初の世志琥プロデュース大会は世志琥によるミニライブからスタート。メドレーで数曲を歌い踊った世志琥は、試合開始前から早くもやりきった表情に。長身選手4人がそろった第1試合は野崎渚が沙恵を絞めあげて快勝。第2試合は初のハイスピードマッチ挑戦となる世志琥が小林香萌、桃野美桜と対戦。2人がかりの攻撃に劣勢となった世志琥がレフェリーの南月たいように助けを求めると、南月が世志琥と結託してサポート。世志琥が後方回転エビ固めから桃野を押さえ込んで試合を決めた。
セミファイナルは中島安里紗&大畠美咲 vs 朱崇花&笹村あやめ。タッグワークが懸念された中島と大畠は試合前から先発で言い争いになると、互いを攻撃したり、コーナーに控えている時に対戦相手に声援を送るなどチームとして機能せず。他団体初参戦のK-DOJO・笹村は、憧れの中島との対戦に果敢にエルボーを打ち込んでいく。大畠の裏拳のアシストから中島が笹村にジャーマン、続いてのドラゴン・スープレックスで3カウント奪った。
メインイベントは世志琥&山下りな&藤本つかさ vs 高橋奈七永&加藤園子&水波綾の6人タッグマッチ。20分を超える熱戦は世志琥と奈七永に勝負が預けられる形となり、藤本のビーナスシュートから奈七永がスライディングDを叩き込むと、最後はインプラントで世志琥を仕留めた。マイクを持った奈七永はシードリングの初代タッグ王座を共に目指すパートナーとして水波を指名するが、水波は大畠とのアビリバがあるためとして拒否。続いて指名した加藤もMK4を理由に辞退してしまう。3人目の藤本は中島とのベストフレンズを気にしながらも奈七永とのタッグを承諾すると、これに中島が激怒し「もう組まない」と藤本に言い放つ。次回7・6新木場大会では奈七永&藤本と、中島&パートナーXが対戦。その勝者がタッグトーナメントで優勝している『BORDERLESS』世志琥&山下と初代王座を争うことになった。
『SHINKIBA 4th Night!~世志琥・初プロデュース大会~』
◆6月8日(金)東京・新木場1st RING(19:00)
観衆301人(超満員)
▼20分1本勝負
赤井沙希&●沙恵(13分15秒/ドルミル→レフェリーストップ)真琴&野崎渚○
▼ハイスピード3WAYマッチ~うちに敵うヤツがいたら出てこいや~・20分1本勝負
○世志琥(11分52秒/ローリング世志琥) 桃野美桜●
※もう1人は小林香萌。
▼20分1本勝負
○中島安里紗&大畠美咲(13分25秒/ドラゴン・スープレックス・ホールド)朱崇花&笹村あやめ●
▼30分1本勝負
●世志琥&山下りな&藤本つかさ(23分20秒/インプラント→エビ固め)高橋奈七永○&加藤園子&水波綾