Quantcast
Channel: 女子プロレスマガジン-Joshi Puroresu magazine-
Viewing all articles
Browse latest Browse all 11127

【結果】マーベラス8・8東京タワー

$
0
0


 長与千種のデビュー36周年、KAORUのデビュー30周年のリアル記念日となる8月8日に開催されたマーベラス初の東京タワー大会。対面後方と左右に渡る180度のスクリーンをバックに、オープニングでは長与らと同じ芸能事務所に所属する梅宮アンナさんがあいさつ。続いて舞台『リング・リング・リング2016』で主演を務めたキンタロー。さんがリングに上がると、佐々木健介&北斗晶夫妻に扮したザ・たっちが登場し、長与に「ノーザンライトボムはいつ使うんだよ!?」と迫る。プロレス技を繰り出したキンタロー。さんが2人から3カウントを奪うと、ザ・たっちは“幽体離脱”で起き上がった。




 続いて4試合が行なわれ、第2試合では30周年という節目を迎えたKAORUが門倉凛と対戦。エクスカリバーを決めたKAORUはカウント2で門倉を引き起こすと、ヴァルキリー・スプラッシュで3カウントを奪い、門倉の健闘を称える。セミファイナルは雫有希がパワーファイトで押しまくるが、レネー・ミッシェルが丸め込みで辛勝。メインイベントでは彩羽匠とナイラ・ローズが激戦を展開し、ラリアット、チョークスラムで追い込んだナイラが、ウラカンラナを狙う彩羽をライガーボムで叩きつけて決着。試合後、長与はKAORUに歌をプレゼントした。




『Marvelous Monday Fight Night』
◆8月8日(月)東京タワー内・東京タワーメディアセンター スタジオEarth(19:00)
観衆300人(満員)


▼20分1本勝負
 下田美馬(12分43秒/ウラカンラナを切り返す→エビ固め)永島千佳世
▼20分1本勝負
 KAORU(11分47秒/ヴァルキリー・スプラッシュ→片エビ固め)門倉凛
▼20分1本勝負
 レネー・ミッシェル(10分6秒/横入り式エビ固め)雫有希
▼20分1本勝負
 ナイラ・ローズ(16分3秒/ライガーボム→エビ固め)彩羽匠


