平日にもかかわらず札止めを記録したセンダイガールズのホーム・宮城野区大会。入場式では佐藤亜海が「今日もガムシャラに闘って勝ちに行きたいと思います」とあいさつすると、続いてカサンドラ宮城が「クソヤローども！ 宮城といえば仙台、仙台といえば羽生結弦…選手が金メダル取ったじゃねぇか！ おめでとう！」と祝福。仙台ＰＩＴへの初進出とＴＶの恋人募集企画をＰＲし、「カサンドラ宮城様の忠実なしもべ、生贄になりたいヤツは、ふるってご応募しやがれ！」と言い放った。
第１試合では愛海が木村花を相手に防戦一方となるも、丸め込みの連続で奮起。しかし狙いすました正面跳びのドロップキックで花の完勝に。佐藤はさくらえみとのシングル対決。以前に佐藤が試合中に鼻血を出したことを知ったさくらは、鼻をつまむなどして苦しめると最後は変形のロメロ・スペシャルでギブアップを奪う。橋本千尋と桃野美桜の初対決は、桃野が序盤から橋本をバカにする立ち振る舞いを見せると、持ち前の粘りで会場を驚かせるが、橋本が豪快なラリアットから変形の水車落としにつないで３カウントを奪取。試合後は橋本が手を差し出して握手を求めるが、桃野はその手を叩いて拒否した。
セミファイナルはＤＡＳＨ・チサコと白姫美叶の一騎打ち。白姫はリングネームを賭けての闘いが決まりながらも首の負傷で延期されたが、今大会で実現することになった。場外戦で白姫の足に攻撃を集中したチサコだが、負けられない白姫は気迫あふれるファイトで食い下がり、チサコの攻撃をことごとくキックアウト。ハイキックを連発して追い込む場面も見られたが、チサコのホルモン・スプラッシュが炸裂。カウント２で白姫を引きずり起したチサコは、ダメ押しの１発でとどめを刺した。マイクを持ったチサコは白姫を痛烈に批判し、白姫はリングネームを返上して本名で出直すことになった。
★セミファイナル後のマイクチサコ「もう終わりなの？ 頑張ったけどさ、全然まだまだだわ。期待してたのに…す～ごいショック！ こんなんで木村花倒せんのオマエ？ ホント、ナメてるな。仙女の先輩の壁、メッチャ厚いしメチャメチャ高いよ。こんなんじゃ全然ダメだなオマエ！ しょっぱ！」
白姫「自分が１番悔しいんですよ!! …けど…このままじゃ終われないんですよ」
チサコ「いつ終わんだよ、オマエの挑戦」
白姫「何度だって立ち向かうんだよ!! でも、私にだって意地もある。白姫美叶…名前、返上します！ 言われた通り、自分にだって意地がある。言われ続けたままじゃ終われないんですよ」
チサコ「オマエ、“言われたから”って名前返上すんの？ ホントカッコ悪いなオマエ。どこまでクズなの!? チャンスいつまでもあると思ってんじゃねぇぞ！」
（チサコが襲いかかりセンコンドが制止）
チサコ「名前返上したからってよ、それで済むと思うなよコラ！ わかってんのか？」
メインイベントは里村明衣子＆ＫＡＯＲＵとカサンドラ宮城＆ハイジ・カトリーナのタッグ対決。ハイジのラリアットがカサンドラに誤爆するとＫＡＯＲＵがエクスカリバーでマットに突き刺し勝利まであと一歩に迫るも、里村のハイキックを身をかがめて誤爆を誘ったカサンドラは、すかさず丸め込んでＫＡＯＲＵにフォール勝ち。勝ち誇るカサンドラは「白姫ばっか相手してねぇで、こっちも相手してくれてもいいんじゃねえの？」とアピール。３・１１新宿ＦＡＣＥ大会で『ライオット・クラウン』チサコ＆ＫＡＯＲＵのタッグ王座に、カサンドラ＆チサコが挑戦することが決定した。
『仙台大会』
◆２月２２日（木）宮城野区文化センター（１９：００）
観衆２９５人（超満員札止め）
▼１０分１本勝負
●愛海（９分８秒／ドロップキック→エビ固め）木村花○
▼１５分１本勝負
●佐藤亜海（１０分２７秒／変形吊り天井固め）さくらえみ○
▼１５分１本勝負
○橋本千紘（１１分４１秒／変形水車落とし→片エビ固め）桃野美桜●
▼２０分１本勝負
○ＤＡＳＨ・チサコ（１７分３１秒／ホルモン・スプラッシュ→片エビ固め）白姫美叶●
▼３０分１本勝負
里村明衣子＆●ＫＡＯＲＵ（１２分４９秒／横入り式エビ固め）カサンドラ宮城○＆ハイジ・カトリーナ
