3日(金)、川崎・サンドリヨンにてSEAdLINNNGが記者会見を開き、高橋奈七永20周年興行となる7・11後楽園大会のメインイベントとして、高橋奈七永&世志琥 vs 里村明衣子&DASH・チサコを発表。両チームが舌戦を展開した。
奈七永「5月18日、シードリングの興行を無事に終えることができまして、山下りな、中島安里紗両選手と熱い試合になって、私がシードリングで2回目ですよ、勝利したのが。それも世志琥が隣りにいたからかもしれない。さらにもっともっと熱く、女子プロレスの磁場を上げていけるようにシードリングでどんどん闘っていきたいなと思ってるんですけれども…。7月11日のメインカードとしまして、高橋奈七永&世志琥vs里村明衣子&DASH・チサコが決定いたしました。いろいろありましたがリング上でケリをつけたいなと思い、今日は両選手に来て頂いてますので、こちらのほうに来て頂きたいと思います」
(里村とチサコが着席)
奈七永「自分の20周年記念試合となるんですけれども、自分の中では何も記念することはない。ただの通過点ではあると思います。これからも進んでいく高橋奈七永というのをお見せしたい、そう思ってます。かつて里村選手とは両横綱と言われた関係ではありますが、今は自分の中ではそんな称号もいらないですし、そんな所にいると私は思ってません。もっと大きく羽ばたくためのこの試合だと思ってます。隣りに世志琥がいる…それが何より私の中でも価値があるので。この闘いをお客様にお伝えして、心からまたプロレスを楽しんでいく一戦にしたいと思います」
世志琥「高橋奈七永20周年ということでこのカードが組まれたんですけれども、何よりもやっぱりタッグで自分と高橋奈七永が隣りにいれるというのが、自分の中でも1番だと思ってますので。高橋奈七永をサポートしつつ、自分も上に上がっていきたいと思ってますので、そういう試合をしていきたいと思います。相手についてなんですけれども、先日の仙女・後楽園大会で言わせて頂いた通り、眼中にはありません。それはこのカードが組まれた今でもまったく変わっていませんので。DASH・チサコも里村明衣子も自分は眼中にないので、そこんとこヨロシク」
チサコ「世志琥が復帰して対戦するのは初めてなんですけど…なんか復帰して充実してるみたいで、すごい笑顔とか、なんかニコニコしてるなぁって思っていて…。世志琥らしくないなぁって…その笑顔が気持ち悪いなぁって。ぜんぜん世志琥らしくない。そんなだったっけ? 世志琥を引き出せるのは自分しかいないと思うんで。本来の世志琥を自分が引き出します。以上です」
里村「今回の高橋選手の20周年大会での、最高の対戦相手に私たちが選ばれたということで…。確かに最高のコンディションと、団体も今とってもコンディションがいいので。私たち2人で仙女のプライドを懸けて、そしてシードリングのプライドを懸けて闘おうじゃないかと。それだけですね」
奈七永「やっと出てきてくれましたね。5月18日も若手2人出してきて…」
里村「これがいいタイミングなんじゃないですか? 今こうして並んで話してることも緊張感が薄くなるんで、ちょっとここで失礼します」(チサコを連れて退席)
奈七永「勝手なんだよホントに! まぁプロレスラーなんで初めからリング上でケリをつける。そのことしか考えてないんで。7月11日、皆さんに楽しみにして頂いて…“最高の相手”と里村選手、言ってましたけど、私の中ではそういう位置づけではないです、ハッキリ言って。そうじゃないです。闘ってケリをつけたい相手であります。世志琥、頼むよ?」
世志琥「はい。シードリングvs仙女だと思ってるんで。自分たちのホームで、リング上では好き勝手やらせないです。勝ちましょう。大丈夫です。自分が隣りにいるんで安心してください」
━━5・18後楽園で言っていた「20周年で闘いたい相手」とは里村か?
奈七永「いえ、違います。そこはまだ実現に至ってないので、お伝えすることができないんですけれども、自分の中でやりたいなと思ってる選手が…“20周年はこの選手だ”と思ってた選手がいて、もしかしたらもう1試合やることになるかもしれない…とだけお伝えします。ただ自分の中ではあきらめてないです。そういう意中の人がいます」
━━世志琥復帰の際にいろいろ発言していた里村について。
奈七永「今もそうですけど自分の言いたいことだけ言って帰っていくし、いつもなんか自分勝手で、自分のことしか考えてない人だなっていう感じですね。世志琥に関して“認めない”と言っていたのに“センダイガールズ上がってこい”とか…。私たちはホントに正々堂々と、そこに闘う相手がいるなら行きますよというスタンスを貫いていますので。ここでやっと、どっちが勝つか? どっちが負けるか? でみんなにプロレスラーとしての違いをお見せできると、私は自信を持ってこの試合に挑みたいと思います。違いを見せつけるためです」
世志琥「自分はそのことに対しては特にどうも思ってません。自分はこの20周年で高橋奈七永が隣りにいてほしいと、それ以外はないと思ってましたし。高橋奈七永が“やる”というならそれに自分はついてくだけなんで」
奈七永「ホントに去年からしたら、世志琥が隣りにいることなんて考えられなかったんで。おかげさまでシードリングも、事務所開きしてからなんですけどちょうど1年が経ちまして。1年後に世志琥が隣りでこうやって私の20周年記念の試合を皆さんにお伝えできてることが、ホントに価値がある…そう思います。これからもっともっと大きくなれるというか、スケールのデカイ選手になっていってもらいたいと思ってるし、今その可能性を持ってるのは世志琥だと思うんで。私の持つプロレスのスキルとか、プロレスへの想いとか、そういうものも受け継いでいかないと意味がないと思いますんで。いろんな節目になる大会になるであろうと思います」
━━仙女のFLASHトーナメントの決勝戦でこのタッグで敗れているが、そのリベンジも?
奈七永「いや、もうあの時とはまったく気持ちが違いますね。前の団体でもありますし。組むことに関しての気持ちが違います。普段タッグを組んでたわけでもなかったし、むしろ対角によくいた関係だったので。あそこからのリベンジという気持ちはまったくなく、今2人とも生まれ変わったようなものなので。シードリングとしての高橋奈七永・世志琥なので」
━━当日は記念セレモニーも?
奈七永「そうですね。(取材陣に)やってください!(笑) 自分の中ではホントに通過点…たかだか20年やってるぐらいな話なんですけど、見てくれる人がより楽しめるようなものは演出できたらいいなとは思っています。“セブンイレブンいい気分”の日なので、みんなでいい気分になりましょう!(笑)」