OZアカデミーで活躍するユニット『ミッションK4』(加藤園子、AKINO、花月、小林香萌)による初の主催興行。まずは4人がシングルマッチでそれぞれの“ミッション”にトライ。加藤園子は復帰2戦目の勝愛実に胸を貸し、AKINO指定のルールでLeonと対戦した花月はめまぐるしく変わる試合展開の中、Leonより先に1カウントを奪って勝利。小林は里村に玉砕した。鈴木みのるとの一騎打ちに臨んだAKINOは足関節技に悲鳴を上げさせられながら必死に食らいつくも、フランケンシュタイナーを狙って飛びついたところをふんばった鈴木は、空中でAKINOの体を持ち替えてゴッチ式パイルドライバーへ。マイクを持った鈴木は「このミッション、オマエにはちょっと荷が重すぎたな。もうちょっと修行してきなさい。オマエキャリア何年だ…? たかだか18年のクソガキじゃねぇかよ! もっと練習積んで、もっと修羅場くぐって…そしたらもう1回、俺んとこ来い。そのときはもっと本気で勝負してやる」。AKINOは「アニキ! ありがとうございました。(観客に向かって)見ての通りなんです。まだまだ頑張んなきゃいけないんです。そのために叩きつぶしてくれる相手が必要だったんです。これからまだまだ強くなりますよ!」とさらなる精進を誓った。
メインイベントではミッションK4と、頭文字に「K」がつく4選手との8人タッグ戦。ダメージの大きいAKINOがカットプレーに入るのが精一杯という不利な状況が続くも、AKINOとの連係から花月が関西を破る大金星。加藤は「それぞれのミッション、思い描いていた試合ができたと思います! 闘いの厳しさ、プロレスの厳しさを自分も今日、学べた気がします」とあいさつし、最後は出場選手たちがリングに上がり写真に収まった。
Mission K4興行
『~Mission 1~Open The Stage~』
◆4月15日(金)東京・新宿FACE(19:00)
観衆294人
▼30分1本勝負
加藤園子(10分13秒/クーロンズゲート→片エビ固め)勝愛実
▼30分1本勝負
花月(9分11秒/エビ固めを切り返す→片エビ固め)Leon
※AKINO指定の特別ルールとして、最初の3分は2カウントフォールルール、続いての3分は柔道の投げ技からの関節技&絞め技のみが有効となるオンリーギブアップルール、その後は1カウントフォールルール。
▼30分1本勝負
里村明衣子(9分57秒/デスバレーボム→片エビ固め)小林香萌
▼30分1本勝負
鈴木みのる(11分19秒/ゴッチ式パイルドライバー→体固め)AKINO
▼45分1本勝負
加藤園子&AKINO&○花月&小林香萌(21分4秒/AKINOのラ・マヒストラルの上から→ジャックナイフ固め)●ダイナマイト関西&木村響子&希月あおい&小波
★MK4のコメント
加藤「準備段階からというか、始まっていろいろ大変だったね」
AKINO「まぁ1回目なんで。今後、改善点はいっぱいあるんですけど…いろいろと変えていければいいかなと思います」
花月「楽しかったです。出し尽くした感がもうすごい…今ヘロヘロです。フルマラソン完走した気分です(苦笑)」
小林「なんかよくわかんないんですけど、ホッとしました(笑)」
加藤「途中いいの何発かもらって香萌もいい顔してたから。これで香萌の勉強点が見つかったんじゃないかなって」
AKINO「自分にとってはいい機会を頂いたと思ってるので。ホントまだ18年なんですよね。30周年迎える先輩方もいて、中堅なんだけどOZにいるとどうしても強いAKINOでいなきゃいけないというか。鈴木さんみたいな方とやるのは試練でしかないけど、でもそういう経験がないと“なにクソ”という気持ちと、もう1回燃え上がんないなっていうのが自分の中にあったので。今日もやっぱり“まだまだだな”って本気で思えたので。“練習しよう。強くなろう”って改めて思えました」
加藤「AKINOのあんな顔…ホント初めて見たぐらいかも(笑)」
花月「やられてるAKINOさん、初めて見たかもしれないですね」
AKINO「昔は自分だって強いわけじゃなく…。強くなってて当たり前なんですけど、もう1回原点以下に戻るじゃないけども。自分にとってホントにありがたい機会を頂いたので。練習しなきゃと思いながら甘えてる部分がすごいあったから“ホントにやらなきゃ!”と改めて思えたので。さらに自分は強くなりますよ」
加藤「一緒に練習してチームとしてやっていくっていうだけではなく、違う経験…興行ってこうやってみんなで力を合わせなきゃできない部分、違う意味での力の合わせ方だったりとか。結婚式なる前の男女と一緒ですよ。改めて絆としては深くなったんじゃないかと思います」