20日(木)15時よりディアナが25“D”(スタジオ)にて記者会見を開き、10・7後楽園ホール大会で行なわれる1dayタッグトーナメントの公開抽選を実施。各チームが意気込みを語った。
★井上京子のあいさつ
「私、井上京子は今年でデビュー30周年を迎えることができそうです。この30周年に10月7日・後楽園ホール12時から、記念の大会を開くことになりました。自分は全女、ネオ・レディース、NEO、ディアナと4団体で来ましたけれども、井上京子と少しでもプロレス用語で言うと“絡んだ”人たちにオファーをかけさせて頂きました。少しでも今までの30年を振り返って、そして未来につなげられるような大会になればいいなと思っております。1dayタッグトーナメントなので、みんながワクワクするようなタッグチームを選んだつもりでいます。そしてこの日は自分たちディアナの仲間・青野敬子選手が引退となっていますけれども、そちらのセレモニーも行ないます。よろしくお願いします」
『井上京子デビュー30周年記念&青野敬子引退大会』
◆10月7日(日)東京・後楽園ホール(12:00)
▼青野敬子引退試合・30分1本勝負
青野敬子 vs 永島千佳世
永島「今回、青野試合の相手に選んで頂きまして光栄に思います。ただ正直、本人にも何度か伝えましたが“最後の相手が本当に私でいいのか?”という思いがありました。青野選手との交流が始まったのは私がフリーになってから、昔の青野選手と同期ではありますが私はあまり知りません。向こうもそうだと思います。青野選手がどういう思いで私を引退の相手に選んでくれたのかわかりませんが、最後の試合相手ということでそれだけのプレッシャーは感じています。でも最後だからといって同情を買うような試合をするつもりはありません。最後の相手としてきっちり送り出せればと思っています」(不在のためコメント代読)
青野「デビューした団体もまったく違うし交流もなくて接点がホントになかったんで、永島が言うように新人の時は何も知りません。ただディアナで暴走軍を組んでいる時に自分が誘いました。でも自分が勝手に抜けてしまって、そこから何となく、やり残した感がずっと残ってて…。でもタッグを組めば言わなくてもわかるっていうか、考えが似てるところがあって…すごい楽しくて、もう1度当たりたいなっていう…心残りがありました。なので最後は永島しかいないと思って、お願いしました」
━━引退が迫ってきた心境は?
「引退ロードに入って1試合1試合こなして、気づいたらあと3試合とかなんですけどまったく実感がなく…体調もいいので、本当に実感がありません。23年やってきましたのでホントに最後は引退試合らしくない…いい意味で“まだできる”って思わせたいと思います」
▼1dayタッグトーナメント1回戦・10分1本勝負
佐藤綾子&野崎渚〔29〕 vs コマンドボリショイ&勝愛実〔35〕
勝「このようなタッグトーナメントにボリショイさんと一緒に参加させて頂けて、本当に光栄だと思っております。この機会を最大限に生かしてPURE-J女子プロレス、そして勝愛実を思う存分アピールして優勝を狙いたいと思っています。PURE-J女子プロレスの応援をよろしくお願い致します」
ボリショイ「京子さん30周年おめでとうございます。とっても京子さんらしいハチャメチャなトーナメントになりそうで…今からすごい楽しみです(笑)。もちろん出るからには(勝に向かって)優勝を目指して頑張りましょう。よろしくお願いします」
佐藤「ディアナのタッグチャンピオンの佐藤綾子です。今回ジャガーさんと組んでトーナメントに出たいなとは思ってたんですが、野崎渚選手。思い起こしてみればディアナの旗揚げメンバーで同じ釜の飯を食った仲間で…(笑)。あとコスチュームがどこのチームよりもタッグっぽい同じ色を着てて…。(袋から缶チューハイを取り出して野崎に渡し)ありがとね、今日」
野崎「(爆笑)」
佐藤「こうやってコミュニケーションを取りつつ、チームワークを当日まで磨いていきたいと思ってます」
野崎「(佐藤に)お酒ありがとうございます(笑)。ホント最初にまず、ディアナのリングに上がるということは私の中では“ないのかな”と思っていたので(※旗揚げの数ヶ月後に解雇)、今回オファーを頂いてホントにビックリしたのと、井上京子選手のデビュー30周年記念のトーナメントということで、断る理由もなく今回出させて頂きました。京子さん、30周年おめでとうございます。そして出させて頂きありがとうございます。コスチュームの色が一緒っていうのと差し入れも頂いたので、ホントに即席ではあると思うんですけど、出るからには優勝して“野崎渚をディアナに出して良かった”と皆さんに思って頂けるように頑張りたいと思います」
━━現在のディアナについての印象は?
