15日(木)12時よりOZアカデミーが記者会見を開き、2・12新宿FACEで開催される尾崎魔弓プロデュース興行で、45歳以上の18選手によるシングルマッチのワンナイト・トーナメント開催を発表。組み合わせの公開抽選が行なわれ、出場選手たちが意気込みを語った。
尾崎「本日はお忙しいところ…っていうのはガラじゃないんでやめときます(苦笑)。2月12日に『R45~ババアをなめるなよ!~』の興行を開催します。大会のコンセプトとしましては“私たちババアはまだまだ元気!”、“若い子には負けない!”、“まだまだ動けるぞ!”、そしてタイトル通り“ババアをナメるなよ!”の気持ちで大会をやらせて頂きたいと思います。このメンバーを見て頂いたらわかると思うんですけど、どういう対戦カードにしようか? っていうのをすごく悩みまして…せっかくこんな滅多に集まらないメンバーが集まるなら、ババアNO.1を決めようと思いました。トーナメントにします! 優勝者が真のババアです! 私たちババアの生きざまを見てください!」
続いてリングアナ&司会を務めるダイナマイト・関西さんがトーナメントのルールについて説明。『The Enpress of “R”』(ジ・エンプレス・オブ・アール)と名付けられたワンナイト・トーナメントとなり、“R”はR指定の略で「restricted/制限された」という意味。18名のR45の中からたった1人の女帝を決める闘いとなる。各選手が組み合わせ抽選のクジを引きながらリングに上がり、対戦カードが決まっていくたびに選手たちが悲喜こもごも。この日は不在のドレイク森松のクジ引きは関西さんが代行。ジャガー横田とダンプ松本のシングル対決は30年以上ぶりとなる。
≪Aブロック≫
★藪下めぐみ(50歳)
「このトーナメントに出れるってことはすごく光栄と思ってます。まさか自分が50までプロレスやってる予定ではなかったんですけど、優勝目指して頑張っていきたいと思います」
★井上京子(53歳)
「なんて私はクジ運がいいのかなと思いました。Aブロックを見て絶対に私が勝ち上がると思います! 素晴らしいやつ見せますので。優勝します!」
★AKINO(49歳)
「OZアカデミー女子プロレスのチャンピオン・AKINOです。このメンバーを見て頂いてわかるように、“また来年”ということはないと思っているカードですので。ぜひ自分が優勝したいと思っていたのですが…まさかの1回戦でシングル初対決となる井上京子選手と当たれるとは思ってもいませんでした。メチャクチャ、テンション上がってますので。ハイテンションのまま一気に優勝まで勝ち上がりたいと思います。そして真の女帝、年齢ではない女子プロレスのエンターテイメントを見せたい思います」
★山縣優(46歳)
「この大会のオファーを尾崎さんから直接頂いたものですからすごく嬉しくて、まさか45歳上の大会だと知らずにOKしてしまったんですけども…。尾崎さんと対戦することをすごく楽しみにしてたんですけど、トーナメントということで勝ち上がれば尾崎さんと対戦できるかなと思っております。1回戦は倉垣翼選手ですが新人時代、まだデビュー1年経ってない時、それ以来の対戦なので。尾崎選手と闘うためにも勝ちたいと思います!」
★倉垣翼(47歳)
「この大会が開催されると聞いた時からワクワクが止まらなくて。1回戦は山縣優ちゃんとたぶん20年ぶりにシングルで闘うので。2人でしかできない熱い闘いをして勝ち上がりたいと思います。勝ち上がったら京子さんとも闘える!(AKINOが「おい!」と突っ込むが無視して)闘ったことのない選手がすごい出てるので、ここで勝ち上がって自分が1番強いというところを見せたいと思います」
★KAZUKI(47歳)
「シード権を獲得できたということで、その運を味方につけて優勝を目指します。このすごいメンバーの方々の中でPURE-J女子プロレスのKAZUKIをアピールできたらなと思います」
≪Bブロック≫
★ジャガー横田(61歳)
「ババアをナメるなよ。これおもしろいなと思って。素晴らしいことを考えたなと思ってね。こんなにババアがいると思わなかった。その中でも1番・2番を争うババアです。今、小学生から60過ぎまで幅広い女子プロレスの世界って、いい意味で進化なんじゃないかなと。その中で私たちはこれに優勝することを目指すわけですけれども、1試合1試合が最高の試合になっていって“45を過ぎてもこんなことができるよ”と、私をはじめ皆さんが見せられると思っておりますので、ぜひ応援に来て頂ければと思います」
★ダンプ松本(62歳)