★長与千種のコメント
 ━━初の東京タワー大会だったが。
 「ホントになんだろう、いつもこうやって一生懸命ですね、素の部分ていうのかな? 女子プロレスラーの、プロレスラーの素の部分を映像を通して1つ確認してもらうことと、その後リングで闘うレスラーを感じてもらうこと。この二極をして人となりを感じて頂ければなと思って今やっているので、この180度ムービーの中で、皆さんの目に必ずや飛び込んでくるものだと今回は確信してるので。“あぁプロレスラーってなるほどな”と、“こんな気持ちでプロレスラーになったんだな”とか、より鮮明になるようなものをもっとちゃんと伝えようと。それからプロレスを見ていただくのも悪くないんじゃないかなと。ちょっと他の団体はわからない、違うやり方をされてますけど、ただ単にスクリーンって、その人間のいろんな物を映し出すものであってもいいと思うの。ただ単に対戦カードだけじゃなくって。ホントにこれが皆さんの心のスクリーンにちゃんと反映されていけばいいかなと思います」
 ━━今後の興行日程について。
 「都内の興行を中心にしていきたいと思います。ただ、全部が都内に限られるというわけではなく、都内を中心としてアッチコッチとまた行きますよ。だって呼ばれたら弱いですから」
 ━━デビュー36周年だが。
 「36とか37とか言うと、いかに自分が長くプロレス界に意外と携わってきたんだなーという、かたや離れてる期間があったとしても、必ずそれはつか(こうへい)さんと一緒にプロレスの事をやってたりとか、プロレスから離れることって基本なかったような気がするんですよね。ほぼほぼ長いことやってるけども、じゃああと何年自分で、何人登場させられるかわからないけど、そういう人生があっても良いんじゃないって思いますよ。決して名プロデューサーになるつもりはまったくないし、名トレーナーになるつもりもなくて。ようするに1人ずつがプロレスを通じて何か動いたのなら、それをまた人に渡せることが出来ると信じているので。そういう人たちをどんどんどんどん育成していきたいし、イベントっていうのはいろんな人たちに心を動かす、感動してもらうための1つのアイテムでしかないので、だからそれを続けていく。あとどれぐらいかな? 20年? 20年生かしてくれるんだったらブーム作りますよ、必ず。必ず作りますよ。作れると確信してる。時代がまたどんどんどんどん回ってきてる。新しくなってるようで実は古きを重んじてる事柄があまりにも多すぎて、最近。だからチャンスだよ。すごくチャンスだと思う。意外と早いかもしれない」
 ━━練習生の岩永和(いずみ)さんと田中未来(みき)さんは年内にデビューさせたい?
 「年内にデビューするって言い切っちゃった。言い切るって好き。モジモジするより、名古屋大会に年内でデビューするって言い切ったんで。2人ともさ、何を見て来たかって電流爆破マッチ見てさ、感動して来たんだよ? ホント“どんだけ?”みたいな。岩永のほうは新日本とかが好きで小島くんとか好きなんですけど、心動いたのは電流爆破マッチだって。だからそういう子もいるんだよ。だからすべてがNOではなく、すべて動かせるものがリングには詰まっているんだよね。いろんな形で。だから“これはダメ、アレはダメ”じゃなくて、逆にトライアウトしていったほうがおもしろいのかもね、いろんな事で」
 ━━メインの彩羽vsナイラ戦について。
  「メインおもしろかったでしょ? かなり自分的には今風じゃなくて好き。なんか言いたいことわかるかな? 今風じゃないという言い方をするとアレだけど、バタバタしてない。しっかりと、噛みしめて食べられたディナーだったような気がする。だってほとんどが新しいことないし、よくあることをあんだけ力強く自分をしっかり見せられると、もうおもしろくて仕方ないよね。あぁやっぱプロレスっておもしろいなって思う瞬間よね。あれ見て、何人の人が何を感じたか逆に聞きたいぐらい。2人がリング上で讃え合ってて、もしこれがタイトルマッチだったとしてもベルトなんか必要ないんだよね。なんかわかるかな? ベルトが必要じゃない試合っていうのもあるわけだよね、こうやって。それさえも寄せ付けないようなものがあるというのを今日ちょっと確認した。全体的に今日はおもしろかった。試合が中盤から後半になるにつれておもしろかったと思います」
 ━━欠場中の渡辺(肩を負傷)と桃野(腕を負傷)について。
  「あの2人、先輩と付き人だから。パックだからね、“オマエら2人何やってんの?”って話でしょ。まだね、肩が上がるわけじゃないし、ヒジがしっかりと伸びるわけでもないので、上手に右左やったなと思いましたけど、この程度で良かったなと。痛いのは最初に経験しておいてちょうどいいし。まぁおもしろかったです。いろんな人も来てくれたし、アンナさん来ていただいて、キンタロー。さん来てくださって、ザ・たっちも来てくれてすごかったですよね。(いとう)あさこさんからもお花来て、このまんま持って帰りたい、道場に。前回もこのまま持って帰ったの! 道場で駐車場に飾ってあったから。ありがたいね。モデルさん女優さん俳優さん、そしてお笑いの方々にも支持されるようになってきたんで、おもしろくなってきましたね。楽しみです」 

★KAORUのコメント
 ━━30周年について。
 「正確には30年はやってないんですけど…ケガで5年以上休んだこともあったので。でも、支えてくださってる皆さんのおかげでやってこれたっていうのがホントに大きいですね。ホントに私は人に恵まれてると思うので…辞めようって心が折れそうになった時も、そこには長与さんがいてくれて。“最後、自分が盛り上げてやる”っていうことでマーベラスを作ってくださって…っていう感じだったので。今となったら自分のためにやってるのではなく、周りの人のためにやってるっていうのが大部分ですね」
 ━━旗揚げ前には「いつ辞めてもいい」と話していたが、先ほど長与さんは「まだ辞めさせない」と。
 「長与さんには“いい時になったらすぐ辞めますから”って言ってたんですけど、リング上でああいうふうに言われてしまったので…もうちょっと頑張ろうかなと思ってます(苦笑)。“結婚してもやれ”っていう感じじゃないですかね。私はもう寿引退が目標なんで! それだけはないです(笑)」




















Viewing all articles
Browse latest Browse all 11127

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>