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【結果】伊藤道場5・7大森

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 大田区大森の道場・W-BOXでの活動再開から3回目となる道場マッチは、女子プロレスのシングルマッチ3試合と“ファイティングアート”と銘打たれたタッグマッチが行なわれた。第1試合は宝山愛とHimikoが初対決。ダブルアーム卑弥クラッシャーを踏ん張って阻止した宝山が、カニ挟みからラ・マヒストラルにつないで3カウントを奪う。

 



 シングル初対決となる中森華子と川畑梨瑚は激しいキックの応酬を繰り広げると、川畑がジャーマンから低い体勢でのハイキックを叩き込むもカウントは2。形勢を入れ替えた中森がシャイニング・ウィザード、シャイニング・フラワーと連発してキャリアの差を見せつける。

 

 



 第3試合は“ファイティングアート”によるタッグマッチ形式で、伊藤薫&藪下めぐみvs島ちゃん&まぁくん。ファイティングアートとは試合内容はあらかじめ決められたプロレス形式のパフォーマンスで長与千種が命名。ただし、通常の新人プロレスラーと比べても遜色のないトレーニングを積んだ上で実施されるものであり、島ちゃん(志真うた/SUGAMOプロレスのASHUKA)は前回の道場マッチでプロテストに合格済み。まぁくん(男子)は仮合格となっており、この日の闘いで合否判定されることとなった。10分あまりの闘いは、伊藤がまぁくんの上に座り込む形で3カウント。来場者に「○」と「×」が書かれた紙が配布されてまぁくんの合否についての投票が実施され、休憩時間明けに賛成多数での合格が発表された。

 



 メインイベントは佐藤綾子vs海樹リコの初対決。開始早々から高さのあるドロップキックを放った海樹は、試合中に佐藤のおぼんを奪って脳天に叩きつけるなど臆することなく攻め込んでいくと、丸め込みの連続でフォールを狙いにいく。しかし素早く海樹の背後に回った佐藤がドラゴン・スープレックスを決めて勝利を飾った。

 



 マイクを持った佐藤は「この大会は伊藤さんご自身の中に出場基準がしっかりあって、選ばれて出てる選手たちばかりだと思うので。自分も中森とおんなじ伊藤道場出身で、伊藤さんの遺伝子が自分らの中には今でもしっかりある」と話し、島ちゃん&まぁくんに「伊藤さんについていけば、たぶんケガしないし大丈夫だと思うんで」とエールを贈る。

 



 伊藤は最近の若手選手について、「“もっとこうしたら良くなるのにな”、“ちょっとのことで見せ方が変わるのにな”って思うこと、いっぱいあるんですよ。(キャリアが)上になったら練習しなくなったりとかしていくので、もう1回みんなしっかり見直してキック1発、小さい投げ1発にも初心を忘れないでしっかりやってもらいたい。今、受け身を取れない人たちがリングに上がってる中で、私はしっかり受け身を取れる人にリングに上がってほしいなと思うのと、お客さんを置いてっちゃうような試合をするんじゃなくわかりやすく。自分たちの自己満足で試合をやるんだったら簡単なんだけど、お客さんを置いていかないっていう。みんなが1つになるってところもプロレスならではの楽しみだと思うので、そういったところを考えながらやっていきたいと思います」と持論を語った。

 



『伊藤道場・道場マッチ ムゲン Connect-3』
◆2023年5月7日(日)東京・W-BOX(13:00)
観衆未発表


▼「女子プロレス」・15分1本勝負
 ○宝山愛(9分0秒/ラ・マヒストラル)Himiko●
▼「これが女子プロレス」・20分1本勝負
 ○中森華子(11分20秒/シャイニング・フラワー→片エビ固め)川畑梨瑚●
▼これはファイティングアート!~まぁくんプロテスト合格への道~
 ○伊藤薫&藪下めぐみ(10分56秒/体固め)島ちゃん&まぁくん●
▼「これぞ!ザ・女子プロレス」・30分1本勝負
 ○佐藤綾子(11分42秒/ドラゴン・スープレックス・ホールド)海樹リコ●

 

 

▼観客の投票により賛成多数で、まぁくんの合格が決定。

 

 


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