「同じぐらいの歳の還暦すぎた人たちが“まだやってんのかよ”って見ながらも、少しでも“もしかしたら、なんかできるかな?”って元気をもらってくれたらいいなと思います。しゃべると極悪じゃなくて可愛い声になってしまうので、このへんにします♪」
★伊藤薫(51歳)
「まだまだ45歳以上でもリングで暴れられるというところを見せたいと思います。シードなんで渡辺か永島選手どちらかとやると思うんですけど、今の子に負けないような試合をしっかりして、プロレスファンの人にすごいところを見てもらいたいと思います」
★渡辺智子(50歳)
「ババアがいっぱいる中で試合ができるのは幸せです。私、この中では中堅なのでちょっと嬉しいです。若返った気分で勝ち上がって勝ち残っていきたいと思います」
★永島千佳世(47歳)
「つい最近、同じようなトーナメントで優勝してますので、このババアのトーナメントも私が制覇したいと思います」
★ドレイク森松(52歳)
「大阪在住のため本日の記者会見には参加できませんが、当日は52歳の意地にかけて“まだまだできる、52歳だからこそできることがあるんだ”と、観客の印象に残るようなファイトをします」(不在のため代読)
≪Cブロック≫
★遠藤美月(51歳)
「プロレスラー・遠藤美月を見せていきたいと思います。よろしくお願いします」
★バンビ(46歳)
「私あんまり強い印象はないと思いますが、5~6年で50kg太ったんで勝率は上がってます。この調子で勝ち上がっていきたいと思います」
★チェリー(48歳)
「今年でキャリア19年目なんですが、このメンバーの中で1番キャリアが浅いです。まだまだたくさん周りに尊敬する先輩方がいらっしゃって、これから行く自分たちの未来を明るく照らして頂いてると思います。1人でも多くの方と対戦したいので、トーナメントを勝ち上がって優勝したいと思います」
★ミス・モンゴル(46歳)
「最近自分のキャッチフレーズで『妖怪・老害鬼ババア』っていう言葉を使っていたんですけれども、今日出場する選手の皆さんを見たら“まだ使っちゃいけないのかな”と思うぐらいすごい方ばかりでして。クジでまさかの尾崎さんを引いてしまいまして、長い間ババアになるまでプロレスをやってきたのですが、まったくもって尾崎さんと触れるのは初めてなので今、少し緊張しています(苦笑)。ババアの強みはずうずうしさだと思いますので、ガンガン行かせて頂きます」
★尾崎魔弓(54歳)
「まず1回戦目、ミス・モンゴルをぶっつぶして絶対優勝します!」
★堀田祐美子(56歳)
「このような大会を誰かがやってくれれば思って、尾崎魔弓がこうやって立ち上げたということはすごいことだなと思います。体は動けなくてもババアでも、気持ちはみんな昭和のプロレスをリングで出し切って…。チケットも残りわずかということで、それぐらい期待をされてると思うので。期待を裏切らず皆さん闘ってくれると思います。私はシードなんですが尾崎とミス・モンゴル。たぶん尾崎が絶対に…(モンゴルに対し)阻止してね! 上がってきても私がつぶしてやろうと。オマエが凶器使うなら私も使ってやるよ。(モンゴルに対し)その前によろしくね、倒してね!」
━━トーナメントにしようと思った理由は?
尾崎「最初は普通のカードを考えてたんですけど、まったくなんにも浮かばず…メンバーが濃すぎて。でも、どうせやるんなら、きっとお客さんは“ババアなんだからトーナメントなんかやらないはずだ”と思ってると思ったので。そこは意地。“ババアでもできるんだよ”ってところを見せようと思ってトーナメントにしました」
━━2回目以降の開催も頭にある?
尾崎「年に1回ぐらいできたらいいなと思ってます。このメンバーは絶対最後だと思うんですよ。新しく45歳になる人が増えるかもしれない。実は50歳以上の興行を考えてたんですけど、あまりにも少ないんで。45歳以上の“若い選手”に…(苦笑)。20年ぐらい前かな? 週刊プロレスさんが主催で横浜赤レンガ(倉庫)を3日間やった興行があって、いっぱいある興行の中で私が30歳以上の興行を任されて。その時は30歳以上はすごく年輩なほうだったんですけど、それから若い子の興行はいろいろあったけど、歳がいった人の興行はなかったんで、去年ぐらいから“ちょっとやりたいな”というのがあって…」
AKINO「その時のメインでシングルやらせて頂きました。19年前です」
尾崎「メインが尾崎vsAKINOでした。“30歳過ぎてもこういう試合ができるよ”っていうので、そのカードを組んだんですよ。それがもう50過ぎて…(苦笑)」
関西「時間は早いですね」
尾崎「2月12日はぜひ見に来てください。当日は完売目指します。大入り出せるように頑張ります!」