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高橋奈七永がNOAHの潮﨑豪に果たし状

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 22日(水)、SEAdLINNNGの高橋奈七永が「果たし状」持参でNOAH事務所を訪問。その目的とは…。


(NOAH事務所の入り口前にて)
 奈七永「はい、お忙しいところ一緒に来ていただきありがとうございます。私はこれからこの果たし状をある選手に渡したく、NOAHさんにやって来ました。初めて来たんですけど、きっとこの中にわんさかスター選手たちがいると思うんで、今日は行ってやりたいと思います。行きましょう。(ノックしてドアを開けて)頼もう! お疲れ様です。塩﨑選手いらっしゃいますか?」
 味方氏「潮﨑選手は今日は事務所にはいないですね。基本社員がいるだけです」
 奈七永「じゃあ責任者の方を。おりいってお話がありまして。お忙しいところ申し訳ないんですけど、すみません。ここがノアの事務所なんですね。すごいですね」


(内田会長が登場)
 奈七永「会長、お忙しいところすみません」
 内田会長「声は聞こえておりました。責任者の内田でございます」
 奈七永「SEAdLINNNGの高橋奈七永です。ありがとうございます。実は果たし状を…」
 内田会長「果たし状ですか?(苦笑) どうぞおかけください。何か誰かやらかしちゃいましたか…?」
 奈七永「いや、やらかしてはないです。すみません、失礼します。本人に渡したかったんですけど、よかったら見てください。よろしくお願いします(と、果たし状を渡す)」
 内田会長「お、豪に。一騎打ちを頼もう…(と、果たし状の文面を読み上げる)」
 奈七永「はい、9月5日、後楽園ホールで是非一騎打ちを頼もう!」
 内田会長「斬新な対戦要求ですね、これまた。なかなか突然いらっしゃって、アポなしでいらっしゃって、試合させてくれっていうのも私ども受けたことがないので」
 奈七永「私もそんなにあまりやらないんです。なかなかやっぱ女子の選手とやる機会もないと思いましたので、こういう思いを形にした結果、こういうふうになったんですが、どうかひとつ潮﨑選手に聞いていただけないでしょうか?」
 内田会長「もちろん潮﨑には伝えます。伝えますけど、一騎打ちってことはシングルマッチ?」
 奈七永「シングルマッチをぜひ」
 内田会長「うちの選手、この間も、特に潮﨑とかね、この辺のクラスはリングに上がっちゃったらもう相手が誰であっても…大丈夫ですか? そういうところは大丈夫ですか? 手加減とかそういうのはないですよ」
 奈七永「もちろん。それが私の一番の望みでもありますし、もちろんNOAHさん、いままでの大会を見させていただいてたし、潮﨑選手の試合も何度も見させてもらってきたんですけど。つい最近だと、これ持ってきたんですけど(と週プロを取り出して)、カルッツ川崎の闘いも見に行かせていただきました。ベルトを巻くだろうと思う気持ちもありつつ見に行ったんですけど、結果負けてしまいましたけど、私の心の中にチョップの数々、痛そうなチョップの数々が焼きつきまして。もう負けたとかそういうの関係なく、やっぱり潮﨑選手と試合がしたいと強く思いました。最初に田中将斗選手と試合をして今まで灯らなかった部分に火がつき、最近では大谷晋二郎選手と電流爆破マッチの試合をして、自分もっとやれたよ、と思う部分もありました。もっと刺激が欲しいし、もっと色々な選手と闘い、キャリア23年目になりましたがもっと進化していきたいので、お願いさせていただきました」
 内田会長「なるほど。そうですか。いまの思いは潮﨑の方に伝えさせていただきます。この試合を受けるかどうかっていうのは、あとは本人と、幸い9月5日はスケジュール的には問題ないんですが、本人に確認して、本人の口から(返答を)させます。わざわざこうやってお越しになられたんで、このお暑い中。実は明日うちも刈谷で試合があって、みんなその試合に向けてトレーニングしたりとか、巡業が始りますんで、そういう状況なので、早ければ明日、刈谷のあとで潮﨑が自分の口から発信するかと思います。ただこれはお約束ではないので、それだけはご理解いただいて」
 奈七永「もちろんです。お伝えいただけるということで」
 内田会長「このまま対戦要望書というか、果たし状も、潮﨑の方に渡しますので」
 奈七永「ありがとうございます!」
 内田会長「熱意は十分伝わりましたので。もし万が一試合をすることになったのちの結果もそれはリングの上なので、そこはご理解いただいて。よろしいですか?」
 奈七永「もちろんです。やっぱり自分も女だから負けるとか思ってないので。本気の人間対人間の闘いをしたいです」
 内田会長「本当に潮﨑とかこのクラスはすごいですよ」
 奈七永「だと思います。だからこそ自分が挑んでいきたいというか、試合したい。果し合いをしたい」
 内田会長「試合後の杉浦の胸は悲惨な状態になってましたよ」
 奈七永「それも覚悟して、プロレスラーとしてしっかり目の前に立っていただけたらと思いますので」
 内田会長「なるほど、わかりました。じゃあこれをお渡しして、返事をするというのはお約束しますので」
 奈七永「お忙しいところありがとうございました」
 内田会長「今度来る時は一回アポ入れてもらっていい(笑)?」
 奈七永「すみませんでした。気持ちばかりが先走ってしまいまして。よろしくお願いします。ありがとうございました」




(内田会長退席後、一人でコメント)
 ――会長が果たし上を受け取ってくれましたけど、あらためて潮﨑選手を指名した理由を教えてください。
 奈七永「完全にいまタイトルに絡むようなトップ選手だと思うので。中でも本当にチョップにこだわってる部分っていうのがなんか私の中で離れなくて。やっぱそういう一つのことにこだわる強さが自分はこうなんだぞっていう、勝手にですけど、そこになんか人生感というか、プロレス観というか、そういうのを見た気がして、この人とバチバチ試合をしてみたいと思ったのが始まりで、この間、かるっつ川崎に試合を見に行かせてもらったんですけど、ベルトを挑戦したんですけど、取れなかったんですけど、私の中ではベルトを取って、なんならタイトルに挑戦したかったっていう思いもあるんですけど。じゃあだからチャンピオンに挑むっていうのも当たり前に思うかもしれないんですけど、私の中ではあの潮﨑選手のチョップを受け切ってやるっていう思いがあって、プロレスっていうのは受け止めて受け止めて、やられても立ち上がるのを見せられる唯一のものだと思ってるので、私の今までの歴史とかいろんなものをそこに凝縮して、23年目歩いていくぞという決意を潮﨑豪にぶつけたいなと思います」
 ――ノアの選手が女子プロレスの選手と闘う機会はあまり記憶にないんですが、出てくれますかね?
 奈七永「うーん、正直分からないです。分からないけど、潮﨑選手が男でありトップレスラーなんだったらこの気持ちを買ってくれるのではないかと信じています」


※写真&記事提供:SEAdLINNNG


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