OZアカデミーの後楽園大会。Alex Leeと安納サオリのシングル対決は、それぞれセコンドに付いた尾崎魔弓と堀田祐美子が一触即発。尾崎のチェーンを持っての裏拳によるアシストがAlexに誤爆すると、すかさず丸め込んだ安納が3カウントを奪った。試合中にムチを奪って振り回す安納の姿に感心した尾崎は正危軍に勧誘。断られると「私はしつこいからな」と今後も付け狙うことを通告する。希月あおいの加入により0月までの期間限定で『MK5』となったMK4からAKINO&希月&小林香萌がトリオで出陣。“超獣”アジャ・コング、“怪獣”松本浩代、“珍獣”米山香織のユニットとの6人タッグ戦は米山が希月を仕留めて快勝。試合後、アジャら3人のユニット名が『獣友(ケモトモ)』に正式決定したことが発表された。1対1で対峙した倉垣翼と堀田祐美子は肉弾戦で真っ向勝負。丸め込みを狙う倉垣を上から押しつぶしてフォールを奪った堀田は髪の色や長さ、コスチュームもそっくりな倉垣とのタッグ結成をアピールした。
セミファイナルはずっとチャンピオンでいるため防衛戦をやらないことを宣言していた尾崎魔弓&雪妃魔矢が、加藤園子&関口翔を迎え撃つタッグ選手権試合。コスチュームを新調して初めてのタイトルマッチに挑む関口だったが、ポリスやアレックスの介入に苦しめられると場外戦で額を割られてしまう。雪妃のトラースキックからテキーラ・サンライズにつないで勝利した尾崎は、自身で認定証を読み上げて勝ち誇った。メインイベントは世志琥の持つOZアカデミー無差別級王座に、志田光が満を持しての挑戦。2か月前には足首の骨折で欠場を強いられた志田に世志琥は容赦ない足攻めを見せるが、ここで負けられない志田はファルコンアローから魂のスリーカウントで粘る世志琥を振り切り、ついにOZアカデミーの頂点に立った。
試合後、尾崎が志田への挑戦希望者を募ると、12人もの選手たちがリング上に集結。各選手にくじを引かせて6人ずつの2チームに分けた尾崎は、7・8新宿で尾崎、アジャ、米山、松本、安納、関口によるシングルマッチ3試合。7・29横浜大さん橋で加藤、AKINO、倉垣、希月、小林、Alexによるシングルマッチ3試合。勝利した6人が8・19名古屋国際会議場でラストウーマンスタンディング・6人タッグマッチを行なうことを通達。そこで最後に残った選手が、9・17横浜文体で志田に挑戦することが決定した。
『~六月無礼~』
◆6月3日(日)東京・後楽園ホール(12:00)
観衆723人
▼20分1本勝負
●Alex Lee(8分28秒/ポテリング)安納サオリ○
▼30分1本勝負
AKINO&小林香萌&●希月あおい(9分11秒/ダイビング千豚♪→片エビ固め)アジャ・コング&米山香織○&松本浩代
▼30分1本勝負
●倉垣翼(6分11秒/エビ固めを押しつぶす→エビ固め)堀田祐美子○
▼OZアカデミー認定タッグ選手権試合・30分1本勝負
○尾崎魔弓&雪妃魔矢(20分23秒/テキーラ・サンライズ)加藤園子&関口翔●
※第27代王者組が初防衛に成功。
▼~The Wizard of OZ~OZアカデミー認定無差別級選手権試合・60分1本勝負
●世志琥(19分46秒/魂のスリーカウント→片エビ固め)志田光○
※世志琥が5度目の防衛に失敗、志田が第22代王者となる。