旗揚げ2年目を迎えたPURE-Jの2018年は『新春2DAYS亀アリーナフェスタ』と名付けられた道場2連戦からスタート。初日は入場無料のイベントで、入場式では各選手が今年1年に寄せる思いを一文字で表した書き初め色紙を披露。色紙に「夢」と書いたコマンドボリショイは、「PURE-J女子プロレスとして初めてのお正月を迎えることができました。この亀アリーナから夢をたくさん発信していけるように、そして自分自身の夢もたくさん叶えられるような、夢のような1年を過ごせるように頑張りたいと思います」とあいさつ。餅投げに続いてボリショイが作った亀アリーナソング『虹の出発点』が演奏されると、毎週水曜日に開催している女性限定のスポーツ教室の公開練習、トレーニング器具を使っての体験教室へ。最後にタッグマッチ1試合が行なわれた。
2日目は通常の道場マッチとして3試合。オープニングマッチは藤ヶ崎矢子が1年先輩のライディーン鋼をヤコリーヌ・クラッチで丸め込み3カウントを奪い、6日後に控える無差別王座挑戦に向けて弾みをつけた。KAZUKIと勝愛実は、場外に落ちるとサンドバックにパンチやキックを30発打ち込まなくてはいけない特殊ルールでシングル対決。互いに何度も場外に落とし合い、息を切らしながらパンチを打ち込むと、2人に巻き込まれたレフェリーのテッシー・スゴーも場外に転落。テッシーがリングに背を向けてパンチを打ち込んでいる間に、リング上では勝の関節技にKAZUKIがギブアップしたかのような場面がみられるが、レフェリー不在のため試合は続行。時間切れで試合が終わると、KAZUKIは「何回でもやってやるよ。オマエとやってると楽しいよ!」。勝は「よく言うよギブアップしたくせに! ここにいるみんなが証人だよ!」と舌戦を繰り広げる。
メインイベントではタッグ王者のボリショイ&Leonと、昨年のPURE-Jアワードの受賞者・中森華子と藤ヶ崎矢子によるタッグ対決。4人が入り乱れる攻防からLeonのスピアーの誤爆を誘った中森が、ボリショイを路上で丸め込んだ。マイクを持った中森は「今年は鬼のように勝って勝って勝って進みます! 皆さんに私の負ける姿は一切お見せしません」と力強く宣言。今後の道場マッチは2・4(日)に節分興行、2・11(日)は選手たちによるじゃんけん対決に勝利した中森のプロデュース興行となることが決定した。
『入場無料だよ!亀アリーナ』
◆1月7日(日)東京・PURE-J道場 亀アリーナ(13:00)
観衆未発表
▼亀アリーナタッグマッチ・10分1本勝負
△Leon&勝愛実(時間切れ引き分け)ライディーン鋼&藤ヶ崎矢子△
『第13回・亀アリーナマッチ』
◆1月8日(月・祝)東京・PURE-J道場 亀アリーナ(13:00)
観衆77人
▼15分1本勝負
●ライディーン鋼(9分23秒/ヤコリーヌ・クラッチ)藤ヶ崎矢子○
▼アウトサイドロッキールール・15分1本勝負
△KAZUKI(時間切れ引き分け)勝愛実△
※場外に落ちるとリングサイドのサンドバッグにパンチ、キックを30発以上打ち込まなければならない特別ルール。
▼30分1本勝負
●コマンドボリショイ&Leon(15分45秒/路上)中森華子○&藤ヶ崎矢子
★中森華子のコメント
「(新コスチュームについて)やっぱり髪も全部含めてのコスチュームだと思ってるので。ロングヘアとレースが私のプロレスラー像だったんですけど、髪がなくなってしまった今、あれは着れないし…。どうせ違うのを着るんだったら全然違うテイストにしようと思って、いろんなところを探し歩いて最終的に辿り着いたのが今日のコスチュームです。ベルトはなくなってしまったけどやっぱり強さは求めていきたいし、今年はいろんな“勝ち”にこだわっていきたい。今日の勝ちはすごい大きいと思ってます」
★藤ヶ崎矢子のコメント
「鋼さんに勝つのは2回目で、ちゃんとしたシングルで勝つのは初めてなので、新年がいい感じで始まったなって思います。この調子で14日のラゾーナも…ジュニア以外のベルトに1回も挑戦したことがないんですけど、中森さん以上にPURE-Jを背負って、今の自分の実力を全力でチサコさんにぶつけます!」