今年初の板橋大会。ビジュアルハンター・藤ヶ崎矢子は、本間多恵の腕攻めに手こずりながらもダブルリスト・アームサルトの連発からダイビング・ボディープレス、最後はジャーマンでハントに成功。前週の王子大会ではタッグマッチで対戦したライディーン鋼と宮城もちが、この日はシングルマッチで激突。ラリアットからのライディーンボムで勝負ありかと思われたが、ピンチを凌いだもちが、ずんだ餅クラッチでフォール勝ち。勝愛実と桃野美桜の初対決は桃野がスピードを生かして先制するも、落ち着きを取り戻した勝が徐々に盛り返し、ダイビングエルボーからのイナズマバスターで快勝。セミファイナルはKAZUKIが希月あおいを迎え撃つも、KAZUKIの見せ場である「オー!」を先にやられるなど希月のペースに。KAZUKIの大技攻勢をことごとくクリアすると、丸め込みの応酬を制して3カウントを奪ってみせた。
メインイベントは『P-Ray-L』コマンドボリショイ&Leonの持つタッグ王座に、中森華子&安納サオリが挑戦。安納の立候補による急造タッグながら、開始早々にダブルのフロントキックから2人同時の場外弾を放つなど意欲的な攻めを見せる2人は、終盤にはLeonを追い込む場面も。しかし最後はボリショイのピコニー・スマッシュからLeonがキャプチュード・バスターで安納を仕留め、防衛回数を7に伸ばした。マイクを持ったLeonは、「Ray(※悪性脳腫瘍と闘病中)は私たちと一緒にずっと闘ってます。なので私たちはこのベルトを手放すわけにはいかないんです。もっともっと防衛して価値を高めていきます!」。続いてボリショイは「挑戦者募集してます! 私たち、挑戦者が現れるたびに強くなっていきます。キャリア問いません。ベテランから若手まで、このベルトが欲しいという選手。挑戦を受けたいと思います」と呼びかけると、次週の道場マッチで対戦の決まっている勝に対し、「2018年で私がもっとも楽しみにしている選手です。伸びてくる根をより強いものにするためにも、思い切りつぶしていきたいと思います。覚悟しとけよ!」と宣戦布告した。
『レインボーシリーズ 3』
◆1月28日(日)東京・板橋グリーンホール(13:00)
観衆156人
▼ビジュアルハンター矢子の仁義なき戦い・30分1本勝負
○藤ヶ崎矢子(11分42秒/ジャーマン・スープレックス・ホールド)本間多恵●
▼20分1本勝負
●ライディーン鋼(8分33秒/ずんだ餅クラッチ)宮城もち○
▼20分1本勝負
○勝愛実(10分28秒/イナズマバスター→エビ固め)桃野美桜●
▼スペシャルシングルマッチ・30分1本勝負
●KAZUKI(13分22秒/→横回転式エビ固め)希月あおい○
▼デイリースポーツ認定女子タッグ選手権試合・30分1本勝負
コマンドボリショイ&○Leon(19分1秒/キャプチュード・バスター→片エビ固め)中森華子&安納サオリ●
※第22代王者組が7度目の防衛に成功。