４・１６後楽園ホール大会を１ヶ月後に控えての王子大会。久令愛と大空ちえによるＰＵＲＥ－Ｊ純血対決では、丸め込みの応酬からビッグブーツを叩き込む久令愛だったが、大空が後方回転から押さえ込んで３カウントを奪取。先輩からの勝利でＰＯＰ王座挑戦に向けて弾みをつける結果に。
第２試合ではライディーン鋼とチェリーが２カウントフォールマッチでシングル対決。試合前の駆け引きから腕十字で速攻での決着を狙うチェリーだったが未遂に。鋼が巨体を生かしてのラ・マヒストラルで２カウントを奪ってみせた。
第３試合では中森華子の胸を借りる形の神姫楽ミサが猪突猛進の突貫ファイト。ラリアット、セントーン、ミサロールと持てる技をぶつけていくも、キックの連打で形勢を入れ替えた中森はシャイニング・ウィザードで貫録勝ち。
セミファイナルはＫＡＺＵＫＩと米山香織による『迷勝負数え歌』。試合前にそれぞれが希望するルールについて、米山は「久々のシングルマッチということで、私が今日提案するルールは“もしもリングに桜の木があったら”」。ＫＡＺＵＫＩは「最近亀アリーナマッチで恒例の“試合中いかなる場合でも桜に曲が鳴るとダンスを踊らなくてはいけない”」をそれぞれ提示。しかし米山もＫＡＺＵＫＩもダンスは苦手だとして、“１分半が経過するごとに桜にちなんだ曲が流され、その間は桜の木を囲んで笑顔で記念撮影しなくてはいけない”という形に決定する。試合の攻防が強制的に途切れて訪れる記念撮影タイムに両者ともペースをつかめないまま時間が経過。Ｋソード（背後からのダブルニー）を狙うＫＡＺＵＫＩだったが、米山がかわしたため桜の木に誤爆。木を倒してしまい、米山の勝利が宣告される。
メインイベントではキャリア２４年目に突入したＬｅｏｎがＡＫＡＲＩをパートナーに、初タッグ結成となる谷もも＆ＳＡＫＩと対峙。高瀬みゆきとのタッグでのベルト獲得を目標にＳＡＫＩを強く意識するＬｅｏｎが、丸め込みの応酬からマルマ・デ・レオンを決めてＳＡＫＩから３カウントを奪取してみせた。マイクを持ったＬｅｏｎは「おいＳＡＫＩ！ これがＬｅｏｎだ！ どんなにやられても絶対に負けねぇんだよ。悔しかったら『ＲＥＤ ＳＯＵＬ』の挑戦、受けてみろよ！」と挑発すると、悔しさいっぱいのＳＡＫＩはＬｅｏｎに襲いかかり「なんだよＲＥＤ ＳＯＵＬって？ 誰でも連れて来いよ！」と返答。Ｌｅｏｎは「高瀬みゆきとＬｅｏｎの最強に熱いタッグチームだ！」と豪語し、４・１６後楽園でのタイトルマッチが決定的に。
カーテンコールでは大空が「久令愛さんに勝てました！ メッチャ嬉しいです！」と笑顔。鋼はＬｅｏｎに対し「今日勝ったからって調子に乗んじゃねぇぞ？ いつでも受けてやるからな」と通告。ＫＡＺＵＫＩは４・１６後楽園でのＷＡＮＴＥＤ軍vsＹＭＺ軍について、鋼がタッグ王座戦になることからカード変更を示唆するも、米山は「ＹＭＺ軍、マコちゃん（真琴）と優宇ちゃんが参戦決まってるので３人で組みたいので６人タッグでお願いします」と譲らず。するとＫＡＺＵＫＩは参戦が決まっているジャガー横田について、「私の師匠。ＷＡＮＴＥＤ軍の助っ人に入ってくれるに決まってんじゃん。そっちが６人タッグを望むんだったら、それでいいよ。そうしよう！ ももちゃんも５周年だし華やかにお祝いしたいと思います！」。谷は「同期がいっぱいいるのでにぎやかにしたい」と、さらに人数を増やすことを提案する。
ＡＫＡＲＩは「後楽園の４周年で中島安里紗選手とシングルマッチ、皆さん応援よろしくお願いします」と意気込み。Ｌｅｏｎは「ついにＲＥＤ ＳＯＵＬでタイトル挑戦、決まりました！ でもその前にＳＡＫＩともう１度対戦しないと気が済まねぇよ。次の大田区で対角に立つカードを組んでもらいたいと思います。後楽園で必ずＲＥＤ ＳＯＵＬがチャンピオンになりますので応援よろしくお願いします！」と勝利を誓った。
『レインボーラビット ｖｏｌ．３』
◆２０２３年３月１９日（日）東京・ＢＡＳＥＭＥＮＴ ＭＯＮＳＴＡＲ王子（１９：００）
観衆７５人
▼ピュアバトル・１５分１本勝負
●久令愛（１０分３５秒／ロールスルークラッチ）大空ちえ○
▼２カウントフォールマッチ・１５分１本勝負
○ライディーン鋼（６分５０秒／ラ・マヒストラル）チェリー●
▼スペシャルシングルマッチ・２０分１本勝負
○中森華子（９分５５秒／シャイニング・ウィザード→片エビ固め）神姫楽ミサ●
▼続・迷勝負数え歌・２０分１本勝負
●ＫＡＺＵＫＩ（８分４３秒／Ｋソードが誤爆→桜の木が転倒）米山香織○
※通常ルールに加え、リング中央に設置された桜の木を倒したら負け。また、試合中に曲が流れると如何なる場合でも桜の木と写真を撮らなければならない特別ルール。
▼スペシャルタッグマッチ・３０分１本勝負
○Ｌｅｏｎ＆ＡＫＡＲＩ（１４分１０秒／マロマ・デ・レオン）谷もも＆ＳＡＫＩ●
