プロレス初使用となる北千住の東京芸術センター・ホワイトスタジオ大会。アクトレスガールズ・清水ひかりを迎え撃つ中森華子は、清水のキックを受け切るとフィッシャーマンズ・スープレックスからシャイニング・ウィザードにつないで快勝。『WANTED☆ウォーリアーズ』KAZUKI&ライディーン鋼と勝愛実&沙紀の一戦は、激しいぶつかり合いで会場を沸かせると、最後はWANTEDが予告していた合体技。鋼の両肩の上に立ったKAZUKIが、そこからニードロップを投下する『太陽の塔』で勝から3カウントを奪う。デビュー18周年を迎えたLeonはコマンドボリショイとの2カウントフォールマッチ。これまでよりさらに深化した裏の裏を狙う攻防の末、走り込んできたボリショイをキャッチしたLeonがキャチュードバスターで勝利を飾った。マイクを持ったLeonは、「この記念試合、相手はボリショイさんしかいないと思ってたし、今日闘えて本当に嬉しいです。私は今日でより絆が深まったと思ってるので、絶対に防衛しましょう!」と4・15後楽園でのタッグ王座防衛を誓い、ボリショイ握手を交わした。
セミファイナルはビジュアルハンター・藤ヶ崎矢子がさくらえみと対戦。大会前からツイッター上での舌戦を経て迎えた一戦は、矢子がさくらのペースを乱すことができないままラ・マヒストラルにやぶれてしまう。試合後、さくらは「まずはお礼を言いたいと思います。ありがとう。私は23年間プロレスをやってましたが、今まで気づかなかったことがあります。それを矢子ちゃんが教えてくれました…。さくらえみはビジュアルファイターだ~~っ!! 気づかせてくれてありがとう!」。続いて4・15後楽園でのタッグ王座挑戦について「パートナーを決めてきました! でも、まだ教えません。その選手は次回板橋大会…4月8日に参戦が決定しております。矢子ちゃん、ヒントあげよっか? このヒントを出してしまうとみんなすぐにわかってしまうと思います。私のパートナーXは、さくらえみより可愛い選手で~~す!!」。矢子は「おい! オマエより可愛いヤツなんかいっぱいいるだろ! ホントに可愛いヤツなんだろうな!? 4月8日、ビジュアルハンターとして闘ってやるよ!」と受けて立つ。さくらは矢子のつけまつげをむしり取ると「取ったど~~っ!!」と勝ち誇り、怒った矢子が襲いかかった。
メインイベントのPURE-J純血6人タッグマッチはオレンジ☆ブロッサムからダイビングエルボーにつないだ勝がKAZUKIを仕留め、先ほどの借りを早くも返してみせた。試合後、ボリショイが練習生・道江まりのリングネームついて「4月15日から『マリ卍』(まりまんじ)になります! 気になるデビュー戦の相手は…藤ヶ崎矢子!」と発表。道江は「本日エキシビションをやりまして、本番と練習は全然違うので。もっともっと練習を積み重ねて、今日よりもいい試合を矢子さんとやりたいと思ってます!」と意気込みを語る。矢子はこの試合のほかに「ビジュアルハンターとしてどうしてもどうしてもやりたい相手が見つかったんですよ! 真琴さんを指名させてください!」と宣言。ボリショイから“お願い”として課された大阪大会のDVD5枚を即座に売り切り、試合が実現することになった。
『レインボーシリーズ 8』
◆3月25日(日)北千住・東京芸術センター内ホワイトスタジオ(13:00)
観衆115人
▼エキシビションマッチ・5分間
藤ヶ崎矢子(0-0)道江まり
▼20分1本勝負
○中森華子(9分14秒/シャイニング・ウィザード→片エビ固め)清水ひかり●
▼20分1本勝負
○KAZUKI&ライディーン鋼(17分49秒/太陽の塔→片エビ固め)勝愛実●&沙紀
▼Leon18周年記念試合~2カウントフォールマッチ・30分1本勝負
○Leon(11分7秒/キャプチュード・バスター→片エビ固め)コマンドボリショイ●
▼ビジュアルハンター矢子の仁義なき戦い・30分1本勝負
●藤ヶ崎矢子(10分22秒/ラ・マヒストラル)さくらえみ○
▼新会場進出記念!PURE-J純血6人タッグマッチ・30分1本勝負
中森華子&●KAZUKI&ライディーン鋼(15分12秒/ダイビング・エルボードロップ→片エビ固め)コマンドボリショイ&Leon&勝愛実○