2023年初の亀アリーナマッチは、ライディーン鋼とAKARIによる亀アリーナ名物のタワシデスマッチからスタート。ジャンケンに勝って大きなタワシバットを手に入れたAKARIは序盤から容赦なく鋼の巨体に叩きつけていくが、鋼はバックドロップからリバース・セントーンつないで快勝。
第2試合は久令愛とPURE-J初参戦の朝陽がシングル初対決。ミサイルキックからダブルリスト・アームサルトを放つ朝陽に対し、久令愛は投げっぱなしジャーマンからトラースキックを叩き込むと変形ラ・マヒストラルへ。しかし、これをキックアウトした朝陽がちゃんまるボーイで丸め込み3カウントを奪うと、試合後は笑顔で握手を交わす。
メインイベントは中森華子&谷ももvsLeon&大空ちえ。先発の谷と大空はこの2日間、同じスケジュールで3試合目ながら元気いっぱいのファイトを見せると、半年ぶりに対峙する中森とLeonも激しい応酬で会場を沸かせていく。最後は谷がコーナー最上段からのニーアタックから蒼魔刀につないで大空を仕留めた。
カーテンコールで久令愛は「朝陽選手との初シングル、得るものしかなかったです。PURE-Jとは違うプロレスのキラキラしたところが知れたようで、とても楽しかったです。またやらせてください」とアピール。これに朝陽は「久令愛ちゃんとのシングル、自分こそ得るものがたくさんありました」と笑顔。Leonは「中森とは去年の7月、無差別のベルトを取られて以来、半年ぶりの対戦だったんですけど直接勝てなくて悔しい。いつでもオマエのベルト狙ってるから」。中森は「21日にディアナのカルッツかわさき大会でタッグのベルトに挑戦します。次の日の亀アリーナマッチは2冠チャンピオンとしてリングに上がれるように、必ずベルトを獲ってきたいと思いますので応援よろしくお願いします!」。最後は谷が次週の亀アリーナマッチに向けて、「WANTEDで鋼さんとタッグなので、KAZUKIさんに“任せてください”と言った手前、絶対に負けられませんので。米山さん&AKARIのボリショイチルドレン兼YMZ軍に勝てるように頑張りますので、皆さんぜひ見に来てください」と話し、Jのポーズで締めた。
『第73回・特別亀アリーナマッチ』
◆2023年1月15日(日)東京・PURE-J道場 亀アリーナ(17:00)
観衆未発表
▼亀の子束子デスマッチ・15分1本勝負
○ライディーン鋼(9分1秒/リバース・セントーン→体固め)AKARI●
※公認凶器として亀の子束子の試合が可能。
▼15分1本勝負
●久令愛(9分16秒/ちゃんまるボーイ)朝陽○
▼20分1本勝負
中森華子&○谷もも(14分51秒/蒼魔刀→エビ固め)Leon&大空ちえ●
★久令愛&朝陽のコメント
━━初めてのシングルマッチを終えて。
久令愛「体格は自分のほうが全然デカイし、今は関節技を伸ばしたいと思っているので、そういうところを出していけば勝てると思ってたし…いいところまで攻めてたと思うんですけど不意をつかれたっていうか…(苦笑)。“してやられた”っていうのは、そこは先輩の上手いところなのかなっていうのを身をもって感じましたね」
朝陽「タッグを組んだりタッグで当たったりっていうのは少しだけあったんですけど、初シングルで。私のほうが得るものがありましたね。今アイスリボンは小っちゃい人しかいないので、こういう大きい人と対戦するのが久しぶりで楽しかったと思います」
━━亀アリーナマッチについて。
朝陽「いいですね。お客さんが2階にもいて、アイスの道場とはまた違う“道場感のある道場”みたいな(笑)。それがすごいいいなって思って。メインを見て、アイスに出てくれてる(大空)ちえちゃんとか谷ももちゃんも気迫がすごかったです」
━━新年最初の亀アリーナマッチだったが、今年の目標は?
朝陽「目標…!? 自分が信じた道を行く!」
久令愛「POPがなくなったところで今ある武器とは別に、もう1つ何かを得ないとなと思っているので。そういうのを普段から考えられるように過ごしていきたいなと思います」