Quantcast
Channel: 女子プロレスマガジン-Joshi Puroresu magazine-
Viewing all articles
Browse latest Browse all 11127

PURE-J8・11後楽園、各選手のコメント(2)

$
0
0


★コマンドボリショイ
 「黄色靭帯骨化症・脊柱管狭窄症という以前、脊髄を手術した時のなんですけど、やっぱり自覚症状が…神経症状が少しずつ出てきたので。以前はそういう病気だと知らないで無理してたんですけど、もう今は7年前と違って自分がどういう健康状態かというのを、よくわかってるので。このまま進行していく難病なので…。団体の代表が、そういう危険な状態だと知っていながらリングに上がり続けるのはダメだと思うので…。体を鍛えることで保護することはできるんですけど、もともと脊髄が細いのと、やっぱり衝撃を受けてるとやっぱり劣化してくるので。人とぶつかったり、そういう競技でなければ問題はないんですけど、プロレスっていうのはやっぱり受け身を取ったり、不意に投げられたり、そういうことの繰り返しなので」
 ━━症状が出るようになったのは、いつぐらいから?
 「1年ぐらい前から、ときどき“ん?”っていうのはあって、でも一瞬だけなので、普通に動けるし誰にも気づかれないし。今だって私が体が悪いってことは誰にもわからないと思うので。走ったりする大まかな動きは問題なくても、小刻みにステップしたりとか、そういうことができなかったり…。強い衝撃でマヒを起こすことが7年前はあって、今年の4月ぐらいに大きなマヒを感じたので、試合中に。“おかしいな”と思って病院にも行ったんですけど、先生からは立場的には“辞めたほうがいいでしょう”という感じだったので。6月に三沢(光晴)選手の命日の時に“団体の代表だから”、“私が抜けると興行的にマイナス面があるから”とか、そういうことを言い訳にしてプロレスを続けた場合、もし何かが起きた時に取り返しがつかないことに…大好きなプロレスに迷惑をかけてしまうと思って。ここは体が動くうちにしっかり引退して、女子プロレスに貢献できる動きをしていけたらと思うので」
 ━━PURE-Jを旗揚げしたばかりで葛藤は大きかった?
 「大きかったですね。ホントおこがましいんですけど“私がいなかったらどうなるんだろう?”とか、そういうことも考えたんですけど、私はいなくなるわけではないし。自分が競技人じゃなくなった時にしっかり指導して、今まで見えなかったことまで目が行き届くんではないかなと思ってます」
 ━━引退後は後進の指導にあたる?
 「はい。今のPURE-Jに足りない新人を獲得できるような動き、多方面へのPRをしっかりやっていきたいと思います。私はプロレスを辞めてもプロレスラー、競技をしてないけれども一生プロレスラーでいたいと思うので、私が引退した後、今まで通り社会貢献活動もしていきたいし、ハヤブサ選手のように一生プロレスラーでいたいと思ってます。競技者としての私は卒業するんですけれども、みんなをしっかりバックアップして。プロレス生活は続いていくので」


★中島安里紗
 「まぁ試合もですけど…ズルイですよ!…闘いを後輩に託すのはズルイですよ! 私は決着をつけることをあきらめないし、ボリショイさんが言ってるように一生闘いだと思ってるけど。私もボリショイさんより幸せになるし、幸せだし。でも、やっぱリング上で決着つけること、私はあきらめません。3度目のドロー、こんなんで誰一人納得いってないと思うし、私だっていってないし。あきらめません! 必ずリング上で決着をつけたい」
 ━━今日の試合でボリショイの気持ちは伝わった?
 「そうですね、なんですかね…? やっぱり納得のいく結果じゃない時点で、内容とか入ってこないというか、終わったばっかりでアレですけど…。私はまだまだ闘いたいし、だって私とドローってメッチャ強いじゃないですか。私と引き分けるなんて、まだまだ強いボリショイさんが辞めるなんて悔しいし、納得いかないし、まだまだ闘いたいし大好きだし…でも、まだリングに上がってるあと数ヶ月、チャンスはあると思うので。必ずリング上での闘いを私は求めます」
 ━━ボリショイはどんな存在?
 「どんな存在!? 今、終わったばっかりでいろいろ言われてもわからないですけど…ボリショイさんはボリショイさんですよ。やっぱり誰よりも信頼していたし、だからこそ別れがあったと思うし、今こうして出会うと思うし。本当に闘いは終わらないし、永遠にライバルでありたいと思うし…でも、私のほうが必ず幸せになります」




