７日（金）２０時より、カラオケまねきねこ・新宿東南口店にてＬＬＰＷ－Ｘが記者会見を開き、１０・１９ＴＤＣホール大会の全対戦カードを発表。メインイベントに出場する神取忍、井上貴子、ダイナマイト関西、堀田祐美子、そして今大会でライブを行なう相川七瀬さんが出席しそれぞれ意気込みを語った。
神取「今回、第１試合に『神取の化身』が登場します。相手は豊田真奈美＆下田美馬の『スイートハーツ』…懐かしいコンビということで組ませて頂きました。第２試合はジャガーさんはプロレス界では唯一先輩です。ダンプさんもそうなんですけども。ジャガーさんにはいつも試合で怒られてます（苦笑）。ボリショイキッドはジャパン女子の頃からの選手というところで、いろいろ彼女もボディビルとか挑戦しているので。挑戦というテーマでは合うかなということで組ませて頂きました。第３試合の高橋奈七永選手。２０周年を迎えたという中では彼女もいろんな形で挑戦をして、今ではシードリングの代表という形で闘っている。そして、永島選手は自分との直接…っていうのはそんなには深くはないんですけれども、フリーという形で挑戦していく気持ちっていうものを汲んで、ちょっと目新しいカードを組ませて頂きました。セミファイナルでアイガー…“ホントに２０周年（以上）なのか？”って疑惑はあるんですけど、アイガーは宇宙から来てます。生命体です。歳はわかりません！（笑）（対戦相手の）Ｘは当日、お楽しみというところです」
続いて神取は『すきっとねっと』でのカラオケによる『神取祭選手権』について説明すると、メインイベントに出場する選手たちが着席。
貴子「こんな遅い時間にお集まり頂きましてありがとうございます。神取さんの３０周年を全身全霊でお祝いしたいと思います。頑張ります！ 試合に関しては神取さんが私をパートナーに選んでくださったので頑張ります。相手の関西選手と堀田選手は私にとってすごい思い入れのある選手なので。あと関西選手は年内で引退なので、たぶん対戦するのは最後になると思います。そのへんも踏まえて自分の心にもお客さんの心にも残る…そして神取さんのお祝いになるような熱い闘いをしたいと思います」
関西「自分は１２月で引退が決まっていますが、その前に最後神取さんと試合することができることをとても嬉しく思いますし、貴子選手も対抗戦時代とか闘っていたので、これがたぶん最後の闘いになると思うので。思い出に残るような、皆さんの心に残るような試合をしたいと思ってます」
堀田「神取さんの３０周年にこのような選手たちとメインを飾らせて頂く…メンバーに入れてもらうことを本当に光栄だと思ってます。関西も３０周年を迎えて、いろいろな思い出がある選手ばかりで。貴子も一緒に組んで、神取さんとは試合をさせて頂き、チエちゃん（関西）とも対抗戦時代いろいろあって（笑）。そういうのをいろいろ思い出しながら闘えればいいと思っております」
神取「こうして皆さんからコメントを頂いた中で、ダイナマイト関西はジャパン女子から始まって、こうして３０年を迎えて一緒のリングに立てるってホントにありがたいなと思ってます。１２月に引退っていうことで、このカードはどうしても組みたいなと思っていたので、すごく嬉しく思います。堀田選手も格闘技戦とか、いろんな形で新しい、違った形の女子プロレスをずっと切り開いている選手っていうこともあって。やっぱりこの３０周年という節目では、ぜひ闘っておきたいなっていう選手でした。井上貴子には皆さんビックリだと思うんですけど…（笑）」
貴子「そんなことない！ 紅一点（笑）」
神取「ＬＬＰＷーＸの選手で常々、女子プロレスっていう枠ではなくいろんな形で挑戦をしていく。今回のテーマはとにかく“挑戦”っていうところなので。そのへんも踏まえてタッグを組みました。たぶんまた新たなる歴史を作ってくれるカードになると思うので、期待をして頂きたいと思います」
最後に大会当日にライブを行なう相川七瀬さんが登場。
相川「（神取に）３０周年おめでとうございます（笑）。私はまだ２０周年なのでね、神取さんは大先輩なんですけれども、大好きな神取さんのお祝いで歌えるということがとても嬉しいです。私自身、子供のころ女子プロレスが大好きで、ホントにクラッシュギャルズに憧れて私自身プロレスラーになりたいと儚い夢を思ったことがあったので（笑）。ホントにリングの上で歌えるっていうことは、子供のころの夢が叶ったなっていうことで、しっかり盛り上げていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します」
━━神取の試合を見たことはある？
相川「私、ないんですよ。いつもお誘い頂いて…」
神取「いつもね、スカすの。“今度行くね”って」
相川「今回見れるのですっごい楽しみです」
神取「それぞれのプロの道だから、素晴らしいところを今回は見せたいなっていうところですね」
━━最近の女子プロレスについて知識はある？
相川「ホントに子供のころに見てたところで止まってしまっていて…すごい好きだったので『ＮＡＯＮのＹＡＯＮ』（※ＳＨＯＷ－ＹＡ主催の女性ロックアーティストのイベント）で神取さんに会って女子プロの話をした時に、そのころの熱い想いがバ～ッ!! って蘇ってきまして…（笑）。またちょっと再発してるので、これを機に食い込んでいきたいんです」
神取「嬉しいね（笑）」
━━初対面での印象は？
神取「なんだろう。一時代を作り上げてる方ですよ。“何を言ってますか！”っていう感じだよね（笑）。もうやっぱり輝くものをいつも持ってるので、そこはもう凡人と違うとこ。“そこはちょっとナメちゃいけないよ、相川七瀬を”っていう感じ。でも、これだけちっちゃくってあのパワーってウチらホントに見習うところ。あれだけのパワーを出せるって、違った形で見習いたいなっていう…」
━━「挑戦」がテーマの大会だが、今１番挑戦していることは？
関西「自分は挑戦っていうか引退が決まってしまっているので。でも、ここまで来れたのも日々挑戦なので…。最後に神取さんとできるっていうことはジャパン女子時代からのことを考えれば、これもやっぱり運命だったのかなと思います」
堀田「ここまで３０年プロレスを続けるということってホントに並大抵じゃないことであって…。若い選手に…お客さんもそうなんですが、これからやっていく子たちにしっかりと見てもらいたいなというのが、いま若手に対して指導していかなくちゃいけない。私たちがやらなくちゃいけないというのも使命だと、神取さんを始めそうだと思うので。若手には“しっかり目を開いて見ろ！”と…今回の大会で言いたいですね」
神取「今回は２０周年を迎えた選手を集めております。今までの生き様をいろいろなモノが見れると思うので。若手がいて中堅がいてベテランが…っていうそれが当然なんですけど、今回はあえて２０周年を迎えた選手を集めて、いったい今までの生き様をどう感じて頂けるか…？ そういった大会にしていきたいと思います」