野崎「今、道場を持ってる団体が少ない中でちゃんと道場もあって、プロレスができる環境というのがすごく整っているなと思いました」
━━パートナー・佐藤綾子について。
野崎「すごい話やすい先輩だなとはすごい思ってたんですけど離れると交流もなくなり、気づいたら3児の母になっていて、すごいたくましい人だなと今でも思ってます(笑)」
━━野崎にオファーをした理由は?
京子「井上京子30周年の中で、やっぱりNEOとかディアナ初期の頃とかはもうホントに外せないとこだったので、野崎…同じ世代の勇気(彩/引退)とかも私の中ではオファーしようと頭にあったので“出てください”と迷わずお願いして、快く返事を頂けたのでホントにありがたいと思いました」
━━意識するチームは?
野崎「そうですね、どのタッグチームも頑張れば上がっていける中で…その中でも下のSareee&彩羽には、ちょっと頑張らないとなと思ってます」
━━来年4月の引退が決まり、相手の2人と最後の対戦になるかもしれないが。
ボリショイ「引退まであと7ヶ月あるんですけども、このトーナメントの特性を考えると私たちは5分以内で仕留めにいきたいと思います」
佐藤「私たちは逆に時間稼いで、10分ドローに持っていけば勝てるわけなので…」
野崎「3分でやりましょう」
佐藤「だそうです。3分で…」
ボリショイ「言ってること違うんだけど大丈夫…?」
▼1dayタッグトーナメント1回戦・10分1本勝負
Sareee&彩羽匠〔12〕 vs 桜花由美&宮崎有妃〔40〕
宮崎「京子さん、30周年おめでとうございます。大事な大会に出場できることを心から感謝しております。本日は出席できずすみません。私は今回のトーナメントは京子さんと試合することしか考えていません。なので京子さん、絶対に負けないでください。私たち『オーバーサン』(桜花とのタッグチーム名)も負けません」(不在のためコメント代読)
彩羽「井上京子選手の30周年記念興行に出場させて頂くこと、ホント感謝しています。今回Sareee選手とタッグを組むんですけども…正直、横にいるのが違和感ですね。ライバル関係でもあるので、仲良くタッグを組むっていうわけではないんですけども、個々の力があると思っているので。そこをちゃんと生かしていけば必ず優勝できると思います」
Sareee「京子さんの記念すべき30周年の大会だとは思うんですけども、そんなの関係なくディアナのシングルチャンピオンのSareeeが、このタッグトーナメントを必ず優勝して自分が締めたいなと思います。彩羽匠選手はライバルなんですけども、組むって聞いた時“当たりたいな”とは正直思ったんですけど、でも2人が組むからには、どこからどう見ても自分たちが…キャリアも若いですし、若さを生かして必ず優勝したいと思います。自信満々です!」
桜花「今回は宮崎選手と組んでこのトーナメントに出させて頂きます。なんと! 1回戦で宮崎選手の大好物な彩羽匠と対戦できることと(笑)、宮崎さんの得意技である恥ずかし固めのかけ甲斐のあるSareee選手と対戦できること、たぶん宮崎さんはすごく喜んでると思いますので。これはすぐに報告したいと思います。トーナメントで勝ち上がって、宮崎さんが当たりたいと言ってる京子さんのチームと対戦して優勝できたらなと思っております」
━━8チームの中でもっともキャリアの浅いチームとなるが。
Sareee「もちろんドローじゃなくて3カウント取りにいきます」
彩羽「自分ももちろん、引き分けで勝ち上がれるというのは自分的にも嬉しくないので。隣りにいるSareee選手に負けないように、自分が3カウントを取れるよう頑張ります」
━━大会当日までに連係技などを練習する?
