5ヶ月ぶりのPURE-J大阪大会は、JWP時代から通算すると2年3ヶ月ぶりとなるアゼリア大正で開催。入場式では中森華子の音頭による「がんばろうJ!!(ジェイ)」のかけ声でスタートすると、第1試合ではKAZUKIが不思議なアイテムを持参するなどつかみどころのないめぃりぃに苦戦を強いられるも、コーナー最上段からのニードロップできっちり勝利。3度目のシングル対決となる藤ヶ崎矢子と青木いつ希は、矢子がダブルリスト・アームサルトの連発から旋回式のダイビング・ボディープレスで今回も快勝した。『RED SOUL』Leon&高瀬みゆきはライディーン鋼&救世忍者乱丸と対戦。試合中に高瀬とLeonが「空前絶後の~っ!!」と叫ばされるなど乱丸の一人舞台となるが、Leonが鋼を丸め込んで3カウントを奪取。初対決だった高瀬を気に入ったと見られる乱丸は2人で一緒に手を上げて会場の笑いを誘う。セミファイナルのPURE-J純血6人タッグマッチは18分を超える長丁場となり、勝愛実がオレンジ☆ブロッサムで矢子を仕留めてみせた。
メインイベントは昨年12月の後楽園大会で無差別級のベルトと長い髪を失った中森が、DASH・チサコとリターンマッチ。場外戦でのイス攻撃で中森の額を割るなどアグレッシブなファイトで攻め立てるチサコだったが、もう負けられない中森はスタンディング式のシャイニング・ウィザードからチサコの背後を取ると、ストレッチボムのような形で叩きつける新技『破天荒』で3カウントを奪取。リベンジを果たした中森が次期挑戦者として希月あおいの名前を挙げると、セミファイナルのPURE-J対決で勝利している勝が待ったをかけた。
★メインイベント後のマイク
中森「チサコ! これがPURE-J魂だよ。でも…今日終えたからといって、私たちはまだまだだから。オマエがいる限り、オマエがリングに上がり続ける限り! 私はオマエと何度だってやってやるよ」
(中森が右手を差し出すが、チサコは握手を拒否)
チサコ「今『何度でもやり続ける』って言ったよな? 私は仙女の看板背負って闘い続けます。オマエはPURE-Jの看板を背負って…もっともっと強くなって、またやりましょうよ。ねぇ、お客さん?(会場から拍手) だから、まだオマエとは絶対握手しない」
中森「楽しみにしてるよ、また会えるのを。今日ベルトを獲り返しましたが、次の相手はもう決めています。4月15日の後楽園大会、やりたい選手がいます。それは…希月あおい! 私は希月あおいと…」
(勝がリングに上がりマイクを奪う)
勝「てっきり次の挑戦者は、私を指名してくれるものだとばかり思ってた」
中森「希月あおいだよ」
勝「セミ(PURE-J純血の6人タッグ戦)で勝った者がベルトに近づけると思ってた。なのに今のオマエの中は希月あおいでいっぱいなのか? 次の挑戦者は今、目の前にいるだろうがよ! よそ見ばっかりしてんじゃねぇよ!」
中森「いいよ、いつでもやってやるよ。私をこのベルトを巻きたいと思ってる選手とやりたいと思ってるから。オマエともいずれはやらなきゃいけないと思ってた。私はこの前、希月あおいと決着つかずに終わっていて、まだ勝ったことがなくて。でも来週、希月あおいとシングルやるんだよな? 私は強い選手とやりたい。だったら結果出せよ」
勝「言われなくても勝つよ!」
中森「結果出したらやってやるよ。(勝が退場すると客席に向かって)ベルトをなくしてから2ヶ月、私の中では本当に何年もの月日が流れたような気がします。本当に長かったです! だけど私はあの頃より本当に今、強い自分でいると思っています。だから私のチャンピオンロード、これからも見守っていてください。PURE-J、また大阪来ますので、応援よろしくお願いします!」
『レインボーシリーズ 4』
◆2月18日(日)大阪・アゼリア大正(13:00)
観衆184人
▼20分1本勝負
○KAZUKI(9分47秒/ダイビング・ニードロップ→片エビ固め)めぃりぃ●
▼20分1本勝負
○藤ヶ崎矢子(9分17秒/旋回式ダイビング・ボディープレス→片エビ固め)青木いつ希●
▼20分1本勝負
○Leon&高瀬みゆき(12分36秒/クラッチ・デ・ガオー)ライディーン鋼●&救世忍者乱丸
▼PURE-Jスペシャル6人タッグマッチ・30分1本勝負
コマンドボリショイ&Leon&●藤ヶ崎矢子(18分50秒/オレンジ☆ブロッサム)KAZUKI&勝愛実○&ライディーン鋼
▼PURE-J認定無差別級選手権・30分1本勝負
●DASH・チサコ(20分4秒/破天荒→体固め)中森華子○
※チサコが2度目の防衛に失敗、中森が第3代王者となる。
▼PURE-JとダイドードリンコとのPURE-DREAM募金をボリショイが手渡した。