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Channel: 女子プロレスマガジン-Joshi Puroresu magazine-
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【結果】PURE-J12・17後楽園

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 『PURE-J元年』となる2017年最後の大一番。入場式では所属7選手がリングに上がり、中森華子が「私は今日、メインで初防衛戦です。必ずベルトも髪の毛も守り抜きますので、見ててください!」とあいさつ。客席にサインボールが投げ入れられた。第1試合は『ビジュアルハンター乱 de BUS(ランデブス)』藤ヶ崎矢子&雫有希が、希月あおい&万喜なつみと対戦。万喜のバックラッシュから希月が矢子を丸め込んで3カウントを奪いハントはならず返り討ちに。WANTED復活に懸けるライディーン鋼は久々にKAZUKIとタッグを結成。センダイガールズのタッグ戦線で浮上を狙う『ストロングスタイル・ラッシュ』白姫美叶&アレックス・リーを相手に、常に4人が試合権利を持つ2×2(ツー・バイ・ツー)ルールで激突。KAZUKIのデス・バイ・ロドリックからヨコスカ・カッターを決めた鋼が、最後はライディーンボムで白姫を下した。マイクを持った鋼は「よっしゃ勝ったぞーっ! 今日勝てたのはKAZUKIさんのおかげでもあり、皆さんの声援があったから勝てました! なのでWANTED復活しましょう!」とアピール。KAZUKIは「勝ったから復活? でも復活したからといって『WANTED’14』のままじゃダメなんだよ」と即答はせず、しかし「『WANTEDウォーリアー』として復活します! これからも応援よろしくお願いします!」と再結成を宣言した。




 AKINO&マリー・アパッチェという過去最強の挑戦者を迎えた『P-Ray-L』(プレイエル)コマンドボリショイ&Leon。アルシオン時代の同窓マッチは、ベテランならではのスピーディーかつテクニカルな闘いに。ボリショイのピコニー・スマッシュがAINOにヒットすると、腕を痛めながらも奮闘するマリーのラリアットがAKINOに誤爆。すかさずLeonが丸め込んで3カウントを奪い防衛に成功した。試合後、12月22日に完全引退するザ・グレート・カブキがJのリングに上がるのも最後ということで、これまでの感謝を込めてボリショイが花束を贈呈する。セミファイナルは大畠美咲の持つWAVEのシングル王座に勝愛実が挑戦。ロックアップからグラウンドでの静かな立ち上がり、そして徐々に激しさを増していくと、互いにバックハンドの張り手を応酬。最後は大畠のスカイブルー・スープレックスが火を噴きV4を達成した。



 メインイベントは中森華子とDASH・チサコによるPURE-J無差別級選手権&敗者髪切りマッチ。話題を集めるとともに物議をかもす髪切りマッチだが、同期対決とあって互いに負けられない意地が爆発し一進一退の激戦を展開。ツームストン・パイルドライバーを繰り出した中森はディスティニー・ハンマーを炸裂させると、チサコはフィッシャーマンバスターから、中森の必殺技・鎮魂歌ドライバーからホルモン・スプラッシュへ。その後は中森がうつぶせとなったチサコへのダイビング・ギロチン。コーナー上の中森を捕らえたチサコは雪崩式のスタナーで叩きつける。2発目の鎮魂歌ドライバーをキックアウトされた中森が彼岸花を狙うと、これを巧みに切り返したチサコが春丸で3カウントを奪取。PURE-Jの至宝が初防衛戦で流出するとともに、チサコは11年のキャリアで初のシングル王座を獲得した。


 リング上にブルーシートが敷かれると、客席から「かわいそう」という声を聞いたチサコは「私は華子と約束したんだよ。それを応援するのがファンだろ?」と異を唱えるファンを一喝。すると今度は半狂乱となった矢子が髪切りを止めに入り、「中森さんの髪切るなら私の髪を切れ!」と涙ながらにイスに座り込む。中森は「いいんだよ! 私が決めたんだよ!」と矢子をどかすと覚悟を決めて着席。チサコがためらいながらも最初に髪にハサミを入れると、続いて美容師がバリカンで長い髪を手際よく刈っていく。最後にマイクを持った中森は「ありがとうございました。私は今日ベルトも…髪の毛もなくなってしまいましたが、私たちはPURE-Jが強いということを…それは何一つなくしていません。私たちはこれから這い上がってやるからな! これからも私たちPURE-Jをよろしくお願いします!」と気丈に締めた。




『PURE-J CLIMAX 2017』
◆12月17日(日)東京・後楽園ホール(12:00)
観衆853人


▼ビジュアルハンター矢子の仁義なき戦い 番外編・20分1本勝負
 ●藤ヶ崎矢子&雫有希(10分43秒/横回転式エビ固め)希月あおい○&万喜なつみ
▼2×2変則タッグマッチ・20分1本勝負
 KAZUKI&○ライディーン鋼(8分17秒/ライディーンボム→エビ固め)白姫美叶●&アレックス・リー
※通常のプロレスルールに加え、試合権利は常に4人にある特別ルール。
▼デイリースポーツ認定女子タッグ選手権試合・30分1本勝負
 コマンドボリショイ&○Leon(22分37秒/クラッチ・デ・ガオー)AKINO●&マリー・アパッチェ
▼Regina de WAVE~WAVE認定シングル選手権試合・30分1本勝負
 ○大畠美咲(16分41秒/スカイブルー・スープレックス・ホールド)勝愛実●
※第7代王者が4度目の防衛に成功。
▼PURE-J認定無差別級選手権&敗者髪切りマッチ・時間無制限1本勝負
 ●中森華子(21分24秒/春丸)DASH・チサコ○
※中森が初防衛に失敗、チサコが第2代王者となる。































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