Sareee「特にないです。別に連係とかなくても大丈夫でしょう」
彩羽「連係はなくても大丈夫だと思うんですけど、自分いつも宮崎選手にキスをされるんで。それだけはカットに来てもらいたいと思います。お願いします」
Sareee「OK」
━━相手チームにナメられているようだが。
桜花「全然ナメられてる気はしないですけど(苦笑)。彩羽匠という獲物がいるので、ホントに楽しみだなと思ってます(笑)」
▼1dayタッグトーナメント1回戦・10分1本勝負
井上京子&井上貴子〔60〕 vs ジャガー横田&神取忍〔73〕
神取「まず井上京子選手、30周年おめでとうございます。今回はですね、ダブル井上の30周年の相手ができるということと、ジャガーさんと初めて組むという…ダブル井上と闘うのも初めてなので。突然のカードでワクワクしているところです。(ジャガーと神取の)キャリア合計73年ってすごいんだけど(笑)、やっぱりさ、その世代の人たちにも夢を見せたいよね。そういった試合をしていきたいと思います」
ジャガー「最初からこの相手とは…クジ運、強いねぇ(苦笑)。ちょっと遅れてきたら“えぇ!?”みたいな。でもまぁ、この2人を突破すれば優勝するだろうと思いますので、基本的に勝ち急ぐのはプロレスラーとして良くないと思うのですが、10分という限られた時間では勝ち急がなければ負けてしまう。引き分けをしたら私たちは負けてしまうので。私たちが足して73年…花を持たせてあげたいけど、30周年。これは勝負の世界だから申し訳ないけど私たち、頂きます」
貴子「(京子に)デビュー30周年おめでとうございます。一緒にデビューして30周年になりますが、このタッグは昔から“世界の、宇宙のダブル井上”なので優勝しないわけがない。この1回戦は負けなければ勝つ…ってことですよね? 頑張ります(笑)」
京子「(貴子に)デビュー30周年おめでとうございます(笑)。井上京子の30年の中でダブル井上というものは、幅の中で1番大きいと思います。ダブル井上はほとんど負けたことがないです。すみません、先輩と当たることになってしまいましたが、優勝まで3試合することになると思います。必ず最後はダブル井上が優勝します! 頑張ります」
▼1dayタッグトーナメント1回戦・10分1本勝負
伊藤薫&渡辺智子〔58〕 vs 堀田祐美子&有田ひめか〔34〕
伊藤「イトナベも8日にデビュー29周年を迎えるんですけど、たぶんお客さんが見たいのはイトナベvsダブル井上さん。これ必ず見たいと思うので、1回戦は余裕で勝ちたいと思います。申し訳ないですけどイトナベ、優勝目指して頑張ります(笑)」
渡辺「この大会に参戦できてとても嬉しいです。次の日に私たちデビュー記念日なんで29(にく)周年なんで優勝目指して前日祭ということで、頑張っていきます。よろしくお願いします」
堀田「私がこの有田ひめかという選手を指名したのは、アクトレスガールズのプレイングマネージャーとして関わっていて、その中でも1番プロレスラー的な体を持っている有田ひめかに強豪のレジェンドたち、そして今注目されてる選手の中で試合をして体で学んでもらいたいなというのがあり、全然まだ未完なんですが、勉強してもらいたいなという気持ちで指名させてもらいました。(有田に向かって)とんでもないところに引いてくれてありがとね。だけど引き分けになれば、デビュー9ヶ月?…の人に救われたなと(笑)。私たち行けんじゃねぇの? 10分を耐えればいいんだよ、アンタが。勝つとかじゃなくて、その手を使おう。私もカットに行くから! そうすれば絶対、私たちが上がれるんだからさ」
有田「こうしたすごいタッグトーナメントにデビュー9ヶ月の私が出させて頂けることがいまだに信じられないというか…驚きなんですけども、さっき堀田さんが言ってくださった通り、勝ちたいっていう気持ちはあるんですけども、私が10分間耐えたほうが勝ちが見えるのかなと思うので…(笑)。なんとかこらえて10分間、耐えようと思います。頑張ります」
━━有田に対する印象は?
伊藤「図体だけデカイなっていう…それだけです(笑)」
渡辺「お名前は知ってたんですけど、試合は見たことないからわからないですけど、堀田選手が教えてるということで…。当たって壊れることはないのかな? っていう…私たちバチバチ行ってもいいのかなと思います」
━━今の2人のコメントを聞いて。
有田「正直、ビクビクする自分もいるんですけども、でもリングに立ったらそんなことも言ってられないと思うので…。ぶつかってきて頂けるのであれば、私も全力でぶつかっていきたいなと思います」