4月最初のPURE-J・亀アリーナマッチは、Leonと久令愛のシングル対決からスタート。関節技をつないでいく久令愛はカウンターのトラースキックからダブルリスト・アームサルトへ。対するLeonはスピアーからミサイルキックを放つと、久令愛の丸め込みをキックアウトして再びのスピアーで3カウント。Leonは久令愛の健闘を称えて握手を交わした。
中森華子は1年ぶりの亀アリーナマッチ参戦となる網倉理奈と対戦。持ち味の元気全開なファイトで立ち向かう網倉は、その場跳びの前方回転セントーンからコーナーを使ってのセントーンを放つと、ラリアットを叩き込むがカウントは2。ハイキックからのシャイニング・フラワーで中森が貫録を見せつける。
メインイベントはライディーン鋼&AKARIと大空ちえ&米山香織のタッグマッチ。AKARIは米山に対してヒザ十字、キックのラッシュ、ブレーンバスターと猛攻を見せるも、ラ・マヒストラルは大空が救出。AKARIのバックを取った米山は鋼とAKARIを正面から鉢合わせると、後方回転で丸め込んで勝利を飾った。
カーテンコールでは久令愛が「スピアーが強烈しぎてあんまり覚えてないんですけど、もっともっとLeonさんを追いつめられるように頑張ります」。Leonは「久令愛と2ヶ月ぶりのシングルだったんですけれども、2ヶ月の中でも確かな成長を感じ取れたので。後楽園のチェリー戦も頑張ってほしいと思います」とエール。また、次週の大空戦については「デビュー戦の相手として熱く厳しくちえの前に立つんで、思い切りかかって来てください」と通告する。網倉は「華子さんに、まだ“あーみん”と呼んでもらえてないので…」と悲しげに。中森は「私は今日すっごく楽しかったので、また“網倉さん”と闘えるのを楽しみにしています。網倉さん、またね!」とつれない返答。
米山は「ちーちゃんとのタッグで勝ったぞーっ!! ちーちゃんは私の主宰するYMZっていう大会によく出てもらってて、可愛がってる子の1人です」と笑顔。大空は米山に対し「1つあやまらなければならないことがありまして…実はちょっと米山さんと同じ技を、いま使わせて頂いちゃってるんですけれども(後方回転エビ固め=ロールスルークラッチ)…ボリショイさんに練習を見て頂いてるんですけれども…」と恐る恐る報告すると、米山は「えぇ~~っ!!? そんなの…切磋琢磨していくしかないじゃ~ん!! 一緒に精度を高めてどんどんスリーを取っていくぞ~っ!!」と快諾。大喜びの大空は次週のLeon戦について「勝って勢いをつけて後楽園に行きます!」と豪語し、「明日からも頑張っていこうJ(ジェイ)!」のポーズで大会を締めた。
『第81回・特別亀アリーナマッチ』
◆2023年4月2日(日)東京・PURE-J道場 亀アリーナ(16:00)
観衆未発表
▼15分1本勝負
○Leon(12分43秒/百獣のスピアー→エビ固め)久令愛●
▼15分1本勝負
○中森華子(9分33秒/シャイニング・フラワー→片エビ固め)網倉理奈●
▼20分1本勝負
ライディーン鋼&●AKARI(12分11秒/後方回転エビ固め)大空ちえ&米山香織○
▼ボリショイは『雨のち晴れ』を披露。Leon&久令愛が手話を担当した。