ディアナ恒例のホームマッチ。第1試合では男子選手と闘っていくシリーズを青野敬子から継承した(?)ジャガー横田が、がばいじいちゃんとシングル対決。腰の痛みに負けずパワーボムで高々と持ち上げるじいちゃんだったが、ジャガーがウラカンラナで切り返して3カウントを奪う。引退まで残り3ヶ月の青野はJWP退団後、初めてとなるコマンドボリショイと対戦。ロープ渡りに挑戦するなど意欲的なファイトを見せると、試合後はマイクを持ち「自分どうしてもやりたくて指名させて頂きました。JWPの時代はホンットに迷惑かけて…いろんなことありましたけど、その時があるから今があると思ってます。こうやって7~8年ぶりに当たれてホントに嬉しいです。ありがとうございました!」と感謝を述べる。ボリショイは「青ちゃん、今日は指名してくれてどうもありがとう。今日集まってる方で知ってる方は一部だと思うんですけど、青ちゃんはJWP女子プロレス時代、一緒に団体を支えて頑張ってくれました。途中で道は離れてしまったけども、それでもいつも気になってたし心配してたし、ディアナで頑張ってる姿をいつも遠くから見てました。(観客に向かって)引退ロードもいろんな試合がこれから組まれてくると思いますが、ひと試合でも多く見て頂いて青野敬子というプロレスラーの生き様を目に焼きつけてください」とエールを贈る。
メインイベントは井上京子&橋本千紘 vs 伊藤薫&Sareee。京子とSareeeはタイトルマッチ前の最後の前哨戦、Sareeeと橋本は2週間ぶりに早くも再会となる豪華カード。一進一退のまま京子と伊藤に勝負が預けられると、Sareeeと橋本が場外にいる間に京子が伊藤を丸め込み王者の面目を保った。Sareeeの眼前にベルトを見せつけてガッツポーズを作る京子に対し、Sareeeは右手を差し出し握手を要求。少し時間をおいて2人が握手をかわすと、会場から拍手が沸き起こった。
『第六回 25”D”ホームマッチ』
◆7月14日(土)神奈川・ディアナ道場 25”D”スタジオ(17:00)
観衆未発表
▼青野敬子を引き継ぐ、ジャガー横田の男はつらいよシリーズ第二弾・20分1本勝負
○ジャガー横田(6分9秒/ウラカンラナ)がばいじいちゃん●
▼青野敬子引退ロード~第二弾・20分1本勝負
●青野敬子(12分52秒/ストレッチプラム・改)コマンドボリショイ○
▼20分1本勝負
○井上京子&橋本千紘(16分13秒/横入り式エビ固め)伊藤薫●&Sareee
★橋本千紘のコメント
━━ディアナの3人の中での試合だったが。
「わりかし自分に違和感は全然なく、いつも通り闘えたかなと思うんですけど。初対戦の伊藤選手はすごい刺激的というか、またアジャ・コング選手とは違った大きさでやりがいというか、なんか“おぉっ!!”って燃えるものもありましたし、Sareee選手もやっぱり“何回闘っても熱い闘いができるな”って」
━━3回目の参戦になるディアナについて。
「ホントに昔からの女子プロレスっていう感じがあって、自分も女子プロレスを見て“女子プロレスラーになりたい”と思ったので、自分の好きなプロレスがあるなっていうのを感じますね。もともと見ていたのはGAEA JAPANなんですけど、最近になってからサムライさんの『全女クラシックス』とか、そういうのをたくさん見てます」
▼小学生のディアナ練習生・ナナミがあいさつ。この日から始まったキッズレスリング教室(講師は成國晶子さん)に参加した感想を話す。
▼試合後のトークショーは司会:伊藤、ゲスト:ジャガーという珍しい組み合わせ。王者論を語るジャガーがSareeeにエールを贈るひと幕も。