★中森華子
 「1周年記念大会のメインということで、やっぱり私が1年間間違ってなかったことを証明するためにも、今日は何が何でも防衛しなければならない闘いだったので。しっかり勝って大会を締めることができて良かったと思っています」
 ━━今日の勝の闘いぶりは?
 「前哨戦でも1度負けてしまっているし、読み合いの試合だったと思うんですけれども、私は彼女と場数も違うし、くぐり抜けてきた修羅場の数も全然違うから。そこが1番、愛実と違うところだと思ってます」
 ━━PURE-Jは2年目に入るが。
 「いいスタートを切ることができたと思いますし、鋼と矢子が挑戦に名乗り出てきて、このベルトに挑戦したいという人と私はタイトルマッチをやっていって価値を高めていくだけだと思っているので。2年目は私が顔となって、今まで通りチャンピオンとして団体を引っ張っていきたいと思っています」
 ━━ボリショイの引退発表について。
 「私はJWPに入団してから、その時から思うのはやっぱり先輩をしっかり送り出さなければいけないっていう…(涙)。“その時が来たな”っていうことだけです。ちょっと今、泣いてしまったけど全然…寂しいとかはあるけど、ボリショイさんが不安にならないように、しっかり見届けたいし超満員の中で引退させたい、送り出したいと思ってます。“私がいるから大丈夫”っていうのをボリショイさんにわかってもらえるように、私自身もっともっと強くなっていきたいと思っています。プロレス以外の仕事の面もボリショイさんのフォローもしていきたいし、たくさんお世話になってきたので。次からの大会、ボリショイさんの引退ロードになると思うんですけれども、闘える時はしっかり悔いないように大事に闘いたいと思っています」

 ━━ボリショイを挑戦者として迎えたい気持ちは?
 「ベルトを巻きたいと思う選手とやりたいので、ボリショイさんの気持ち次第だと思うんですけれども。やっぱり引退する選手にベルトを懸けるっていうのは、今のところ私は考えてないし。気持ち同士のタイトルマッチだと私は思っているので。とりあえず矢子と鋼、どっちが上がってくるかっていうのを私は楽しみに待ちたいと思っています」
 ━━中島がボリショイと闘ってドローだったが、中島に対する気持ちに変わりはない?
 「ないですね、別に。もともとこの1周年の大会に彼女は必要ないと思っているし。今でも“なんでだろう”っていう思いはあるけど、私は彼女と違うのは協調性があるので」
 ━━今日の新コスチュームについて。
 「PURE-Jといったらレインボーかなと思ったので。PURE-Jのベルトを巻いてるからこそ『PURE-Jは私、私がPURE-J』と思ってるので。その色と、今年は破天荒にやっていきたいので、とんでもないコスチュームにしてやろうと思ったら、こういうコスチュームになりました」
 ━━肉体改造について。
 「14kg落ちて57kgです。まだまだ途中過程で、これからも体も見た目も変えてどんどん強くなっていきたいと思っています」


★勝愛実
 「なんて言うんですかね…もうすべて出し切っての、この結果でしたので…今までと気持ちが違うというか。負けたことが悔しいことには変わりはありません。ですが清々しいというか、すべては出し切っての結果だったので。自分の弱さを認めざるとえないというか、ある意味スカッとしてます」
 ━━足りなかった部分を挙げるとしたら?
 「最後、自分のペースの持っていけたと思うんですけど…フィニッシュまでの流れがもう一押しできたら、もうちょっと違った結果が見えてたのかなと、改めて冷静になったら思いますね」
 ━━1年を振り返って。
 「この1年は早いようで濃密だったような…だけど、あっという間にこの日を迎えて。旗揚げ戦は堀田祐美子選手とのシングルでしたが、あれからもう1年経つんだなっていう気持ちですね。今日は1周年興行ということでたくさんの方に足を運んで頂けたと思うので、これからはそういった看板もなく後楽園を満員にしていきたいって思っていますし、その満員の中で自分がド真ん中に立っていないといけないなっていうのは、今日改めてホントに思いました」
 ━━ボリショイの引退について。
 「選手をやっていれば、いつか終わりの時が来るのはしょうがないことですけども…自分のお母さん的存在でもあって、デビュー当初からプロレスの基礎も、上下関係の厳しさもすべて教えて頂きました。正直言って寂しいですけども、寂しいって言ってるだけじゃボリショイさんもね、もう時間ないですし。安心して引退することもできないでしょうから。残り時間で自分がどこまで這い上がっていけるのかっていうのを、ボリショイさんとシングルして自分が勝って、引退ロードを歩んでいってほしいと思います」


Viewing all articles
Browse latest Browse all 11127

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>