横浜文体でのビッグマッチを3週間後に控えるアイスリボン。第1試合ではトトロさつきがダイビング・セントーンでジュリアに勝利すると、「オマエは一生私には勝たれへん」とマイク。ジュリアは「オマエが1番ムカつくんだよ」と言い返す。続いて朝陽の挑発も受けたジュリアは、文体で2人との対戦を訴えて藤本が了承した。第3試合ではつくしが7年ぶりにアジャ・コングと一騎打ち。ドロップキックの連打で奇襲を仕掛けたつくしだが、アジャは容赦ない攻撃の数々で圧倒すると、垂直落下式ブレーンバスターからダイビング・エルボーで3カウントを奪取。ダウンするつくしを見下ろすアジャは、「このリングでもう1回、一からやるって決めて上がってきたんだろ? 何があったか、そんなことはどうでもいいんだ。オマエがもう1回帰ってくるって決めた時から、こいつら(観客)全員、テメエがもっともっともっと上る姿見たくて来てんだよ!(会場から拍手) 初めて当たったクソ生意気な中学生が今じゃ立派な大人になって、考え方まで大人になりました? そういうの、やってねぇんだよ。今日オレに本当の意味で体ごとつぶされたよな? つぶされたって張った根っこは変わんねえだろ? だったら『つくし』の名に恥じないように、すくすく(×3)伸びやがれ! 誰もが似ても焼いても食えないぐらい伸び上がって来い!」とエールを贈る。
セミファイナルは松本都&真琴が世羅りさ&藤田あかねに快勝。あかねは真琴に8・26文体にオファーしタッグパートナーに勧誘するが、対戦カードを聞いた真琴は「私には向いてないです大丈夫です、間に合ってます」とタッグ結成を拒否し、あかねはパートナーは決まらずじまい。メインイベントは6人タッグマッチで藤本つかさと雪妃真矢が文体の前哨戦。30分時間切れに終わると、マイクを持った藤本は雪妃に対し「大丈夫? 夏バテしてませんか? (立ち上がっている)この姿見て。これがICE×∞チャンピオンですけど。今日で確信しました。私、防衛します!“10周年っていう舞台だからこそ、つっかは後輩に譲るんじゃないかな?”と思ってる人、いますよね!? 大丈夫。全然1ミリも思ってませんから! 安心してください。私、防衛します!」と勝利宣言。雪妃は「私、人をダマすのは得意なので。ダメージで死にそうです私、今…。26日をお楽しみに」と煙(けむ)に巻くと、「誰もつっかさんが譲る人だなんて思ってないですよね? 譲らないつっかさんだから、私は挑戦するって決めたんです」と返答した。
『アイスリボン両国KFCホール大会』
◆8月5日(日)東京・両国KFCホール(12:00)
観衆295人
▼15分1本勝負
星いぶき&●ジュリア(9分45秒/フォーリング・トトロ→片エビ固め)トトロさつき○&朝陽
▼20分1本勝負
柊くるみ&○松屋うの(9分54秒/スクールボーイ)テキーラ沙弥●&桃野美桜
▼30分1本勝負
●つくし(10分28秒/ダイビング・エルボードロップ→体固め)アジャ・コング○
▼20分1本勝負
世羅りさ&●藤田あかね(9分46秒/雁之助クラッチ)松本都&真琴○
▼30分1本勝負
△藤本つかさ&弓李&尾崎妹加(時間切れ引き分け)雪妃真矢△&星ハム子&宮城もち
★つくしのコメント
「悔しいです…。もっとできると思ったんですけど、やっぱり自分の今の気持ちって、リングで闘う姿とかにモロ出てしまうんだなって…改めて思いました。悔しいです。メッチャ。初めて対戦した時よりも何もできてなくて、こうやってアジャさんが目をかけてくださってるのに全然応えられなくて…ホントに変わるべきなんだなって。このアジャさんのマイクを頂いて、これからどう自分が変わっていくかを見て頂きたいです。つくしのように根っこから強く、どんどん上がっていかなきゃいけないなって。アジャさんのマイクを聞いて改めて思いました」
━━前回のシングル戦に比べれば善戦とも言えるが。
「自分がガンガン向かっていく時間のほうが長かったと思うんですよ。でも、それとは逆に今日はずっと、やられっぱ(なし)だったし。気持ちが最後の最後は持たなかったなっていう。自力で返したけど全然それは覚えてなくて、自分からフォールを取りに行くっていう気持ちが最後らへんは消えてしまっていて返すしかなくて…っていうのが前とは違うかなって思いました」
━━文体での柊くるみ戦に向けて。
「今まで何度苦しいことがあっても立ち直ってきたので、別に気持ちが下がったわけではなくて。アジャさんと対戦させて頂いて、すごい自分にとってプラスになったし。垂直落下(式ブレーンバスター)も覚えてないんですけど返してたし、自信につながるところはあったので…。文体は大丈夫です! ホントにアジャさんの体でつぶされたなっていう…ホント、アジャさんのマイク通りだなって思いました」