★中森華子
「悔しい。でも自分の言葉に責任を持たなきゃいけないし、私はいろんなことに関して覚悟を持ってやってきたつもりだけど、自分自身が髪の毛をなくすっていう覚悟はまったくできてなかったんで。これっぽっちも思ってなくて。本当に悔しい気持ちでいっぱいです。ベルトも髪の毛もなくしてしまったけど、私はこれから這い上がっていくしかないので。ここから死ぬ気で私が這い上がっていくところを見て頂きたいです。私は負けたけど背負ってる気持ちは変わらないし、これからも背負っていく。ベルトはなくなったけど、髪の毛も失ったけど、私はこれで終わりじゃないから。必ず次はチサコを倒す。またベルトだって獲り返しに行きます」
━━すぐにやりたい? それとも時期を見て?
「すぐにでもやりたい気持ちはあるけど、正直私はこの長い髪がないと私じゃないって思ってて…。もちろんこのコスチュームだって今日新しくしたけど、この髪じゃ着れないし…新しい中森華子でチサコからベルトを奪いに行きます」
★DASH・チサコ
「お客さんの中でも“かわいそう”っていう声があったけど、私は別にかわいそうだと思わないし、ファンの人にはかわいそうっていう気持ちはあるかもしれないけど、それをやっぱウチらに対しては失礼だと思います。だから私はあの時、ファンの人に言いましたけど。こんだけ懸けてやってる気持ちを…坊主とかではホントは決めたくなかったけど、髪とか賭けたくなかったけども。女としては屈辱的なことなので、初めちょっと(中森の髪を切るのを)ためらっちゃいましたけど…」
━━シングル王座は初戴冠になるが。
「普通に獲るよりかは、こうやって獲るほうが思い入れも強くなるし“もっともっとやってやる”っていう気持ちにはなるんじゃないですかね。これを見てPURE-Jの選手がどれだけ私に噛みついてくるか、それを私はもちろん受け止めますし、やってやりますよ。ここからだと思いますよ、華子も。噛みついてきた矢子も…。私はドンと構えて待ってるので“PURE-J、かかってきてください。待ってます”って気持ちですね」
★コマンドボリショイ&Leon
Leon「AKINOさん・マリーが強いのは1番私がよくわかってるし、あえてそこで挑戦者に指名したんですけど…やっぱり今までで1番苦しい防衛戦だったかなと思うんですけども、最後はきっちりAKINOさんから3カウントを取って防衛できたので、最高に嬉しいです」
ボリショイ「ホントに今回強敵…1発1発の重さもこれまでの防衛戦とは違った重みがあって…それ以上にLeonの“AKINO・マリーを倒したい”っていう気持ちがすごく伝わって。今までの防衛戦の中で1番心に残る…また、私たちの反省点も見えた防衛戦だったと思います」
━━今年1年ベルトを守り抜いたが、来年の目標は?
ボリショイ「このデイリースポーツのベルトが“女子プロ界一のベルトだ”って言われるように、私たちは防衛戦じゃなくても常にベストコンディション、ハイクオリティーのタッグチームでいけるようにしていくことが、女子プロレスのタッグの文化も盛り上げていけると思うし、女子プロレスを代表するタッグチームになっていけるように。いろんな選手と防衛戦をして、ベルトはかからなくても意味深い試合をどんどんやっていきたいと思います」
Leon「ボリショイさんも言われたんですけど、このベルトを女子プロ界の1番のベルトにするのと、タッグチームとしても女子プロ界で1番の…“タッグチームといえば『P-Ray-L』”って言われるようになっていきたいです」
━━Jのリングに上がるのは今日が最後だったが、PURE-Jへの期待などは?
カブキ「もう今日の試合もすごくいい試合でね、感動しました。やっぱりボリショイがダブルヌンチャク振って、継いでくれてることが嬉しいですね」
ボリショイ「ありがとうございます」
★勝愛実
「なんか、何か守るものがあるってことは無条件に強いなっていうのはすごい感じました。最終的にチャンピオンのほうが気持ちが上回っていたのかな? って。なんですけど、この試合で大きく差が開いているようには思わなかったです。やっぱり私がもうちょっと攻めていけば勝てたと思う。あとちょっと…大きく差が開いていたわけでもないし、これが逆に自分の自信につながったかなっていうのはあります。今日負けたからといって、ここであきらめるような女じゃないですよ、私は。何度でも挑戦させて頂きますよ!」