★ベストフレンズ
中島「ありがとうございました。楽しかったです」
藤本「どうですか? 久しぶりにボリショイさんと対戦して…?」
中島「いやまだ全然…私がなんで今日このカードを組んだか? っていったら自分のプロデュースすることになったきっかけっていうのがやっぱり(脳しんとうによる)欠場だったわけで。欠場して有り余るこのパワーを“プロデュースにつなげてください”ってなったんだけど、その欠場があったからこそやりたいことはどんどんやっていかなきゃ…私、元気だったのに欠場したんですよ。脳がどうのこうので。元気でもできないことがあるっていうことにビックリして今回“自分のプロレス人生に大事な3人との試合”っていうふうに組んだんですけど、メチャクチャ楽しかったしプロレスの奥深さを改めて感じました。楽しかったけどまだまだ、なんか自分が悔しい部分があったりとかしたので。さらにこの先、どんどん新しい闘いが広がっていくなって思うと楽しみです」
藤本「この状況が2年前の私と似てるなと思ってて、私も2年前に横浜文体で自分の師(さくらえみ)と闘った時の隣りが安里紗だったので。私は今日、安里紗の弱い部分を全力でフォローしようと思ってリングに立ちました」
中島「はい。やっぱり持つべきものは親友だなと思いました。最後…今日1番悔しいのは締めなんですけど」
藤本「締め…?(苦笑) なんか今日の最後の締めで…まだまだ隣りにいないとなと感じました」
中島「そうですね。足りないものは誰かが補ってくれるので、こうやってタッグチームって出来ていくんだなと思いました」
藤本「これでボリショイさんと終わりなのかな? と思いきや…」
中島「なんか意外と好戦的というかウェルカムな感じだったんで…私はいつでもどこでも、鋼が来たけど相手が誰だろうがやってやりますし、逆に“(PURE-Jの)リング上がっていいんだな”みたいな感じでしたけど」
藤本「“またぐな!”ってファンもいると思うけど…。その時、私はいないけど大丈夫?」
中島「え? 大丈夫だよ! やってやりますよ」
━━タッグトーナメント出場について。
中島「急造チームには負ける気がしないんで…。やっぱりベストフレンズですよ。プレッシャーは感じない。優勝できますもん」
藤本「ウチらのためのタッグトーナメント」
中島「(合計キャリア)21年っていうハンパな数字も、まさにウチらのためだなって思います」
藤本「ありがたいですね」
中島「優勝します」
★コマンドボリショイ
━━久々に中島と対戦してみて。
「…相変わらず自己中で生意気な奴です。そんなに“強くなったな”っていうのは…シングルで闘っても私のほうが勝つ自信あります」
━━5・5PURE-J板橋大会への参戦を呼びかけたが?
「私たちがどういう気持ちで中島を送り出したか? まったくもって人の気持ちを考えるような奴じゃないので。まず、亀アリーナにあの子が初めて来て“試合は見なくても強いのはわかってるんで”っていうことを彼女は言ったんですけど、進化してるのは中島だけじゃなくて私自身もさらに進化を続けてるので。現実をしっかり見てほしいなと思って後楽園に呼んで。そしてお客さんの反応も含めて、中島安里紗を送り出していった人たちの前でアイツがどんな試合をするのか? 私も興味深いし、奴にそういう度胸があるんだったら自分のプロデュースする大会に呼んでやろうと思いました。今日はもう(リングに)上がる前からその気持ちで来ました」
━━鋼が突っかかっていったが。
「もう、みんなプライド持ってるんですよ、PURE-Jでやってきて。“JWPのまんまではダメだ。JWPよりもどんどん進化していこう”ってみんな頑張ってるところで中島が退団していったこと。おもしろくないと思ってる選手はたくさんいて、もう2度と会いたくないと思ってる選手もいて…。今の安里紗には見えてないかもしれないけど、安里紗はかつて自分がデビューした団体(AtoZ)をある日突然、興行休止・解散という選択に迫られて、まだ新人だった彼女は先輩に捨てられたと思って。そしてフリーでやってきた中で私と出会ってJWPに入ってやってきて、彼女は少しでも“自分が捨てられた”という思いを持って、あの時トップだった堀田選手に食ってかかっていった。その気持ちは安里紗は忘れてないと思うし、鋼は同じ気持ちだと思うし。やっぱりJWPの象徴であった中島安里紗は強くてカッコ良くて、厳しいけどもついていけば私たちは強くなれると信じてやってきた。ある日突然“JWPのベルトは1番じゃない”とか、“私はもっと強くなる”とか勝手に旅立って行った。そしてまた今、目の前に現れて好き放題なこと言ってる…。これを何も響かない奴はいないと思うんです。矢子もそう。ただ鋼のほうが一歩先に行動に出てしまったので、今回は5月5日は鋼vs中島安里紗。私は実現させます」
★高橋奈七永
━━今日の大会について。
「中島安里紗プロデュース大会ということで、いつもとはちょっと違った雰囲気の大会にはなったかと思いますし中島のつらぬく姿勢…自分の思いをあそこまでつらぬける強さっていうものも、なかなか持てない時代だと思いますので。見てる方の何かしらのきっかけになればいいんじゃないかなと…。プロレスってそういうものだと思うので。見てる方に何かしらのパワーを届けられるっていうのが最高の部分だと思うので」
━━タッグトーナメントの概要など。
「5~6チームを予定しておりまして、今日ベストフレンズが…飽きてる人もいると思うし“もういいんじゃないかな?”と思ってた部分もあるんですけど。苦しみながらも中島が勝利を取ったのもあるし、親友という心のつながりがあるみたいなんで。キャリアさっぴいて…これは認めざるをえないかなって部分もあり。世志琥&山下組。あとは誰が名乗りを上げてくれるのか? 赤井選手も興味があるって言ってましたし、シードリングならではの熱いタッグトーナメントができればいいなと思ってます」
━━中島とPURE-Jの開戦について。
「世志琥の相手(パートナー)をXにしといて“自分の思いは通じてる”と言って…結局通じてはなかったんですけど、ボリショイ選手を動かしちゃいましたからね。そのへんは会社としては“好きにやって”というか…。彼女のやりたいことなのであれば、決して後ろ向きなことじゃなければ、どんどんやればいいと思いますし。世志琥とボリショイ選手が隣りに立ってるのは私からしたら違和感でしかなかったんですけど。こういう小さな炎なのか大きな炎なのか、今はまだ見えない部分もありますけど燃やしていかないといけないし。シードリングならではの熱さで…。PURE-Jに行くんだったら全部燃やし尽くすぐらいの覚悟で行ってきて欲しいです」