後楽園でのビッグマッチを1週間後に控えての板橋大会。第1試合ではデビュー前の最後のエキシビションマッチとなる道江まりがライディーン鋼と対戦。果敢にタックルを打ち込んでいく。『P-Ray-L』コマンドボリショイ&Leonは、さくらえみ&我闘雲舞の新人・紺乃美鶴とタッグ王座の前哨戦。ボリショイの619からLeonがマッド・スプラッシュで紺乃を仕留めると、2人はコスチューム姿のまま藤ヶ崎矢子のセコンドにつく。先に入場した矢子がマイクで「さくらえみより可愛い“X”、出てこいや!」と呼び込むと、さくらえみの入場テーマ曲が鳴り響き、マスクウーマンの『さくらえみW』が登場。ヤコリーヌクラッチをキックアウトしたWはラ・マヒストラルで3カウントを奪い、さくらと2人で両手を上げた。
★第3試合後のマイク
ボリショイ「オイオイ、どういうことなんだよ! 私オマエのことさんざん“嫌いだから私の前に現れるな”って言ってんだろ? なんで増殖してんだよ! なんでさくらえみが2人になってんだよ!? (Wに向かって)オマエ、さくらえみか?」
W「はい! さくらえみです!」
ボリショイ「オマエもさくらえみみたいに性格悪いのか?」
W「私は…さくえらえみさんみたいに性格は悪くありません! あんなに悪い人はいません!」
ボリショイ「オマエもさくらえみみたいに生意気なのか?」
W「私はさくらえみみたいに生意気ではありません!」
さくら「オ~ホッホッホッホ! ボリショイさん、記者会見の時に言いましたね。私のことを“苦手”だとか“迷惑をかける”とか“5メートル以内に近づくな”とか。今“嫌い”とまで言いましたね? 私は…! 傷つきましたよ~? すごく悲しかったですよ~?」
ボリショイ「心にもないこと言うんじゃねぇよ」
さくら「(会場の)皆さんも私に対して思うこと、いろいろあるでしょう。でも…! 私のことは嫌いになっても、さくらえみのことは嫌いにならないでください!! 4月15日、ボリショイ&Leonの持つそのベルトに挑戦するのはさくらえみ&さくらえみWだ~っ!!」
W「ボリショイさん! 私はボリショイキッドの時代から大好きでした! ボリショイさんと試合できてすごい光栄です! PURE-Jに入りたいぐらいです!」
さくら「私もボリショイさんのことがだ~い好きですよ♪(ボリショイコールをあおる)」
ボリショイ「帰れ! 最悪!!(リング上でうなだれる)悪夢だよ!」
Leon「“X”でも“W”でも、やってやるよ! ボリショイさん、ボッコボコにしてやりましょ?」
ボリショイ「…お客さんの見たいカードが、私のやりたいカードです! もうとことん…さくらえみにうなされるかもしれないけど、あと1週間…絶対防衛します! ちょっと死語だけど(Leonに)ギャフンと言わせてやろうぜ! 『P-Ray-L』の応援よろしくお願いします!」
セミファイナルはKAZUKIと勝愛実のシングル対決。開始早々から勝がラリアット、イナズマバスターと速攻で仕留めにかかると、KAZUKIは場外戦でペースを取り戻す。20分を超える熱戦は勝が雪崩式のオレンジ☆ブロッサムからスープレックスの連発で制し、翌週の浜田文子戦に向けて弾みをつけた。メインイベントは中森華子&ライディーン鋼vs希月あおい&真琴。最後の前哨戦に中森と希月は激しい頭突きを応酬するなどヒートアップ。2人の猛攻に大ピンチを迎えた希月だったが、逆打ちからコーナー最上段に登ると、きりもみ式のボディープレス『ムーンホープ・プレッシャー』で鋼から3カウントを奪い、希月と舌戦を繰り広げた中森は、「12月の後楽園大会から4ヶ月、私は本当に気持ちもすべて何億倍も強くなりました。前回の王者より今の私が本当に本当に強いんだってこと、そしてPURE-J背負ってプロレスやってるってことを皆さんに見て頂きたいです」と必勝を誓った。
★メインイベント後のマイク
希月「中森華子! 私にはこんな技があるんだよ! “この技で取る”って言ったらわかっちゃうからあんまり言いたくないけれども…フリーになってからこの必殺技で私はずっと勝ってきました。だから正直こんなに攻め込まれて、まだまだ未熟だと思ってる。けれども! ベルトに挑戦権をゲットしたのはこの私、希月あおいです。だからオマエの腰から絶対にベルトを横取ってやるからな!! セミファイナルは(さくら)えみさんがベルトを獲って、私が無差別のベルトを獲って、PURE-Jごと乗っ取ってやるって本気で言ってんだよ!! だからなぁ、私が遊び半分でマイクやってると思ってんなよ? もっともっと本気を見せてやるよ!! 私が勝って絶対にPURE-Jコール起こしてやるから。PURE-J♪ PURE-J♪…」
中森「ざけんなよテメエ! 私はな命かけてやってんだよ!」
希月&さくら「PURE-J♪ PURE-J♪」
中森「後楽園、オマエの笑顔全部消してやるよ!」
希月「絶対消されないからな! PURE-J♪ PURE-J♪」
中森「(希月が引き上げると)あのうるさい口も私が黙らせてやります。私が初防衛するところ、必ず見に来てください!」
『レインボーシリーズ 9』
◆4月8日(日)東京・板橋グリーンホール(17:30)
観衆114人
▼エキシビションマッチ・5分間
ライディーン鋼(0-0)道江まり
▼Road to KOURAKUEN前哨戦 スペシャルタッグマッチ・20分1本勝負
コマンドボリショイ&○Leon(10分23秒/マッド・スプラッシュ→片エビ固め)さくらえみ&紺乃美鶴●
▼ビジュアルハンター矢子の仁義なき戦い・30分1本勝負
●藤ヶ崎矢子(9分15秒/ラ・マヒストラル)さくらえみW○
▼ピュアバトル・30分1本勝負
●KAZUKI(20分17秒/オレンジ☆ブロッサム)勝愛実○
▼Road to KOURAKUEN前哨戦 スペシャルタッグマッチ・30分1本勝負
中森華子&●ライディーン鋼(20分10秒/ムーンホープ・プレッシャー→体固め)希月あおい○&真琴