡山にいらっしゃるそうなんですが、また私が復帰した際には試合をしてください、お願いします」
 KAZUKI「オマエとYMZ軍に握手はないからな!」
 春日「次も、とても粋(いき)なカードを組んで頂けたと思っています。ずっと“Jの中心は誰だ!?”って争っていた中森華子と、初めて私が後楽園ホール大会のメインイベントでシングルマッチで闘わせてもらった当時チャンピオンだったLeon選手と、そして前の団体で一緒だったけどなかなか対戦する機会もそんなにない小林香萌選手と。自分の区切りのカードとしてすごく心に残るものを組んでもらったと思うので、今日来てくださった方は必ずお友達を連れて見に来てください。お願いします。PURE-Jさんは私がフリーランスになってから、春日萌花ってどこまでできるのか、そんな選手なのか…おそらく信用がない中で声をかけてくださった、とても懐の深い、温かい団体です。Jさんで鍛えてもらわなかったら私は生き抜けなかったと思うし、姉のドナーになれるという体力をつけてくださったのはプロレス界で関わってくださったすべての方なんですけれども、PURE-Jの選手には本当に頭が上がらないと思っています。ありがとうございます!(会場から拍手) フリーになってからすごいデッカイ口も叩いて、ベルトも実際巻けたけれども、ホントのこと言えばみんな強くて…! 毎回毎回ホンットにしんどくて…! マジで毎試合、死ぬか紙一重のような闘いをしていました。それで鍛えられたからこそ今があります。そんなお世話になった団体に、必ず元気になって戻ってくるというのが自分の目標なので…。引退じゃありません。ハルヒーはまた華子のベルト、ちゃんと狙っていきたいと思っているから。ベルト磨いて待っててください」
 中森「春日さんがこんなにもPURE-Jのことを思っていてくださって、私はホントに今、熱い思いとすごい嬉しい思いでいっぱいになってます。私と春日さんのタッグ、ぜひ見に来てください。よろしくお願いします!」

 

 



『GO!GO!レインボーマウンテン vol.1』
◆2023年5月4日(木・祝)東京・板橋グリーンホール(18:00)
観衆115人


▼ピュアバトル・15分1本勝負
 △ライディーン鋼&谷もも(時間切れ引き分け)AKARI&久令愛△
▼タッグタイトル前夜~ザ・前哨戦1~・15分1本勝負
 ●高瀬みゆき(7分41秒/外道クラッチ)米山香織○
▼タッグタイトル前夜~ザ・前哨戦2~・15分1本勝負
 ●Leon(4分13秒/春夜恋)チェリー○
▼POP選手権試合・30分1本勝負
 ○大空ちえ(10分46秒/ロールスルー・クラッチ)小石川チエ●
※第28代王者が初防衛に成功。
▼スペシャルタッグマッチ・30分1本勝負
 ○中森華子&KAZUKI(17分31秒/破天荒→エビ固め)春日萌花●&真琴

 

 

★小石川チエのコメント

 「シングルの王座に挑戦させて頂くのが初めてで、PURE-Jさんに出させて頂くのも初めてで、大空さんとのシングルも初めてだったんですけど、すごい楽しく試合できたっていうのが1つありまして。メチャメチャ緊張しいで負けてすっごい悔しくはあるんですけど、大空さんが爽やかな方だったっていうのもあって、初夏の風のような爽やかな気持ちでいます。自分、8月28日に4周年になるので“これがもしかしたら最初で最後かもしれない”という意気込みで挑んだんですけど、フタを開けてみたらそういう気負いみたいのはなく試合自体はできたので、すごく楽しかったです。小石川チエとしての試合はできたんじゃないかと思っていますし、“我闘雲舞の小石川チエ”そのままで来れた気がします。PURE-Jさんやお客さんに飲まれるでもなく、ちゃんと小石川チエとしてリングに立って最後まで試合できたと思っています。まだシングルでもタッグでも何も結果を残せていないので、結果を残したいというのが1つあるのと、自分たちの団体って駿河メイさんっていうすごい選手がいるんですけど、メイさん一強じゃない我闘雲舞になっていきたいなと思っています」

 

 


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