第3試合では伊藤薫がクライシスを脱退して正規軍に戻ってきたジェニー・ローズとのタッグで、JWPのWANTED'14と対戦。伊藤のラリアットの誤爆を誘ったKAZUKIがデス・バイ・ロドリックでジェニーを仕留めた。セミファイナルではSareeeが長浜浩江と半年ぶりの二十歳タッグを結成し、アルティメット☆ぴゅあふると激突。Sareeeと勝愛実は8・7JWP板橋大会でシングルマッチで対戦したものの、Sareeeが足を負傷して不完全燃焼に終わっている。この日も激しい攻防を展開し、最後はSareeeが裏投げの3連発で勝利を飾った。
メインイベントではジェニーと同じく正規軍に戻ってきた青野敬子が、井上京子とのタッグでジャガー横田&藪下めぐみと対戦。セコンドの拳剛の介入に手を焼かされながらも、青野が藪下を丸め込んで3カウントを奪った。マイクを持った京子は上機嫌で空位となっているタッグ王座奪取をアピールするが、ジャガーはタッグ王座について「中堅、若手に譲るべき」と制し、京子との一騎打ちを要求。タッグ王座は青野がパートナーを探して藪下&永島千佳世と対戦することになり、京子は拳剛に一騎打ちを要求した。
『新宿FACE大会』
◆8月21日(日)東京・新宿FACE(12:00)
観衆未発表
▼Biginning提供試合・20分1本勝負
安納サオリ(6分52秒/フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド)あきば栞
▼CRYSIS提供試合・20分1本勝負
黒田哲広(10分56秒/外道クラッチ)拳剛
▼ディアナ VS WANTED'14・20分1本勝負
○KAZUKI&ライディーン鋼(12分18秒/デス・バイ・リドリック→)伊藤薫&●ジェニー・ローズ
▼スペシャルタッグマッチ・30分1本勝負
○Sareee&長浜浩江(11分43秒/裏投げ→片エビ固め)ラビット美兎&●勝愛実
▼本隊 VS CRYSIS・30分1本勝負
井上京子&○青野敬子(16分41秒/スモールパッケージ・ホールド)ジャガー横田&●藪下めぐみ
★Sareee&長浜のコメント
━━8・7JWP板橋大会での勝とのシングル戦は時間切れドローだったが。
Sareee「今日はきっちり勝てたと思ってます。こないだの試合で、もう前半からヒザと右足をケガしてしまって動けなくなってしまって…すごい悔しくて。それだけの体を作れてないってことだと自分の中で思ったので。今日、足がすごく心配だったんですけど、なんでかわかんないんですけど試合中まったく痛くなくて。ホントに今日勝てたこと、すごい嬉しいです。でも、愛実は自分のライバルじゃないと思ってるので…ライバルではないですね」
━━そう思う理由は?
Sareee「1回引退していて復帰して…もとは愛実に勝てなくて、やっと愛実に勝ってベルトを巻いた時にすごい嬉しくて、“これから愛実とライバルとして立てる”って自分の中で思って…すごい嬉しかったのに、あの試合の後に“引退する”なんて言われて。正直すごいショックだったし、なんかすごい裏切られた感があったので。その愛実が辞めた1年間、いろいろあったけど頑張って来たつもりですし、まだライバルとは呼ばれたくない。そう思ってます」
━━今日の試合について。
長浜「自分以外の3人がもともと同期でデビューしてて、今日闘っててエルボー1発ですっごい重たくて…自分にはこのエルボーの重さはないなと思って。そういう技1つ1つの重さを自分もこれから身につけてかないと上の人に勝てなかったりするので、気持ちの部分からもっともっと食らいついてかないと。まだまだその人たちへの距離はすごい遠いなって感じました」
━━2人のタッグは2月の道場マッチ以来だが。
長浜「まだまだSareeeさんの足を引っ張ってばかりなんで…。もっともっと自分も練習していかなきゃいけないなと思うし。同い年なんでそういう共通点もすごいあるので、組めるんだったら組んでいきたいなって思ってます(笑)」