シードリングの2023年開幕戦では12・28後楽園からの流れを受け、“現世代”中島安里紗&水波綾&松本浩代と“新世代”海樹リコ&青木いつ希&川畑梨瑚が第1試合で早くも激突。世代闘争でありながらパートナー同士でも火花を散らす場面も多く見られ、最後は中島が急角度のドラゴン・スープレックスで海樹を仕留め貫録を見せつける。
ハイスピードマッチは小林香萌と関口翔のシングル対決。SNS上のやり取りで今後のレギュラー参戦が懸けられる形となりキャリアに勝る小林が3カウントを奪うが、レフェリーの南月たいように悪態をついたり手を出す場面もあったことから、南月はレギュラーならぬ「出禁」を通告。アドバイサーの日高郁人もこれに賛同すると、小林は次回大会で“最強の刺客”を連れて来ると宣言。
セミファイナルでは『ラスエゴ』真琴&朱崇花と、アマゾン&MIKAMIの異色タッグが対峙。ラスエゴのメンバーでありながら対角に立つアマゾンに真琴&朱崇花が不満を露わにすると、アマゾンは「ミカミが私のタッグパートナー」と発言。荒れ模様の展開となり場外戦がエスカレートした結果、両者リングアウトで決着はつかず。試合後、MIKAMIはアマゾンとのタッグを継続し、メンバーを増やしてユニットにしていきたいとコメントする。
メインイベントは新春ならではの企画となる全選手参加のバトルロイヤル。12人でスタートし時間の経過とともに選手が少なくなっていくと、最後は川畑がエプロンの中島に右のミドルキックを叩き込んで蹴り落とし、優勝を飾った。マイクを持った川畑は以前からアピールし続けていながらまだ実現していない、中島の持つビヨンド・ザ・シーのシングル王座への挑戦を表明すると、中島は次回2・16新宿FACE大会でのタイトルマッチを受諾。川畑は中島らをリング上から追い払うと、新世代の選手たちと一緒に「d」のジャンプで大会を締めた。
『2023年開幕戦』
◆2023年1月13日(金)東京・新木場1st RING(18:45)
観衆120人
▼30分1本勝負
○中島安里紗&水波綾&松本浩代(17分15秒/ドラゴン・スープレックス・ホールド)海樹リコ●&青木いつ希&川畑梨瑚
▼ハイスピードシングルマッチ・20分1本勝負
○小林香萌(7分51秒/メキシカン・ロールクラッチ)関口翔●
▼20分1本勝負
▲アマゾン&MIKAMI(12分40秒/両者リングアウト)真琴&朱崇花▲
▼SEAdLINNNG新春スペシャルバトルロイヤル・時間無制限
○川畑梨瑚(12分9秒/ミドルキック→オーバーザトップロープルール)中島安里紗●
※オーバーザトップロープルールは失格。退場順…アマゾン、水波綾、MIKAMI、朱崇花、小林香萌、青木いつ希&関口翔、真琴、海樹リコ、松本浩代、中島。