ついに最終回を迎えた殿町におけるディアナの道場マッチ。最後の試合として行なわれることなったカードは、所属6選手による6人タッグマッチの3本勝負。本隊とクライシスによる混成トリオが実現し、とりわけSareeeはデビュー当時以来の対戦となる佐藤綾子との闘いで激しく火花を散らす。2本目は佐藤がドラゴン・スープレックスでSareeeをフォール。決勝の3本目は強烈なエルボーを撃ち込んでからの裏投げでSareeeが取り返し、26分に及ぶ闘いを制した。
マイクを持った京子は「今日はクライシスも正規軍もゴチャ混ぜで、この道場にサヨナラを告げるために6人タッグマッチをしました。自分は負けてしまいましたけども最後にSareeeが勝つって…“何かSareeeに流れがいってるのかな?”と、ちょっと悔しく感じます。皆様にお知らせがあります。次の移転先が決まりました! こっちに引っ越してきて6年ぐらいになるんですけども、せっかく産業大使や1日警察署長とかいろいろやらせて頂いて、まだまだ川崎に恩返しができてないので…次回も川崎で道場を構えることにしました!(会場から拍手)場所は日進町(にっしんちょう)。駅から徒歩で5分ぐらいで川崎駅から乗り換えなしで行けるので、今より便利な所なのかもしれません。この近所の方はちょっと離れてしまいますけど、そちらのほうにぜひ遊びに来てください」とあいさつ。
続いて各選手が1人ずつ現道場での思い出を語る中、Sareeeはクライシスなのにまだリング内に残っていた佐藤に対し、「なんでここにいんの? 中途半端なことするなら辞めちまえよ」と言い放つ。佐藤は「オマエに言われたくねぇよ。1年前の後楽園ホールで出ていきやがって、帰ってきて…なんだよ、オマエこそ!」と応戦。Sareeeも退かず「6年ぶりに帰って来て“ディアナ背負ってます”? たったの半年間で? 中途半端な気持ちなら辞めちまえ! 辞めさせてやるよ。ジャガー横田に“Sareeeのライバルにならせる”とか。人に言われてライバルってできるわけ? オマエほどカッコ悪いヤツいないから! “負けたくない”って気持ちがあって初めてライバルじゃないんですか? 闘ってから言えっつうの!」と2人がつかみ合いに。先輩選手たちに止められると、Sareeeは「道場は終わりましたけど新たなドラマ始まりましたね。あと京子さんのベルト狙ってるんで。3月11日(板橋)、まず自分が勝って挑戦表明したいと思います。(客席に向かって)道場変わりますけどSareeeがいるんでディアナ大丈夫なんで、ついてきてください!」と笑顔で締めた。
『ホームマッチ14~さよならホームマッチ~』
◆2月24日(土)神奈川・Kawasaki Axe Ring(17:00)
観衆100人(満員)
▼さよならホームマッチ スペシャル6人タッグマッチ・60分3本勝負
井上京子&青野敬子&佐藤綾子(1-2)ジャガー横田&伊藤薫&Sareee
[1]●青野(15分37秒/ファルコンアローを切り返す→エビ固め)ジャガー○
[2]○佐藤(23分13秒/ドラゴン・スープレックス・ホールド)Sareee●
[3]●佐藤(26分27秒/裏投げ→片エビ固め)Sareee○
※試合タイムは通算